新卒の就職活動でIT業界を希望している就活生も多いと思います。
昨今はAIやRPAなどIT業界では技術の進化と魅力的なトレンドがたくさんあります。
またクラウドサービスが普及するにつれてIT技術が非常に身近になってきていることもあります。
IT業界を志望する就活生にはぜひLinuxの学習についてお勧めしたいと思います。
前書きとして、まずLinuxとは何かと簡単に説明すると、LinuxはOS(オペレーションシステム)の一つです。
PCではWindowsやMac OSが主流で、スマホではAndroid、iOSが主流です。
日常生活ではあまりLinuxという言葉を聞くことはないと思いますがIT業界に入ると必ず耳にすると思います。
LinuxはサーバOSとしては需要が高いです。
サーバなので、実際に業務に携わることになってから覚えることの方が多いです。
ですが、このLinuxは少し難易度があります。
そこで今回はIT業界を目指す就活生がLinuxを学ぶと有利な理由についてご紹介したいと思います。
IT業界を目指す就活生にLinuxを勧める理由
難易度があるからこそ評価される
先ほどLinuxには難易度があると記載しました。
実際にIT業界内の技術者でも、分野によっては扱えない人もいます。
自由自在に扱えるようになるには難易度がやはりありますが、使いこなせるようになると非常に便利です。
こちらではLinuxで使える「シェルスクリプト」についての基礎知識を紹介しています。
おそらく知識がない人が見てもさっぱりわからない部分もあると思います。
しかし、これが読み解けるようになれば確かな「技術知識」ですし応用できればなお素晴らしいです。
所見ではかなり難しい知識が多いLinuxだからこそ扱える人材は中途でも歓迎される知識です。
中途でもLinuxの知識を要求される現場も多いので、新卒で知識があればかなり魅力的でしょう。
Linuxを用いた業務をするかは分かりませんが、学生のうちに身に着けておくと差別化をしていけるでしょう。
インフラと開発両方に活きる
LinuxはサーバOSなので、インフラエンジニアとプログラマのどちらにも活かすことができます。
Windows環境で作業することも多いですが、ミッションクリティカルなシステムはLinuxで構築されることが多いです。
そして、インフラエンジニアとしてサーバ作業をする際にはもちろんLinuxの知識は必要ですし、Linux環境のアプリケーションを開発するにはLinuxの知識は最低限必要です。
クラウドベースの開発ではあまり活きませんがクラウド以外では活きる知識です。
会社によって、Linux環境が一つもない会社もありますがその理由の中に「Linuxを扱えないから」という会社もあります。
それほど難易度や難しさを感じるためです。
逆に言えば、Linuxを扱えれる人が貴重である証拠でもあります。
Linuxが扱えない会社は外部の会社に頼る必要があります。
その時、Linuxを扱える技術者が一人でも多いほうがIT業界の企業では当然ながら強みになります。
Linuxは使えなくて困る事はあっても、扱えて困る事はありません。
Linuxを扱う案件の方が単価が高い
これは正社員で考えてしまうと少し違う話になってしまいますが、Windows系の仕事とLinux系の仕事ではやはり収入にも差があります。
基本的にWindows専門の案件は、Windowsの知識しか求められません。
ここでは割愛しますがMicrosoft社が扱う製品に特化した仕事の場合はそれなりの単価が出ることもあります。
しかし環境はUnix系やLinux系の方が案件が多く単価も出やすいです。
先ほどから書いているようにLinuxの技術者は何人いても困らないためです。
また、インフラエンジニアではなくプログラマとしても開発環境はLinuxの方が案件もとりやすいでしょう。
つまり、将来フラーランスエンジニアや独立したと思う人はLinuxの知識は絶対あった方が良いです。
そのような願望が無くても持っていて悪い知識ではありません。
また、このように独立するときに高い報酬を得るための技術知識にもなります。
実際にサーバ系の案件もフリーランス向けのサイトには出てきますし、開発だけではなく幅広く対応出来るようにもなります。
今は独立したいと思っていなくても、将来もしそう思った時には役に立つでしょう。
Linuxの勉強をするには
本気で差をつけるなら資格試験
Linuxを書籍だけで学習するのは難しいですが、資格試験が一番知識を養うのに手っ取り早いでしょう。
Linuxの資格試験は、「LPIC」と新しく出来た「LinuC」があります。
今から受けるなら新設されたLinuCをお勧めします。
上記の書籍では、DVDが付属していて仮想マシンでLinuxを触る事が出来ます。
おそらく、いきなりやってみるには戸惑う事が多く大変だと思いますが、逆に言えば仮想マシンやLinuxが何か分かってきたら新卒市場ではかなり知識がある部類に入るでしょう。
LinuCの試験は「101」試験と「102」試験に合格する必要があり試験費用はそれぞれ16,200円です。
学生にとっては少々高額です。
もし資格試験は受けられないと思った人は次の項を検討しましょう。
まずは基礎から
真っ先に資格試験を挙げてしまいましたが、まずはOSとは何か?Linuxの特徴は?という点から学習しないと、やはり追いつけなくなってしまう人が多いと思います。
気合のある人は資格試験対策で、本気で勉強するのが良いでしょう。
こちらはかなり初心者向けですが、それでも知識ゼロの人では難しい事もあるでしょう。
それだけ、Linuxは最初の壁がすごく辛い分野でもあります。
Linuxがどんなものか知りたいなら
Linuxがまずどんなものか知りたい人はProgateの「無料プラン」で「Command Line」の講習を受けてみましょう。
コマンドラインやコマンドがどんなものかすぐに分かるでしょう。
また、JavaやRubyなどのプログラミング言語の学習がしたい人は980円/月の有償プランを利用してもいいでしょう。
Ping-tでも無料でLinuCの学習が出来るので、書籍で基礎を学習して試験形式で学習すると正しい知識が身についていくでしょう。
Linuxは難しいが故に身につけると大きな武器になります。
新卒では特にその知識の効果があるでしょう。
最後に
新卒の就活生に向けて、IT業界を目指すならLinuxを学んでおくと非常に有利だという事をご紹介してきました。
Linuxを扱えるかは本当に中途採用でも採用のポイントになるほど貴重な知識です。
コマンドベースのOSなので、最初はかなり苦戦すると思います。
しかし、覚えたらそれだけのメリットがある知識で、IT業界では主要な製品です。
もし本気でIT業界への就職を考えている人で、何を勉強したらよいか迷っている人はLinuxを候補の一つに入れてもらえればと思います。