就職活動や転職活動をしていると内定が複数頂けることがあります。
それ自体は、非常に良い事ですし嬉しい話です。
複数の企業から採用したいと評価された証でもあります。
しかし、やっかいなのが複数の内定が出たら出たで迷いが生じるんですよね。
しかも、優先度などが無い状態だと決めかねる状態が続きます。
言ってしまえば、自分では決められない状態です。
私も2回目の転職は有利に転職活動で来たおかげで複数の内定を頂きました。
がしかし、今回書こうとしているテーマと同じく転職先を決められない状態になりました。
悩んでも悩んでも答えが出ず時間ばかりが過ぎていきました。
ですが結局は転職しました。
そんな経験から、内定を承諾するかしないか悩んでいる、就職先を決められない人へアドバイスを書いていきたいと思います。
割り切り方について
どこに入社しても一緒だと思う
複数の内定で悩む最大の理由は、どこの会社が一番自分にとって良い選択かが分からなくなっているからです。
何か明確な基準があれば、決めやすいですが基準もない。
基準があっても入社してからでないと分からない事の方が多いなど、内定を貰えるのはありがたいのですが、いざ貰ってみると不安ばかりが増幅していきます。
なので、どこの会社も一緒だと思えばよいです。
上手く選別しようとするから、悩みになってしまいます。
優先順位がそもそも無いのであれば、どこの会社に入っても同じと割り切ってしまって良いと思います。
業務内容が全く違うような会社で複数の内定があっても、内定を貰えるまで転職活動をしたという事は、少なからず入社しても良いと思った会社だけが残っているはずです。
私はこの思考に近い形で承諾をしました。
悩み過ぎて辛いのが一番の悩みになっている状態では前に進めません。
という事で、憧れていた会社であったり、この会社で働いてみたい!と思える会社ではなく、迷いが生じる内定であれば、どこの会社に入っても考える事は同じです。
内定の回答期限もあるので、期限が来た内定先に決めてしまっても良いと思います。
複数の内定を得たことを誇りにする
転職活動と言ってもすべての人が複数の内定が得られるわけではありません。
人によっては一つの内定を得るのに、ものすごい時間と労力をかける必要もあります。
そんな中で、複数の内定が貰えるというのは非常に優れた人材と評価された事になります。
なので、ダメならまた転職活動をすれば良いと思えると思います。
複数の内定=他にも働ける会社がある
こういう事です。
適当に転職先を決めてしまってもまた転職活動すれば内定を貰える自信を持ちましょう。
短期間で辞めてしまえば、確かにデメリットもあります。
ですが、基本的には中途採用は即戦力が前提なので、実力があるからこそ内定が出やすいので、辞める理由さえあれば就職先が無い、といった状態にはなりません。
今すぐ定年まで働ける会社を見つける必要はないと思います。
複数の内定を貰った事を誇りにして、また転職すればいいと思ってなんとなくで転職先を決めてしまって良いと思います。
転職して後悔する事もあると思いますが、後悔なんて転職してからでないと分かりません。
後悔したくないから悩んでいると思いますが、今すぐ一番の会社を決める必要はありませんよ。
比較できるもので決めてしまう
決められないのは基準が無いからであり、自分の選択に自信がないから不安ばかり抱えてしまいます。
基準については抽象的なものから定量的なものもあります。
どうしても思いつかないのであれば、比較できるもので比較してみましょう。
まず、定量的に比較できる例として、以下の二つです。
- 社員数
- 売上高
社員数に関しては、純粋に会社の規模感を示す指標になります。
社員数が多いほど、大手に近しい会社です。
社員数が少なくても有名企業もありますが、今回は定量的に見るのでブランドは考慮しません。
売上に関しても、純利益がどの程度か把握するもの良いですが、売上高の方が簡単に比較できます。
細かく比較するのは、知識がないとエネルギーがいるので表面上の数字を見て比較するのも良いでしょう。
次に定性的な基準になります。
- 会社名
- ブランド力
まず、会社名が好きになれるかどうかです。
入社したら名刺交換などをすることになりますよね。
実際に、株式会社○○の○○です。
と頭の中で想像してみましょう。
また、会社名という名詞だけではなく、ブランド力も考えてみると良いと思います。
有名であれば、会社名自体に響きがなくてもブランド力だけで良い会社名に聞こえてきます。
ブランド力のない会社から複数内定を貰った場合は、定量的に考えることをおすすめします。
転職するのを辞める
迷っている時点で、転職をしない方が良いという事を言っている人は多くいますが、それもやはり正しいと思います。
転職先について迷っていても、転職後に迷いが完全に消えるかと言ったら消えないのが本音です。
入社してしまうと後に引けない訳です。
ここまでは割り切って決め切る書き方をしてきましたが、転職するのを辞めるという手段もある事を書きたいと思います。
悩む理由に今の会社を辞めることに関しても悩んでいるのであれば辞めない方が良いかもしれません。
転職には目的が必要です。
明確に転職した方が良い理由がないと、転職した後に自分自身に転職の正しさを証明する後付けの理由ばかり頭に浮かんできます。
実際、私は転職してからそんな感じがありました。
入社してからでないと後悔するかどうかは分かりません。
でも、今の会社を辞める理由が乏しいのであれば辞める必要はないと思います。
悩みが無くなり、100%転職する目的や、入りたい会社を定めてやり直すことも出来ます。
転職というのは、人生の全てを決めるわけでもありません。
悩むという事は目的や基準がハッキリしていないという事はここまで書いた通りで、割り切る事が出来ないのであれば一度、転職と言う選択を捨ててみても良いかもしれません。
極論で考える
現実な事を考えれば考えるほど不安が増していきますよね。
内定に限らずですが、物事を極論で考えてみると気分が楽になったりします。
極論と言うのは、どういうことかと言うと
どのこ会社に入っても死ぬわけじゃない
こういう事です。
どの選択肢にも不安があるし、考えてもきりがない事ばかりが頭を巡っている状態なので、極端に物事をポジティブに置き換えてしまって良いと思います。
実際に、事実ですしね。
複数の内定があるとき、辞退した会社には二度と入社出来ないかと言えば、そんなことはありません。
一部の企業では、応募に年数制限があったりしますが、可能性が0になるという事ではありません。
後悔しても死ぬわけじゃない
そう思えば、少しは選択する勇気が出てくると思います。
求人内容を見直した時にも、極端な捉え方をしてみると差別化が出来るかもしれません。
最後に
複数内定での内定ブルーはかなり辛いですよね。
自慢したい気持ちなんて一切なく、本当に毎日憂鬱で心が苦しいと思います。
実際、苦しかったですし、色々な人に相談しましたが、結局のところ決めるのは自分なわけです。
ですが、それだけ需要がある人材あるという証拠でもあります。
そこに関しては自信を持って良いと思いますし、ダメならまた転職、今の会社も良いと思っているなら一度転職を捨てるといった考え方をすれば楽かなと思います。