Oracle Universityから今年も再受験無料キャンペーンのお知らせがありました!
これは非常に嬉しい情報です。
Oracle関連の資格は難易度もそうですが、受験料が高いです。
国家資格と比べると約6倍程度です。
しかし、システムエンジニアであれば資格を持つことでたくさんのメリットを享受できます。
私もOracle Master Goldの資格のおかげで転職を有利に進められました。
資格は転職で有利にならないという情報が多いですが、私はそうは思いません。
理由は以下の記事を参考にしてもらえればと思います。
そこで今回は再受験無料キャンペーンを利用して、このチャンスを活かした資格取得について書いていきます。
※2017年時点ですので、新しい情報が出たら再度記事を書きます。
今回は受験できる資格が多い
Expert系が受けやすい
3年連続で実施されている再受験無料キャンペーンですが、Oracle Plutinum関連は対象外となっています。
過去、再受験無料の試験範囲が定められていましたが、今回はPlutinum含めた8つの資格以外は再受験対象です。
Expert系に関してはめちゃくちゃ良い機会です。
12c RAC and Grid Infrastructure Administrationなんてどう対策したら良いかも分からず、情報が少ないので、1発目の試験で試験内容を確認することが出来ます。
基本的に、Expert系はGold所持もしくは対象の研修(RAC管理・クラスタウェアなど)を受講していることを条件としているので、Oracleの資格試験の中では上級試験になります。
経験が浅いデータベースエンジニアや新米エンジニアには難しいので、これらの試験を今回受けて合格するのは諦めた方が良いです。
ですが、チャレンジできる人はしてみる事をお勧めします。
そのような高いレベル感の資格がExpert系です。
なので、1発で受からなくても良いのは心理的にもかなり挑みやすいですね。
一気にGoldなら11gで受けよう
今からOracle Master Goldまで持っていくなら11gを受験する事で個人的には到達可能と思います。
11g試験に関しては、リリースされてから時間が経っているので対策が十分に可能です。
急がば回れという事で、Gold 12cは先にして11gでGoldまで上げてしまうのはありです。
むしろ、11g試験が受けられる今のうちにしか出来ません。
ご存知かもしれませんが、今は12cR2がすでにリリースされています。
さらに、海外向けには既にUpgrade 12c R1 to 12c R2試験があります。
つまり、12cのバージョンでもアップグレード試験が必要と言う事です。
この状態で11gが失効してしまうと、試験の対策の充実度で言えば、難易度が上がる12cで受験していく事になります。
もちろん本来はそちらの方が良いです。
知識的には合格するための知識を身につける事ではなく、問題に対して適切な手段を提示できる知識を身につける事が大切です。
しかし、かといって試験に落ちる事も時間やお金お浪費になります。
資格は合格する事に損はありませんよ。
11g試験に関しては、所謂白本でしっかり対策すれば十分合格できます。
Bronze
Bronzeに関しては、SQL+DBA試験の両方に合格する必要があります。
SQLの白本は、現在AmazonではKindle版しか購入できないようですので、12cで対策するのもOKだと思います。
12c版の書籍はこちら。
SQLに関しては、データベースのバージョンなどに依存しない知識のため、上位資格の書籍でも十分対応可能です。
人によっては、Gold試験よりBronze SQLの方が難しいと感じる事もあるので、SQLはしっかり対策しましょう。
Silver
Silver試験は、個人的には一番難しいと思います。
試験範囲が広く、Broze試験と似たような基礎知識も求められますが、試験自体の範囲が広いためある程度反復して学習し、模擬試験は90%以上取れるようになれば合格できると思います。
Gold
Gold試験は守秘義務があるため、書籍と実際の問題の類似点は思っている以上に無かったりします。
しかし、私は白本のみで合格しているので対策には十分有効と言えます。
バックアップ・リカバリ、フラッシュリカバリなどを中心に学習しつつ、Oracle固有の機能も知識として取り込みましょう。
データベース初心者・新米エンジニアも取得しよう
データベースの代表はやはりOracle
実際の業務でSQL ServerやPostgresなどを扱っている人も多いと思います。
しかし、今現在でもデータベースと言えばOracleというイメージが強いです。
Oracle Masterを取得することで、評価が変わる事もありますし、資格と言うのは有名なものの方が取得した効果があります。
無名の資格を取っても相手に伝わらなければ価値があるのは自己満足だけです。
個人的にですが、OracleDBってやはりすごい便利だと思います。
技術的な話で言えば、spoolで簡単にSQLの結果を出力で来たり、読み取り一貫性に関してはDBの整合性を保つ上では素晴らしい仕組みです。
製品そのものも、試験の費用も高いですが、それだけの価値があると思っています。
(Oracle信者と思われるでしょうが…)
データベースで資格を取りたいと思っていたらOracleお勧めします。
Bronzeはほぼ暗記でいける
先ほど書籍を紹介しましたが、Broze DBAに関してはしっかり暗記すれば合格できます。
私は白本のみで94%で実試験を合格しました。
白本ってほんとすごいなと思いました(笑)
SQLに関しては、アドバイスしにくいですが、私は当時開発をしていたので毎日SQLを書いていたことから、参考書なしで合格しました。(70%くらいでギリギリ)
なので、SQLに関しては実業務で使用している人は軽く対策する必要があります。
全くSQLが書けない人には少し難しいかもしれませんが、SQLを書いて結果を確認していく事をお勧めします。
特にdecode関数などは、SQL Serverなどでは使用できないので、OracleDBを扱っていないと知らない関数なので、白本で対策することをお勧めします。
SQLも決まりきった結果表示あるのでひたすら暗記していく事で十分合格できると思います。
こういった関数や結合、集計をしっかり覚えていれば、実試験のSQLの結果確認など対応していけるはずです。
最後に
私がOracleDBの経験が多いせいかOracle贔屓な事を書いてしまってはいますが、OracleDBの機能や素晴らしさは間違いなくあると思っています。
最近はもっぱらSQL Serverで開発していますが、Oracleの方が便利だと感じる場面が多いのがその理由です。
逆に、Insert文を大量に発行する場合は、SQL Serverの方が便利だったり、もちろんSQL Serverにも良い点があります。
それぞれのデータベースで良い点も悪い点もありますが、今回は再受験無料キャンペーンを存分に利用した方が良いと思ったので書いてみました。
受験を考えている人はぜひチャレンジしてみてください!