新卒は正社員派遣会社に就職するべきではない

就職活動の時期になると様々な会社を知ることになりますよね。

転職活動にも言える事ですが、一般的に有名ではなくても大きな会社はたくさんありますし、知らなかっただけでその業界で大手と呼ばれる会社は結構あります。

就職活動は様々な企業を知るきっかけにもなっているでしょう。

そんな中で、人材派遣会社の選考を受ける事もあると思います。

私は中途で派遣会社へ入社しており、その会社では新卒採用もしておりました。

実務経験のある中途社員と、社会人としてデビューする新入社員では知識も経験も違います。

また、最初に勤める企業は社会人人生での考え方を学ぶ場所にもなります。

最初の会社での経験はその後の人生でももっと重要な要素の一つです。

最初にどんな経験をするかで、仕事やその職種のイメージも変わる事もあるでしょう。

理想と現実は異なるものであることが多いです。

そこで今回は様々な派遣エンジニアを見てきた経験から、表題の件について書いていきたいと思います。

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新卒の行くべき会社ではない

他に内定がない、もしくは魅力的ではない場合だけ

特定派遣自体(派遣業務)が悪いものではないと思います。

むしろ、私にとっては有意義な働き方で収入も安定していました。

しかしながら、それはあくまで社会人経験や技術力のある人向けであって、新卒で入社するにはあまりにリスクが高いです。

その理由としては、まず社会人として未熟で技術力もない状態で入社して一体どれだけの仕事が出来るか?という点です。

派遣というのは基本的に即戦力が前提で、即戦力ではない教育要因であれば基本的には単価が安いです。

派遣先から売り上げを得るのに対して、教育はお客さんのコストになってしまいます。

派遣の性質上、ある程度業務をこなす能力のある人が自分で得られる収入をコントロールできるのがメリットなのです。

つまり新人や新卒では単価が安いだけではなく仕事は選べません

そもそも、派遣先の会社も新卒を抱えているのでわざわざ他社の新人にお金を払うなんて期待する方が間違いです。

あとは、新卒切符を使うような業界業種でもありません。

私のように、20代で転職するなど若ければ中途でいくらでも入れます。

新卒切符は大事に使いましょう。

給料も上がらずスキルも伸びない

全員に言えるわけではないですが、多くの新卒エンジニアが同じような事を言って退職したり、不安を抱えています。。

前述のとおり、低単価かつスキルを要求されない業務を行う場合スキルの伸びるレベルは下流工程の中でしか伸びていきません。

下流工程ですので、単価の頭打ちも早く給与など全然上がりませんし、そもそも派遣会社は利益ばかり考えるので、基本給は単価が上がるまでかなり低いです。

それで3年過ごそうものなら、スキルも給与もある意味激務な会社に行った方がよっぽどその後の人生が豊かになります。

派遣会社に向いている人は、スキルに自信があるのに給与に満足できない人です。

そういった人が、現場を選びある程度の単価を取る事で好きな仕事で満足する給与を得られるような会社です。

スキルのない新卒で、いかに上流工程を望んでも絶対に任せてはくれませんし、私が発注側であれば、絶対に採用しません。

逆に、大手でも中小でもプロパーであればOJTなどで最初から上流を学ばせてくれる会社はたくさんあります。

派遣社員や業務委託で、面倒な仕事や泥臭い仕事を回している会社も多くあります。

わざわざその領域に自ら踏み込む必要もないと思います。

やはり派遣は派遣

個人的には「所詮派遣会社だから」と思ってはいないのですが、世間から見るとそうなります。

派遣社員でも信頼があれば多くの仕事を任せてもらい、高給取りになる事も可能ですが「派遣だから」というのは常に付き纏います。

逆に実力のない人は2020年5月現在も猛威を振るっている新型コロナウィルスで影響で派遣契約が終了になってしまう人もいるでしょう。

つまり、経済や景気が悪化したときに一定数の派遣社員は契約が無くなるのであながち間違ってはいません

職場にもよりますが、派遣社員はその通り派遣契約の契約範囲内の業務に従事することになります。

それは、派遣先の社員と同じ仕事が出来るわけではありません。

派遣社員の仕事の多くは変えの効く仕事が多いという事です。

あくまで、派遣に依頼する業務は限られているのです。

正社員でなければ出来ない業務を多く抱える会社もありますし、そういった仕事に対してやりたいと手を挙げてもやらせてはもらえません。

契約の話になると基本的にはシビアな場面になってしまうので中々言い出せない事もあるでしょう。

また、派遣先社員の待遇や入館証のストラップなどで社内で区別されます。

派遣先の正社員に対する憧れを抱くようにもなりますが、そういった会社に入るには新卒での派遣経由の中途より新卒の方が確実にチャンスがあります。

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新卒で就活が上手く行かない人は

出来れば自分の望む企業に入りたいですが、現実はそう甘くなかったりしますよね。

しかし、今では様々な就職支援のサービスがあります。

人によっては、既卒となってまた就活をしていたり、早期退職をして第二新卒として就職活動をしているでしょう。

もし上手く行かない場合は無料の就職支援サービスがたくさんあります。

インターネットがあれば無料で誰でも使えます。

ここ数年でかなり就職支援に関してはサービスが充実しましたね。

新卒の就活ではキャリアチケットが実績が豊富です。

既卒やフリーター、第二新卒であればハタラクティブがあります。

以前紹介した記事はこちらになります。

もしリクナビやマイナビだけ使っていて、就職活動に行き詰まるような状況であればまずは登録して相談してみるのも一つの手段です。

自分が希望する会社や自分に合っている会社に出会えるように、無料なので使えるサービスをは大いに使ってみて良いでしょう。

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まとめ

これまで書いてきたのは紛れもなく私が目にしてきた光景です。

派遣会社は基本的に100人以上の大量採用を行うので、新卒の離職率が異常に高いです。

中途は満足している人間もいるので、3年以内の退職率50%は切りませんが、新卒の場合は3年後に桁が変わっている場合もあります。

たくさんの同期が出来るので、最初のうちは学生気分で楽しいかもしれませんが、技術者としてのキャリアやその後の人生を考えると新卒におすすめは決してできません。

大事な事なので最後にも書きますが、派遣会社は中途でいくらでも入れます。

派遣先のような大手企業は新卒でないと入れないような会社もあります。

もし、新卒で迷っている方がこの記事を見たら、しっかり自分の人生に向き合って考えて欲しいと思います。

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