2020年から始まり今だに終息が見えない新型コロナウィルスの流行に不安を覚える人も多いでしょう。
そんな中でも世界中で経済活動の再開が議論、実行されています。
日本でも特定の業種などは制約をかけた上で経済活動が再開されています。
その中でもIT産業については逆に好景気を迎えている会社も多いです。
そこには当然理由があります。
ITエンジニア、システムエンジニアかつてはブラックな職種として認識されていることも多かったです。
現在は労働環境の見直しやIT技術の発達で過去のエンジニアの労働環境から大きく改善されている会社が多いです。
現在はITの仕事だからといって必ずしも厳しい労働環境であるということはありません。
ただし、担当するプロジェクトや抱える顧客によっては働き方が大変なケースもあります。
しかし、それはITだけに言えることではなく他の職種でもあることです。
今回はコロナ禍でもITエンジニアの需要が多く未経験でもチャンスが多い理由を紹介します。
コロナで仕事を失った人、給料が下がってしまった人なども多くいると思います。
本記事を読んでITエンジニアに興味を持っていただけると幸いです。
ITエンジニア(システムエンジニア)は需要過多
コロナ禍での急なIT化
想像するのは簡単だと思いますが、世界的にコロナ禍に突入したことで、IT環境の整備が急速に進みました。
在宅勤務やリモートワークの環境整備、ソーシャルディスタンスを確保するための装置など多岐に渡ります。
当然、これらの環境にはIT技術は必須であり各企業はこの数年で急いで整備せざるを得なくなりました。
その結果、コロナ禍でも業務を継続するための環境構築に多くのエンジニアが必要となっています。
転職にフォーカスして話すと、構築案件の打診が増えたことでSIerもエンジニアが不足している会社も多いです。
引き合いはあっても人材が足りず案件受注が出来ないケースもありました。
また、会社のシステムを運用する情報システム部門でも従来よりシステムが増えることで負担が多くなります。
その結果、エンジニア需要はコロナ禍に入っても衰えるどころか増えてる会社も多いのです。
感染対策をシステムで行う必要がある会社は多いです。
すでにキャリアのある人はキャリアアップのチャンスと言えるでしょう。
クラウド化の加速
IT化に伴い一気に需要が上がったのがクラウドの利用です。
Zoomの利用者数がコロナで桁違いになったように、リモートワークを実現するのにクラウドの技術は必須です。
日本でも昨年までは徐々にクラウドの利用率は上がっていましたが、コロナで爆発的に増えたと言ってもいいでしょう。
これまでの技術と違いクラウドはサブスクリプションのためすぐに使い始められるものが多いです。
つまり、クラウドを利用すると決めたらクラウドで構築や開発する人材がすぐに必要になります。
従来のハードウェアなどは調達まで数ヶ月かかることもあり、今すぐに人材が必要というケースは少なかったです。
クラウドを利用することで突発的に人材が必要になるケースや確保が必要になる会社も増えています。
今、クラウド移行を進めている会社が多くあるためエンジニアの需要は高いのです。
クラウドの経験が少ないオンプレ技術者もクラウド技術者に移行するチャンスと言えるでしょう。
セキュリティ対策の必要性の向上
コロナ禍でリモートワークが普及した反面、セキュリティの重要性も高まっています。
これまでインシデントが発生していないことで、十分なセキュリティ対策を行なっていなかった会社が非常に多いでしょう。
2021年に東京オリンピックが開催されたように、世界的に注目度を浴びたタイミングでその国がサイバー攻撃を受けることは珍しくありません。
その結果、コロナ禍に入ってから日本国内の企業でサイバー攻撃を受けるケースが増えています。
今までしてこなかったサイバーセキュリティ対策を実行するのも人材が必要です。
オンプレミス、クラウド、どのシステムであっても攻撃に対する対策は必要で、その分野ごとに人材は確保しないといけません。
未経験でもチャンスが多い
単純な技術者不足
エンジニアの需要が多い話をしてきているので、当然、今の市場はITエンジニアが不足しています。
あまりキャリアのない人未経験の人では評価にほとんど差がありません。
未経験でも技術に対する興味や学ぶ意欲があれば十分転職が可能です。
特に年齢が若い方や女性の方は優遇されることが多いでしょう。
年齢は言うまでもなく会社の将来を担う人材を採用した企業が多いからです。
女性に関しては、差別的な意味合いではなくもともと男性社会となっていたIT業界で、女性管理職などの積極採用をしているケースが多いからです。
実際、多くの企業では役職者の大半が男性かと思います。
IT業界ではITスキル以外でも人材に対する需要があるので未経験でも十分チャレンジ可能です。
コロナで働き方を見つめ直している人も一度、エンジニア職も考えてみてください。
技術の仕事は難しいように見えて楽しいこともたくさんありますよ。
クラウドは直感的で使える
未経験でもチャレンジしやすい理由にもやはりクラウドがあります。
これまでのIT技術ではプログラミングであったり、コマンドでの操作なども多く多くの人から「難しい」イメージがあったでしょう。
しかし、クラウドはWebブラウザ上で操作することが多く直感的に操作できる環境が大半です。
より高いスキルを身につけるには高度な操作方法も覚える必要がありますが基本的には目で見て操作できるので未経験の人でも操作しやすいと言えます。
いわゆる「コードレス」という考え方も普及しており、SaaSだとServiceNowといったサービスなどは、プログラムを書かなくてもアプリを作成できるようなサービスです。
未経験の人が今までハードルに感じていた「知識」というのは必須ではない場合も増えています。
その結果、クラウドに関しては未経験でも操作しやすくわかりやすい技術になっています。
小難しい技術は興味があれば後から学べばよいでしょう。
クラウドを利用することで新しく覚える必要のあるものも多いですが、逆に必要のなくなった知識も多いです。
エンジニア転職するなら
すでに社会人としてキャリアのある方であれば複数の転職エージェントを利用することをお勧めします。
理由としては、大手サイトであれば求人に大きく差がないものの、実際には片方のエージェントにしか登録されていない会社もあります。
基本的には転職エージェントとして実績の豊富である【リクルートエージェント】やマイナビ IT AGENTが良いでしょう。
転職が初めてであれば、まずは面談してどういった会社やキャリアを目指すべきかカウンセリングしてみましょう。
利用は無料ですので、もし転職に悩んでいるならまずは相談することをお勧めします。
また既卒や第二新卒のように年齢が若い方や早期転職であればハタラクティブをお勧めします。
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やはり実勢豊富なサービスから利用してみることをお勧めします。