一回目の転職と二回目の転職の感想

私は20代で2回の転職を経験しております。

それぞれで理由が全然異なり、また状況も全然違いました。

その中で、当時苦悩や未だに抱えている気持ちを書いていきたいと思います。

正直、個人的な感情を書くことで私自身が満足したいだけですが、何かの参考になっていければと思っています。

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転職一回目はネガティブな転職

新卒で失敗

私は、新卒の就職で失敗しており、まず中途枠で最初の会社に入社しています。

当時は、第二新卒という言葉が出始めていたものの、とにかく短期での転職は非常に不利でした。

実際に、書類選考100社以上で、実際に面接できたのは15社程度です。

15社なら多くない?と思うかもしれませんが、そのすべてが大手でもないグレーな会社ややる気先行のベンチャー系でした。

最初の会社にも、新卒で会社に入れなかった以上は一番給料のマシな会社にしようと思って入社しているので、そもそもその会社に対してのモチベーション自体がありませんでした。

とにかく会社に行きたくなかった

毎日、鬱状態で会社に行っていたことを未だに覚えています。

まず、完全な下流工程でシフト勤務していたことも体に負荷をかけており、また職場の人間関係も最悪でした。

私は社会人1年目ですので、当然下っ端ですが、チームの他の経験値のあるメンバーはよほどの事がないと仕事をしませんでした。

新人だからという理由で、手が空いていてもすべて新人へ仕事を振るのです。

当然、新人の業務処理能力などたかが知れているので、パンクしてミスを重ねました。

周囲の人間はネットサーフィンしたりスマホ見ているのに、自分だけずっと仕事をして、ミスして自分を責める、この繰り返して精神的には1年たたずに限界を迎えました。

それでもプライドだけはあった

心も体もボロボロでしたが、プライドだけは残っていて当時は自分をとにかく信じて転職活動をしていました。

責任転嫁ではないですが、そもそもフォローも少ない、自分以外が仕事しない周囲の環境に対して、「こんな環境なら誰だって嫌になる」と思い、自分の本来の能力が引き出せないこの環境が悪いと思いました。

実際に、好きでシステムエンジニアを目指したわけではないですが、下流工程を3年やってその先に何がある?と思いましたし、プライドのおかげか理由もなく自分なら設計構築が出来る!と自信を持っていました。

その結果、上流が出来るのであればどこでも良いと思い、派遣会社へと転職することになりました。

つまり、一回目の転職は特別な入社理由もなくとにかく劣悪な環境から脱出する事だけが目的でした。

結果的には、転職後の最初の案件で詳細設計に入っているので、キャリアとしては大成功でした。

ちなみに転職後の最初の案件はこちら

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転職二回目は保守的な転職

大手に無縁と思い独立しようとしていた

未だに少し後悔しておりますが、派遣会社に入社した時点で、もう大手に入社する事なんかできないと思っていました。

そのため、基本的にはフリーランスとして会社にマージンを抜かれないよう自分でお金もすべて管理して生きていこうと思っていました。

簿記や税金、個人事業の書籍を買って勉強し、フリーランサーの集まりなどで情報収集もし、弁護士の知り合いなども作って準備だけは万全でした。

そこで、派遣会社に就職して3年弱、いざ独立しようとしたところ、某大手子会社からヘッドハンティングに近しいお誘いを頂きました。

ここで、一気に私の心が動いてしまいました。

元々、大手への入社を諦めていたからこそのフリーランスだったので、あれだけ決意していたのに、大手の福利厚生やブランド力に惹かれてしまったのです。

もう一度転職活動をしてみた

正直なところ、大手の子会社とはいえ、やはりまたもプライドがあるので、本体に対する憧れが捨てきれず、ヘッドハンティングされるだけの今の能力ならもっと上や入りたい会社に入れるのでないかと考えました。

そう思い、転職活動をすると、3年前とは全然違いました。

転職市場が活発なのもあり、大手のみに選考絞ったのに関わらず半分以上は通過して、内定も複数頂きました。

3年間やってきたことが間違ってなかった事を心から確信しました。

20代後半という年齢も好印象なため、即戦力+潜在能力を合わせて良い印象を得られていたような気がします。

ラストチャンスと感じた

今回の転職先は、業界大手で世間一般からすると無名企業かもしれません。

しかし、規模感や新卒の人気ランキングにも入りますので、それなりの会社であると思います。

今回は、情報システム部門で、これまでとは逆に外部のSIerやベンダ折衝するような企画・管理部門になります。

職種としては社内SEですので、案件に追われて消耗しているエンジニアが一番目指すポジションです。

そのため、やりたいやりたくないよりは、正社員で今しか入れないポジションではないかと思いました。

派遣であれば同じような職種に派遣できても、正社員ではないので稟議など予算回りの責任は取れませんが、正社員であればそういった経営的な側面での業務も当然あります。

私は、単なる技術者ではなく経営者に近い技術者になりたかったのです。

フリーランスでの仕事はたくさんありますし、いつでもチャレンジできますが、正社員でしか出来ない仕事を経験してからまた考えようと思いました。

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まとめ

結論から言うと、大手の安定性に負けてしまいました。

色々な人に相談しましたが、「私さんも結局人間だったね(笑)」と言われました。

普段の私はどのように見えていたのでしょう(笑)

確かに、独立に向けて技術だけにギラギラしていた頃より、心が優しくなったように思えます。

転職後の状況については、ある程度まとまったらまた書いていきたいと思います。

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