IT関連の資格取得の意義について

資格試験を受ける事について基本的には意見が二つに分かれる事が多いのがIT系の資格です。

転職や就職に有利なのか不利なのか、という点では実務で十分実績のある人は「不要」と考えている事も多いです。

しかし、必ずしも資格が無意味であるというわけではありません。

むしろ、私は資格の恩恵を受けております。

また今回は、国家資格など特定の業務に従事するために必要な資格ではない技術資格に重点を置ていきたいと思います。

資格のあり方や取得の意義について個人的な意見を書いていたいと思います。

資格の有無もそうですが、学習していく姿が評価されるために必要な事でもあります。

それでは書いていきたいと思います。

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資格だけでは無意味は正解

実務に活きる資格を取得する事

資格だけあっても実務が出来なければ意味がない、と資格を取らずに仕事をしている人が言ったりする事がありますが、嫌味ではありますが真実だと思います。

新人であれば、資格を取得することで意欲を感じるため可能性を見てもらえますが、ある程度の経験があると実務経験のない資格を取ったところで信用はされません。

資格は体系的な学習ですので、実際の予期せぬトラブルに対して有効かと聞かれるとグレーです。

知識があれば、サポートなどとのやりとりの中の専門用語に苦労はしないかもしれませんが、ベンダーのコントロールや適切な判断が出来るか、というとNoだと思います。

短い期間であっても実務経験のある資格の取得であれば、逆にその短期間で資格を取るくらいの知識が身についたという証明になります。

実務+αの資格

実務ではメインではないが、知識があると優位に働く資格も良いでしょう。

技術であれば、VMwareを担当している場合に、Linuxの資格やWindows serverの資格を取る分には良いと思います。

実際は、これの知識を実務で使うと思うので、あくまで例ではありますが仮想環境にサーバOSが存在しているので仮想基盤を専門にしていても、主業務に近しい存在なので評価は上がると思います。

私個人は、現在ITストラテジストの学習を進めています。

これは、企画系の職種に要る事で、技術的な知識を経営戦略や推進に活かすためです。

プログラマがCCNAを取ってもあまり評価されませんし、ネットワーク担当者が簿記を取ってもそんなに評価は上がりません。

実務で近い分野の資格を取得することをお勧めします。

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資格の評価について

経験と資格を揃えて評価が上昇

私は今までインフラからコーディングまでフルスタック気味に経験してきた中で、Oracle Goldの取得で転職市場ではかなり優位になりました。

大手子会社のSIerなら大抵書類選考は通過、面接もスムーズに運びました。

明確に感じる違いは新卒の就職活動より全然通過率が高い事です。

選考がスムーズだと多くの時間を費やすので正直、当時はスケジュールに困りました。

今の時代では、例え新卒で失敗しても転職で理想の会社に入れるのだと実感します。

そして、それが技術という分野だからこそ、多少の経歴は関係なく純粋に高い技術を有する人が重宝されるのだと言えます。

つまり、資格取得に意味は絶対にあります

資格取っても実務が云々は、実務経験があればきちんと評価して貰えます。

資格が無い人と比べると、給与交渉も有利に進められますし経験だけでものを言うより信用があります。

よく分からない会社から営業されるより、ブランドのある会社から営業された方が心象は良いですよね。

特に採用担当者や人事担当者は技術に精通していないので、資格という証明書を提示すればより分かりやすいのです。

小難しい技術の話より、資格という証明書がある事で、転職や独立には有利でしょう。

自己投資にこそ意義がある

ITベンダーの試験は基本的に高額で、安い給与のうちは中々手を出しにくいです。

受験費を負担してくれる会社や、そうでない会社もありますが年収をアップを計るなら自己投資として取得する事を推奨します。

資格を取得して、受験費を負担してくれる会社などに転職する事でさらに上位の資格を取得して市場価値を上げていけます。

結果だけでみれば、最初の試験費なんて気にしないくらいの恩恵があったりします。

私もOracle Goldの研修費は会社に出してもらったので、30万程会社に投資してもらいました。

これは、紛れもなく過去の試験費を渋らずに受験してSilverまで取得していたからであって、自己投資の結果、Gold認定+会社が研修費負担+高額な研修を受けることが出来ました。

最安で15万程度の研修もあるのですが、どうしても受けてみたい研修があったので、会社に交渉した結果、高額な方で予算が取れました。

学習意欲が大事

実務でスペシャルであっても無資格な人はたくさんいます。

彼らは資格保持者に対して、やけに見下す傾向にあるのですが資格のあるなしと実務能力は別物なので、コンプレックスなのかもしれません。

15年間特定の分野で無資格で業務に従事してきた人と、3年間で資格取得した人では経験値が違いますし。

違いがあるのは学習する意欲だと思います。

個人的にこれが一番大事だと思っています。

どんな仕事でも必ず学習する必要があるので、常に資格試験など学習する習慣のある人は、無資格な人よりストイックで学習能力が高い傾向にあると思います。

同じ仕事をずっとやっていて、無資格な人は怠惰とは言いませんが、自分の能力を試験で試してみたい気持ちであったり、今までの経験を証明したい気持ちがないのかもしれません。

前述にもありますが、実績を説明するよりは資格という分かりやすい証明書があれば評価を得られやすいです。

評価する側の判断基準として、はっきり分かりますからね。

それに、学習意欲がある人間が嫌われることはほぼ無いので、資格があるだけでこの人は自己研鑽をしっかり出来る真面目な人間だなと思ってもらえますし、私もCCIEなど取得した人を見ると本当にすごいなと思います。

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まとめ

結論から言うと、実務あっての資格だという事です。

学習意欲についても、一番大事と思っていますが自分の職種に対して真摯に取り組むところが一番評価されやすいので、資格なら何でも良いわけではありませんし、取得するなら最大限活用できるようにしましょう。

Oracleの資格は、名刺に入れるか悩み中です。

このように名刺に資格を記載する事で、周囲にアピールすることも出来るので、何か1つでも強みになる資格を取っておくことをお勧めします。

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