ビジネス向けSNSであるLinkedInを利用している人も増えているのではないでしょうか。
LinkedInは「ビジネス向け」と記載した通り、転職やビジネスの繋がりに特化したSNSです。
2016年にはMicrosoftに買収されて、知名度も上がったことでしょう。
LinkedInを利用してエンジニアの転職活動やキャリアップも十分に可能です。
ヘッドハンティングもあれば、企業側からのアプローチを受ける人もいます。
また、従来の転職エージェントなども転職についてヒアリングするために連絡を入れてくることもあります。
これまでは転職サイトや転職エージェントを使った転職活動が主流でしたが、こういったSNS経由のキャリアアップやキャリアチェンジも時代の進化と共に増えていくでしょう。
もちろん、全力で転職をしたいのであれば転職サイトやエージェントの方がまだ良いというのが現状です。
もし転職をすぐにでもしたい、転職を目的にしている方は以下も参考にして頂ければと思います。
そこで今回はLinkedInを使った転職やキャリアアップについてメリット・デメリットを紹介したいと思います。
SNSを敬遠しがちな人もいると思うので参考になればと思います。
早速紹介してまいります。
LinkedInを使った転職やキャリアアップ
メリット1、求人を出さない会社と接触が可能
LinkedInを利用していて、最大のメリットは求人広告を転職サイトなどには載せない会社と接触が出来る事です。
大手企業や外資有名企業は、そもそも転職サイトなどに求人を掲載しなくても入社したい人はたくさんいます。
そのため、広告費をかける必要がありません。
しかし、レベルの高い会社も相応の人材を確保したいのは間違いありません。
そこでLinkedInで採用活動をしている会社はダイレクトに連絡をしてくることがあります。
ここで重要なのが「ダイレクトリクルーティング」だということです。
ヘッドハンティングに近いのですが、引き抜きではなく選考に参加してみないかと言ったお誘いが多いでしょう。
転職や就職エージェントを経由しないダイレクトなアプローチは採用においても有利に進みます。
企業の採用担当からのダイレクトなアプローチはかなりのメリットだと言えます。
誰にでも連絡が来るわけではないので、ある意味選ばれた存在であると誇りを持っていいでしょう。
メリット2、予想外のキャリアアップになる
LinkedInやSNSを使ったキャリアアップは想定外の人も多いと思います。
なぜなら、前述した通りすぐにでも転職活動がしたい人は転職エージェントを使った方が早いからです。
逆に転職活動をせずにSNSを利用していて、良い話が貰えるのは予想外でしょう。
個人の業務経歴をどこまで評価するかは会社によって異なるので好印象な会社からは待遇も良くなります。
日本の転職市場の悪いところですが、転職する際に「年収が下がる」ケースが多々ある事です。
原因の多くは「賞与」が関係していますが、もし転職するなら多くの人は待遇が良くなることを希望するはずです。
SNSで直接声をかけるほど評価されている場合は待遇も向上しやすいです。
待遇を悪くするのを前提に、リクルーターが声をかけても採用に後ろ向きになるのは当然でしょう。
転職活動をしていない優秀な人をリクルートする前提ですので、待遇を良くして転職する気にさせるのは当然だと言ってもいいでしょう。
メリット3、採用までの展開が早い
LinkedInを経由した採用活動は展開が非常に早く便利です。
一般的な転職活動では、企業選定して志望動機を作成し、書類を応募して面接の日程を調整します。
場合によっては面接までにかなりの時間を消費します。
しかし、ダイレクトに連絡を貰う事で書類の通過も早く面接までの日程調整も非常に速いです。
企業側も採用に前向きで、選考を受けて欲しいため当然かもしれません。
志望動機も、先に声をかけてもらった事をきっかけにすればいいので無駄に悩む必要もありません。
普通の転職活動であれば、それなりに労力が必要ですがLinkedIn経由だと非常に楽な人もいたのではないでしょうか。
最近は書類をPDFで送るだけで問題ない会社も多くそういった会社の多くがSNSなどで採用活動をしています。
従来のような紙で書類を送る必要のある会社はどうしてもインターネットだけでの採用活動が困難です。
逆にSNSでダイレクトに採用活動が出来る会社は先進的な会社も多いのではないでしょうか。
デメリット
実績とキャリアが必要
LinkedIn経由で、ダイレクトにオファーを貰うには第三者が見てもあるい程度は輝かしい実績が必要です。
登録すれば誰しもが好待遇でオファーを貰えるわけではありません。
上位の資格、大規模案件の経験、立場なども必要です。
さらにエンジニアとしての採用であれば役職などよりも成果や実績の方が重要です。
中小企業で役職を持っていても、大手企業などで役職の無い高スキルエンジニアの方が評価が高いという事です。
しかしながら、役職採用も昨今は豊富なので肩書ある事にデメリットはありません。
仲介エージェントも多い
転職のオファーですが、キャリアアップではダイレクトリクルーティングで書きましたがやはり仲介業者からの連絡の方が多いです。
仲介業者やエージェントが悪い訳ではないのですが、通常の転職活動とあまり変わらないためLinkedInだからこその転職が実現するとは言い難いかもしれません。
転職エージェントからの誘いは話を聞いてみてから判断した方がいいでしょう。
ダイレクトオファーは前向きに考えてもいいと思いますが、仲介業者はどんな意図で自分に連絡したかを確認してからにしましょう。
ばら撒き型で色々な人に声をかけている場合は、あまりあなたの経歴を見ていないかもしれません。
使い方が難しい
LikedInの操作性が難しい訳ではないのですが、SNSとして利用する場合の使い方に困る人もいると思います。
実名+経歴を載せるので、簡単に言えば同じ会社の人や過去に所属した会社の人に見られる事もあるかもしれません。
また「転職しようとしている」と思われるケースもあるでしょう。
SNS疲れのように繋がりを持ちたくない人も多くいると思います。
登録しているだけでも「繋がりリクエスト」もあればFacebookのように「知り合いかも?」が出てきます。
基本的には詳細プロフィールを埋めて待っていればいいのですが、自分の経歴を見られたくない人は嫌な気持ちになるかもしれませんね。
最後に
LinkedInでのキャリアアップについて紹介してきました。
ビジネスに特化しているため人によってはキャリアアップのチャンスが多くあります。
しかし、デメリットに記載した通りある程度は実績が必要です。
逆に言えば誇れる実績や能力があれば有名大手からダイレクトに連絡があるでしょう。
時代の進化と一緒に、こういったSNSなどからも人生の機転が訪れるかもしれません。
Micorsoftのサービスとなった今、エンジニアなどの職種の人は登録しておいても損はないかもしれませんね。