監視オペレーターを辞めたいならすぐに転職するべき。その理由3つ

IT業界で監視オペレーターとして働いている人も多いでしょう。

システムやネットワーク監視はシステムを正常に稼働させるためには必須な仕事です。

問題が発生したら内容によってはすぐに担当SEに連絡しないと大きなトラブルに発達することもあります。

しかし、この監視オペレーターの仕事は業務委託契約になっていることが多いです。

つまり、システムを所有している会社が外部に委託しております。

監視オペレーターの人も十分承知していることです。

逆を言えば、システムを持っている会社の正社員SEはしない仕事だと言えます。

また、今の時代そのまま監視オペレーターを続けるのも将来的にはメリットが少ないです。

将来的にということですので、今すぐ何か問題が起こるわけではありません。

しかし、先を見たら監視オペレーターを辞めてキャリアアップしておく方がいいと言えます。

今回はその理由を紹介します。

また、監視オペレーターから転職でステップアップする方法についても言及したいと思います。

監視オペレーターとして、仕事を続けることに疑問を抱いている人の参考になればと思います。

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監視オペレーターから転職するべき理由

AI・自動化が進んでいる領域

システムの運用保守監視については、今一番自動化が進んでいる領域です。

確かに人間がマニュアルベースで切り分けるよりも、システムでオートマチックに切り分けた方が正確でコストも安いのが実態です。

今、監視オペレーターが存在できる理由は以下になります。

  • 中小企業は自動化・AI化のコストが払えない
  • 技術的にまだ未熟
  • 人件費が安い

多くの監視保守を請け負う企業には、まだ自動化のためのコストを払う能力が無かったりします。

大手企業のコールセンターやデータセンターでの業務の一部は、既に自動化やAI化が始まっています。

技術が追いついたら確実に、中小企業よりも予算のある大手企業が自動化やAI化で仕事を奪ってくるでしょう。

また監視オペレーターの給料が高くないように人件費も安いので今すぐには無くなりません。

ですが、技術でその人件費すら必要なくなる可能性があります。

時代の進化を考えたら先はあまり長くない職種となっています。

技術力は低いまま

監視オペレーターは職業的には「SE」に分類されるかもしれませんが、本物のシステムエンジニアのようにシステムの設計構築を行うスキルはありません。

特定の監視製品や、監視対象のサーバOSやネットワークの知識が断片的にあるくらいでしょう。

データセンター常駐の監視保守員であれば、クラウドの技術からも遠ざかっているかもしれません。

IT業界は純粋に技術力の高い人ほど給料も高くなります。

若いうちは監視オペレーターでもいいですが、一定の年齢になったら早くステップアップすべきだと言えます。

今では新卒からPM業務やコンサル業務をやっている会社もあります。

そういった人たちの数年と、監視オペレーターの数年の経験では業界内での技術的信用当然ながらオペレーターの方が低いです。

IT業界で長く、そして一定の給料水準を得たいなら相応の技術力が必要です。

逆に言えば、技術力さえあれば転職だろうが独立だろうが自由自在にもなれます。

IT業界では知識や経験があって損は無く、高いレベルであれば尚更その恩恵が強く受けられます。

マニュアル対応しかできなくなる

運用監視業務に関しては、基本的には業務委託のためマニュアルベースです。

基本的な保守手引書などは顧客が作成して提供しているはずです。

つまり、オペレーターはアラートが発生しても形式的にマニュアルで対応しているだけでしょう。

実際にそのアラートがどんなものでどういった事象が発生しているか、イレギュラーな時ほど想像できないと思います。

逆にシステムエンジニアは、そこを切り分けて対応をしていきます。

つまり、オペレーターのままだとIT技術の世界ではあまり重宝出来る存在にはなりません。

マニュアル通りに対応できても、適切に事象を把握して対策を考えて、マニュアルを提供できる側にはなれないのです。

技術力は想定外のトラブルなどが発生した時に垣間見えることも多いのです。

技術力の高い人は、他の人では想像できない方法でトラブルをスムーズに完結させたりします。

マニュアルベースの知識しかない人では、スペシャルなエンジニアになるのは到底不可能です。

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転職してステップアップするには

得意な分野で挑戦

まず、監視オペレーターといっても得意な分野があると思います。

得意でなくても興味があったり、やってみたいと強く思う分野があればそこの上流工程で仕事が出来ないか探していきましょう。

サーバなのかネットワークなのか、またはJP1などの監視の実装に携わる運用設計でもステップになります。

ここでまず言えるのはクラウド系の設計構築にはいきなり行けないのでインフラ系の設計構築の職種を探しましょう。

オンプレのシステムは減っていきますが、オンプレとクラウドの連携や移行などインフラの知識が必要になる仕事はまだ多くあります。

今のうちにオンプレで基礎的な設計構築の業務経験を持っておくと、クラウド移行プロジェクトなどでクラウドの知識にも身についてきます。

得意な分野がない人はサーバの業務を探すことをお勧めします。

サーバの方がオンプレと仮想化、クラウド化の案件が多く、Windows Serverもあるので比較的初心者などでも挑戦しやすい領域です。

資格取得する

知識が乏しい人や、経験が足りない人は資格取得を積極的にするべきだと言えます。

逆に言えば、知識も経験も少ない人を評価するのに資格がないと転職でも採用理由にしにくいです。

確かに資格だけあっても無意味ですが、資格が無ければ評価も上がりません。

低いレベルの資格でも持っておいた方が無い人よりもいいでしょう。

なぜなら、あなたが採用担当者だった時に同じレベルの人が2人来て、片方は資格を持っていてもう片方が資格が無ければ、どちらを採用するでしょうか?

実務で資格以上の仕事が出来る人にとって資格は持っているだけでは意味が無くなる物なのです。

ネットワーク系なら最低限、CCENTか出来ればCCNAがあるといいでしょう。

サーバ系ならLinuxの方がお勧めです。

転職エージェント

転職するには転職エージェントが必須だと言えます。

転職エージェントを使うメリットをまず紹介しておきます。

  • 無料で支援が受けられる
  • 書類手続きを代行してくれる
  • 日程調整を代行してくれる
  • 面接のフィードバックを受けられる

これだけのメリットがあるので、今の仕事をしながら十分転職活動が出来ます。

仕事をしながらの転職活動はかなり労力もいるので、転職エージェントを使って効率的に進めた方がいいでしょう。

また、監視オペレーターは平日休みもあるので、転職活動は比較的しやすいです。

お勧めな転職エージェントはマイナビエージェントです。

まずマイナビエージェントはIT業界出身のキャリアコンサルタントが多いです。

そしてIT業界の転職にも強く、IT業界の転職を強く支援しています。

監視オペレーターもIT業界の仕事なので、ステップアップの相談をしてみるといいでしょう。

面談も無料なので、年齢や今までの監視運用経験から現実的にどういったキャリアを目指すべきか聞いてみると良いでしょう。

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最後に

監視オペレーターが辞めたいと思ったらすぐに転職するべき理由を紹介しました。

監視オペレーター自体は必要な仕事で、悪い仕事ではありません。

しかし、IT業界では最も自動化されて人員が削減されるのが見込まれる仕事でもあります。

エンジニアとしての技術力や、スキルアップもあまり望めません。

資格取得して意欲を示したり、少しでも得意な領域で上流工程の仕事が出来るようにキャリアチェンジを図っていくべきでしょう。

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