新卒で入社した会社を早期で退職し第二新卒として転職活動をしたところ想像以上に苦戦した人も多いのではないでしょうか。
基本的に苦戦するには理由があるので、一概に誰しもが苦しい思いをするとは限りません。
今では数年で退職し転職していく人も多い時代です。
しかしひと昔前では第二新卒という言葉もない時代でした。
そんな時代に早期退職して転職活動を実施したところ、当然の如く大苦戦を強いられた人も多いでしょう。
また、当時の転職市場と今の転職市場では考え方が違う所もあれば、実際としては似たようなこともあると思います。
少なくとも2018年現在と5年前では大きく状況が異なります。
現在のような売り手市場でも無く、就職や転職のサービスも今より限定的でした。
そんな状況で実際に100社も書類選考をするに至りました。
今ではそこまでしなくても容易に転職が出来ると思いますが当時苦戦した理由を紹介したいと思います。
今でも苦戦するところはあると思うので参考になればと思います。
書類選考100社。第二新卒で苦戦した理由
職種を変えたかったから
まず第二新卒としての転職活動に苦戦した理由の一つに「職種」があります。
当時は最初にIT系の企業に就職してオペレーターをやっていましたが、会社や社員、環境など含めてあまりにも劣悪だったため、「二度とIT業界で仕事をしたくない」と思っているところがありました。
そこでマーケティング系から経理など様々な内勤職へジョブチェンジしようと思いました。
職種を変えるとなると、転職では一般的ですが同職種で転職するより当然リスクがあります。
採用側にとっては未経験中途になるので誰でも採用できるわけではありません。
また、中途は少なからず新卒よりコストもかかるので、費用対効果が悪くなる可能性が高くなります。
そのため未経験でも採用してくれる会社が見つかるまで書類を応募する必要があります。
つまり、100社書類選考したので、上記が大きな理由です。
未経験でも転職しやすい職種であれば書類選考はここまで多く応募しなくてよいかもしれません。
私は営業やヘルプデスクは応募対象外にしていたので、この件数になりました。
勤続年数がNGな会社が多い
当時の私は既卒で就職した会社を退職しており、それも9ヶ月で退職を決意して転職活動をしていました。
基本的に大手系列は、書類選考で足切りされていました。
理由は当然、勤務年数の短さが多く占めていました。
既卒で1年ももたないのは信用が無くて当然です。
逆に新卒なら信用があるかと聞かれると分かりませんが、最終的に転職出来ているので関係は無いかもしれません。
日本の企業は勤続年数などから誠実さなどを判断するので短期での退職は不利になる会社もそこそこあります。
逆にやる気先行のベンチャー系企業や、人物重視の企業では書類選考が普通に通ります。
全て通るわけではないので、何度も書類選考を重ねることで最終的に100社へ応募することになりました。
当時はまだ既卒に厳しかった
本当に今の時代と違って既卒に対して視線が厳しい状況だったと思います。
先ほどから書いている通り、既卒が理由で大手系は軒並み書類選考落ちです。
また、面接などでも執拗に就職活動の事などを「なぜ?」と聞かれました。
酷い面接官であれば面と向かって「新卒以下」など言われたことがあります。
それなら最初から面接しなければ良いのに、と思いますがそれは置いておきたいと思います。
このように既卒に対する視線が厳しいせいで、弊害が非常に多かったです。
また、100社書類選考を受けただけで10社~20社は面接しています。
通過率は10%~20%の間でしょう。
全ての書類選考で落とされたわけではありません。
そして、面接も内定も複数ありましたがそれでも決められない理由がさらにありました。
足元を見られるので年収が低すぎる会社が多かったからです。
結果的に、元々のIT業界の方が給料が良いので妥協してしまいました。
職種を変えたいと思っていても現職よりも残業が多く年収が低いのは妥協が出来ませんでした。
職種を変えたい意思に対して既卒のレッテルが張られると、完全に足元を見られてしまい、負のスパイラルに落ちてしまいました。
第二新卒の転職に苦戦した結果
結果論としては良かった
結局、職種も業界も変更できずにシステムエンジニアになりましたが、転職した後の仕事が非常に高いレベルでこなせたため、転職前の給料と今とでは手取りで最大20万近く違います。
最初に辞めてから6年ほどなので、年に3万円ずつ昇給したとしたら一緒ですが、その可能性はほぼないと思います。
第二新卒として大苦戦しましたが転職は間違いなくキャリアアップにつながります。
そして、職種を変えるなどのリスクに関しても良く理解できました。
今ではシステムエンジニアが天職だと思っているのも、転職して新しい環境でエンジニアとして仕事が出来たからでしょう。
100社の書類選考は面倒で面接も大変でしたが結果的に大成功です。
既卒レッテルも一定の実績が出来れば、次の転職でも問題なしでした。
むしろ、既卒だったので他人に追いつき追い抜くために努力してきたことを説明すると評価が良くなりました。
なので最終的には既卒レッテルには感謝しています。
大苦戦はしたがサービスを知っていればよかった
転職エージェントについてはたくさんの情報を知っていましたが、第二新卒や既卒、20代などを専門に就職支援をしているサービスの存在については知りませんでした。
我ながら、当時そういったサービスがあるか知っているかどうかで転職活動にかける時間は違ったのだと思います。
結果的にIT系に転職したようにIT業界は転職しやすく給料は理想の仕事よりも上でした。
最悪だったのは、内定を貰ったアパレル系の事務ですが、残業40見込みで年収が300万でした。
これではあまりも生活が苦しくて仕事も忙しいです。
こういった顛末にならないようにしっかりと相談できるサービスを利用すればもっと上手く行ったかもしれません。
特にハタラクティブはレバレジーズ株式会社という今フリーランスエンジニアとして他のサービスでお世話になっている会社のサービスです。
IT系には非常に強い会社ですし、他にも転職サービスがあるので人材業界では非常にITに強く、またIT以外でも市場を持っている企業です。
普通の転職エージェントも良いですが、同じように第二新卒で転職しようと思っている人は、不安があればぜひ相談してみてください。
登録からカウンセリング、その他就職支援も無料で利用できます。
私ももっと良いサービスを知っていたら早く転職出来ていたかもしれません。
しかし100社書類選考を受けたのは良い経験になりました。
もし第二新卒としてやり直したい人や既卒やフリーターから正社員を目指す人は利用を考えてみて下さい。