Oracle Masterの資格を名刺に入れる?入れない?IT関連資格で迷った時の基準

Oracle Masterを取得して名刺にロゴなどを入れたいなと思っている人もいると思います。

Oracleに限らずIT系の資格全般に言える事ではないかなと思います。

そこで、これまで100人以上の技術者と名刺交換してきた私の経験則と価値観から書いていきたいと思います。

参考にして頂ければと思います。

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会社がSIerの場合

プリセールスは入れても良い

名刺に資格を入れて相手にアピールするメリットがある場合はぜひ入れるべきだと思います。

ただ名刺に入れるだけでは、資格持ってるアピールをするだけでビジネスチャンスにはなりません。

プリセールスを行う場合は、扱う製品や業務の専門知識を持ったうえで提案している事を伝えるために、名刺に資格を入れることで効果はあると思います。

私は提案を受ける側なので、無資格よりCCIE持ちの相手の方が話しやすいです。

技術に疎い営業さんに来られても、課題を持ち帰ってもらうだけですからね。

営業職であっても、営業だけではなく技術知識も持ち合わせていた方が有利ではないでしょうか。

技術者は上位資格のみ

技術者の場合は、資格の有無、というより資格自体はあった方が良いのは間違いないのですが、中級まではあまり評価に値しません。

転職市場で資格が優位に働きはしますが、技術者同士の信頼関係は中級では無意味も同然です。

私が名刺交換した相手だと、PMPを入れている方々が多かったです。

Oracleでは、Expert RACとExpert Peformance Turninngはいましたが、SIerでDBA Goldを入れている人はいませんでした。

Oracleの例で言うと、Expert系は製品自体の知識が難しい事、簡単に対策、合格も出来ないので持っているとすごいなと思います。

Platinumは会ったことがないので分かりません。(名刺を交換しなかったです)

9iは何人もいますが今のPlatinumと同格とは思っていません。

古すぎる資格や、LPIC1、RHCSA、Oracle Bronze、CCNA程度の資格は入れると逆に素人に見えるので入れない方が良いと言えます。

逆に、競合入札条件に含まれてくるような上位資格は入れておいても悪くはないです。

最新技術は入れた方が良い

最新技術を用いた提案や構築業務を行う場合は、短期的ではありますが効果があると言えます。

唯一、低レベルな資格でも効果があります。

なぜなら、最新技術に常に詳しい顧客がいない事、最新の技術であれば資格そのものが出てきたばかりだからです。

出てきたばかりの資格の対策ほど難しい事はありません。

ですが、本当にその製品の知識を持ち合わせていれば合格できるはずです。

顧客が全く知らない新しい製品や技術を扱う場合、競合他社より一歩前に出るには資格が有効です。

昨今だとNutanixあたりはまだ資格取得者がそれほど多くは無いのではないでしょうか。

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SIer以外の場合

情報システム部門は入れた方が良い

IT系以外の会社でIT関連資格を持っている場合は、資格を入れた方が良いでしょう。

理由はいくつかありますが、個人的に1番だと思うのは、舐められない事だと思います。

ITに疎い会社は、技術的な観点での計画が甘い、というより理解できないため外部へ任せっきりになります。

きちんとした情シス部門であれば、上位資格を保有する人間はいます。

資格を持っていると、知識レベルを対外的に伝えられるので、相手も簡単な事を言えなくなります。

要はプレッシャーを与えられるのです。

SIerという業種で、システムトラブルがあった時に、隠ぺいしようとする事も多いのですが、そもそもトラブルが起きる確率を最大限下げるように設計させるプレッシャー与えれば良いのです。

対外的にけん制効果があるのであれば、個人的には入れて良いと思います。

私は顧客側なので逆の立場であれば、技術的な事で適当な事は言えないなと思います。

技術部隊ではないIT系の企業は入れなくていい

IT系と言ってもSIerだけがIT企業ではありません。

メーカーやソフトウェア開発など内販、外販している企業もIT製品を扱っています。

技術者はいるのですが、SIerを前面に出していない会社です。

あとはWeb関連ですね。

ITと言えばITなのですが、Webマーケティングでしょうかね。

この場合は、資格を取っても名刺に入れる必要はないと思います。

なぜならアピールにならないからです。

技術を売り物にしていない会社の人間が名刺に上位資格を入れても、相手からすると、知識がある人という認識しか与えられません。

一つの製品を売るときに、Oracle Platinumの人が売り込んでも無資格の人が売り込んでも値段も変わりません。

買ってくれる会社が増える事もあるかもしれませんが、Platinumの人間が売り込んでくる製品だから買います!なんて理由で買う会社はありません。

何なら、派遣契約でDBAやってくれた方がよっぽど生産性が上がるのでは、、、と私なら思います。

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まとめ

ちなみに私は何も名刺に入れていません。

理由は、入れても何の効果もないからです。

ただ、Oracleで仕事をするときはGold取得済みである事は伝えます。

伝えるのは物事を円滑に進めるためです。

相手も技術力を計る手間が省けますし、気になるところはGold範囲外で何が出来るかに減るでしょう。

あくまで個人的な意見ではありますが参考にして頂ければと思います。

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