職場で自分ルールを押し付けるのはやめよう。嫌な事しかありませんよ。

貴方の職場には、自分ルールを押し付ける人はいるでしょうか。

世の中には多くの会社と人間がいるので、こういった人は一定数必ず存在するものです。

また人間なので、仕事に対するやり方やポリシーが経験値によって変わってしまうのは仕方ありません。

ただし、その方法だけに捉われていませんか。

そんな人がいませんか。

そういった人の心理や対処、実際にどういった事が自分ルールに当てはまっているのか書いていきたいと思います。

また、こういった自分ルールを作ってしまい同僚に迷惑をかけていないか見直してみるのも大切でしょう。

特定個人の考え方ひとつで、業務に支障が出てしまうので明らかな生産性の低下です。

そこで今回は自分ルールを押し付ける人の特徴や対処について紹介します。

出来る事なら、こういった人がいない職場で臨機応変に働けた方がストレスフリーですね。

無駄なこだわりやルールは捨てて、効率と生産性を優先した業務環境を築いていきたいですね。

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自分ルールを押し付ける人の特徴

完璧主義

完璧主義者は、仕事の結果だけではなく過程も常に気にかけています。

なので、自分のやり方が完璧だと思うと、結果が一緒でもやり方を変えるように押し付けてきます。

自分だけが完璧で他人に害がないので良いのですが、チームや部署といった一定の組織の中に対して完璧を求める人がいます。

根は真面目な分、仕事のパフォーマンスであったり普段の言動には問題ない人が多いともいます。

完璧主義者で発言が出来る人はそれなりに下積みがあり、実績なども残してきているのだと思います。

基本的には、自信があるからこそ言える事でもあります。

その考え方が良い効果をもたらすときと、そうでない時の区別が出来ていないタイプの完璧主義者は何事も自分のやり方で貫こうとします。

頼りになる反面、任せてしまうと自分ルールを構築して拡散してしまうのです。

完璧主義者は基本的に0か100くらいの考え方の人も多いです。

その「100」だと思っているルールについては他人にも強いてくることが多いですね。

神経質

神経質な人ほど細かい部分が気になります。

すると「あれが嫌だ」「これが嫌だ」と自分が好まないものを遠ざけようとする傾向があります。

本来の業務に支障がない細部にまで拘っても無意味なのは言うまでもありません。

また、完璧主義と神経質の両方を持ち合わせているタイプは最悪です。

神経質な人は、自分にとって良いものは気になりませんが、他人の挙げ足であったりミスなどネガティブな事には特に敏感です。

簡単に言うと、デメリットばかり見ているのです。

仕事上のルールだけではなく、職場での過ごし方など仕事と直接無関係なとこまで余計な事を言って来たります。

神経質ゆえに、一度気になったら納得するまで執拗に物事を聞いてきたりするものこのタイプです。

論理的なルール決めより、個人の主観や感覚で決めたがる傾向にありますね。

神経質なタイプは、自分の主観でルールを決めた上に他人にとってはする必要のない無駄なこともさせたがる人が多いですね。

昭和的な考え方の人

先輩、歳上だから何でも許されると思っているタイプで、間違っている事でも「先輩のいう事が正しい」と若い世代に謎のルールを無理強いしてきます。

昭和の根性論で、上下関係に厳しく指示や業務の内容などまともに考えず、若手や後輩が言い返すと「生意気」だと思って逆ギレする人ですね。

また、この手のタイプは他人に厳しく自分に甘い人が多いです。

自分に甘く、自分のやり方だけを守ろうとして他人にも無理強いします。

はっきり言って保守的で古臭い仕事の仕方を変えたくない人が多いです。

例えば、エクセルで管理していた資料をシステム化しようとしたときに「エクセルの方が操作に慣れているから変えたくない」というようなタイプですね。

自分がやってきたやり方以外は未知の世界なので基本的には挑戦することが怖いのです。

根性論が先行して保守的なのが昭和の考え方の世代です。

慣れているやり方と、利便性や効率って本質的には無関係です。

新しい仕組みの方がずっと便利になる事もあります。

ですが、慣れている、今までやってきた、こういった過去のしがらみに捕らわれているんですよね。

他に言葉を使うとすると、頑固、融通の利かない人です。

こんな風に思われたくないなと私は思っていますし、むしろ変えるべきものをはしっかり変えていかないと、いつまでたっても時代から置き去りにされていくと思います。

わがまま

自分ルールを押し付けるという時点で我儘であると言えます。

もちろん、仕事上のルールを作るうえで話し合いをしたり提言するのは我儘でもなく当然の事だと思います。

しかしながら、部署内やチーム内で何か方針を決める際に、その自分ルール保持者以外が全員納得しても、その人だけが納得せずに話がまとまらなくなったりします。

それが理に叶っていれば良いですが、その本人以外がその人をどう説得したらよいか考えるような形になってしまえば、厄介者でしかありません。

意見を言えるのは強みですが、好き嫌いや論点がずれている意見を貫こうとするのは我儘です。

我儘な人は他にも他人に雑務を押し付けたりします。

自分がやりたくないから他人に任せようとするのです。

根本的には性格の問題なので、改善するケースは少ないと思います。

自信過剰

自分ルールを押し付ける人の大半が自分自身を過信していると言えます。

自分の考え方が正しいと思い込んでいるからこそ、自信を持って他人に強いる事が出来ると思います。

ただ、こだわる必要な無いところにまで自信満々にあれこれ言うのは、他人にとっては鬱陶しいですよね。

自身がある事は悪い事でもないですし、自信を持って言えることは言っていくべきです。

ですが、知らなかった事や新しい事に対して知ったかぶりをする事もあります。

初めて聞いたことや経験したことのない物事に対して、あれはこうで、これはこうで、と自信満々に物事を決めたり発言する傾向があります。

仕事に自信があっても、知らない事は知らないはずですし、新しい事などに対しては真摯に習うべきなのです。

根拠のない自信が後になって問題になる事もあります。

後で問題になるとたいてい、その時はそう思った、という言い訳しません。

だったら、なぜそんなに自信満々に話していたんだよ、と思いますよね。

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自分ルールの仕事に対する悪影響

職場の空気が悪くなる

他人が仕事内容に納得できないまま仕事を続けるのはその人のストレスになります。

一切、理由が分からない非効率な仕事を続けていたら毎日嫌な気持ちを抱えているでしょう。

もし自分がこんな気持ちで毎日仕事をしていたらどうでしょう?

ストレスが溜まり悪口や嫌味も増えていく人が多いと思います。。

納得できない事を続けるというのは非常にストレスですし、謎の個人ルールを強いる人に対するネガティブイメージがどんどん増幅していきます。

間違っていると指摘しようものなら、あれやこれや別の小言や言い訳を言われます。

そうすると、ほとんどの人が従うしかないのが現実です。

従っている間はずっとストレスを感じているわけです。

このように感じた他の人の性格がはっきり言うタイプであれば、喧嘩のように言い合いになってもおかしくありません。

また、常に周囲が我慢しているという環境も良くありません。

自分ルールを曲げない人のせいで誰かが心を犠牲にしている事を理解してほしいものです。

若い人が退職しやすい

自分ルールを押し付ける人はだいたい30代より上が多いと思います。

自分ルールは経験則などから形成されるため、それなりのキャリアや長い期間を経て守るべき古きルールになっています。

郷に入っては郷に従え、というので新卒や中途で若い20代の人間がそういった自分ルール主義者と同じ職場になると仕方なくルールを守って仕事をしていく事になります。

ここで若い人が辞めやすい原因となるのが立場です。

自分ルール主義者の人の年齢が上であればあるほど、若人が何を言っても言う事を聞いてくれません。

先ほど特徴で紹介しましたが、昭和的考えの人が多いので基本的に「先輩や歳上が絶対」だと思っている人が多いです。

また、前提として自分の方が経験があるから自分の考えが正しいと思っています。

せっかく若い人が、良いアイディアを提案したりしてくれても一切変えようとしないんですよね。

理詰めで話をしても最終的にはこんな事を言われたりします。

ずっとこうやってきたから、それは必要ない

若い人がこう言われたら、転職するのが当然だと思います。

考え方を共有できる人と仕事をした方がよっぽど伸びしろもあるし、ストレスもありません。

老害という言葉があるように、年齢を重ねたから何でも正しいわけではありません。

若いうちは転職もしやすいですし、逆に自分ルールに固められた人はその会社以外では生きていけないと思います。

そう考えると、自分が辞めた方が楽だなと、上司等にも相談せずに退職してしまう事もありますよ。

物事の決定権が上司でなくなる

基本的に、仕事上何かを決定したり報告するのは上司です。

しかし、自分ルール主義者は「事前に自分にも相談しろ」と言ってきたりします。

正直、これが本当に面倒だと思います。

上司から許可を得たのに、なぜかその人からNGが出て取り下げられてしまったりします。

これは仕事のプロセスとしておかしいです。

何様かと感じる人が多いでしょう。

物事の良し悪しについて話すのは良いと思いますが、仕事の内容の承認、却下まで決める役割ではないはずなんですよ。

上司が許可しても自分ルールに反する内容だと、無理やりにでも自分のやり方に変換しようとします。

増長してしまい、勘違いしているのです。

組織やチームとして行動する上でこういった行為は、他社のモチベーションを下げたり計画が乱れる原因になります。

絶対的に間違っている事であれば、指摘しても良いでしょう。

しかし、仕事上必須でやり方だけの問題であれば、あえて口にする必要もないです。

間違った事を堂々と言う

自分のルールに自身のある人ほど間違った事を堂々と言います。

完璧主義者の傾向があれば、曖昧な部分は100%間違いない答えを確認できるまで答えない事もありますが、無駄に自信のある人は堂々と間違った事を言います。

自信がある故に、間違って学習した知識はその人の中で正しい知識になっています。

誰にでも間違いはあります。

しかし、自分の知識が本当に正しいか確認する事も大切です。

1+1は?

と聞かれたら答えは間違いなく2です。

ただ、仕事はそんな決まりきった法則が整っているわけではありません。

他人に間違っている事を指摘されたら素直に「確認します」と言うのが本来の姿だと思います。

自信があると間違っていても相手の主張の間違い探しを始めたりします。

結果、間違えていたらその時間に何の意味もありません。

嫌われる

単純な話です。

あの人が話すと面倒

あの人が嫌がるからできない

あの人がなぜかやりたがらない

あんなことばかり言うから出来るだけ関わりたくない

こんな風に思われてしまうと、単純に嫌われてしまいますよね。

根は真面目だからこその自分ルールかもしれませんが、他人も表面上は悪い顔をしなくても内心良く思っていない人が多いです。

なので本人も気づけないので改善の余地もなかったりします。

その人がいることで仕事が進めにくくなっていたり、プライベートの性格が良くても好かれません。

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自分ルールを押し付ける人への対処

仕事を共有しない

環境によっては難しいと思います。

ですが自分ルールの多いhとにはなるべく、仕事の会話は最低限に留めるようにしましょう。

身勝手なルールを作りがちな人は、なるべく業務のルールが固まってから共有するようにしましょう。

そもそも自分ルールを作る人と仕事を共有するから押し付けられるのです。

なので、最低限の会話しかしません。

やっている仕事に口を挟まれることももちろんありますが、本人がやっていない領域の仕事なのでルールを作って押し付けられにくくしています。

チームとしては良くないのでは、と言われると良くはないですが効率が下がるよりマシです。

少なくとも資料や手順書などを用意して仕事をしている職場では、他の人が同じ仕事を出来るようなドキュメントと、仮に手順が悪ければ修正してもらっても良いと言っています。

打ち合わせに呼ばない

これも非常に有効な手段です。

また、打ち合わせに呼ばない場合は上司など仕事の決定権のある人間としか打ち合わせを実施しない事です。

もちろん、部署や課全体で共有すべき情報がある会議には呼ぶので、本人は選別されている事には気づかないはずです。

これを実施する事で、何か方針であったり対応を決めるときに上司と相談して許可を得たと言えるのです。

ただし、これまで書いてきた通り、それでも自分ルールを押し通そうとする場合もあります。

しかし、上司にしっかり自分の意思が伝わっていれば、上司は部下にきちんと決定したことを伝えてくれます。

自分ルール主義者の中には、まるで下っ端根性丸出しの上司には何も言い返せない人もいます。

昭和的な発想な人が多いので、役職者からの命令であれば反発しないことが多いです。

本当に正しいと思うなら、自分の主張もきちんと伝えれば良いんですけどね。

それが出来ない小心者が、自由奔放に仕事を勝手にコントロールしているのであれば非常に効果的です。

新しいやり方の正しさを証明する

基本的に自分ルール主義者は古いやり方を捨てられません。

なので、新しいやり方で何か実績を出されることを嫌がります。

実績が出来て自分の考えが否定されるのを恐れています。

ですので、例えば資料が少ない部署であれば資料を作成していき、上司等に見てもらって「今まで資料が無かったから助かる」という言葉を貰う姿を見せたり、新しいやり方を実践して順調な経過を報告していく事です。

自分ルールのある人は、多かれ少なかれ内外に敵を作っています。

新しい事を始めた人がそういった、ポジティブな変化をもたらすとそういった我慢していた層から支持されていきます。

逆に自分ルール主義者は仕事が減っていきます。

別に仕事を奪いたいわけではなく、効率が良く正しいプロセスで仕事をする人に仕事が集まるだけです。

そんなの普通の事です。

むしろ、おかしなやり方を貫く方が問題なのは当然でしょう。

新しいやり方や変化を証明するのは難しい事でもありますが、ぐうの音も出ない結果を突きつけると押し付けてくることはなくなります。

反論しない

反論せず、もう自分ルール主義者の主張に合わせる方法になります。

この選択肢を選ぶのは、この人はもう無理だ、考え方を変えることを諦めた時です。

何度悩んでも変わるわけでもなく、言ったところで何かしら言い返してくる。

もう議論するのが無意味と感じるんですよね。

おそらく、この状態になってしまうと退職を検討する段階だと思います。

自分ルール主義者は、とにかく自分のルールを他人に守ってもらうことで安心しているので、何か意見しないうちは何も起きません。

イエスマンになってしまうわけですが、無駄だと思う事に労力と時間を割くよりはマシだなと思える訳です。

ただ、一つだけ言っておきたいのは、自分ルールを嫌だと思う気持ちは捨てないでほしいですね。

その気持ちに間違いはないですよ。

まとめ

自分ルール主義者について書いてみましたが、いかがでしょうか。

実際、私の職場にも面倒な人がいて毎日ストレスですが、徐々に自分の領域を作りその人の干渉を受けない仕事の仕方が構築されつつあります。

なんというか、転職や異動をしたことがないまま、一つの仕事を長く続ける人が、こういった自分ルール主義者となってお荷物になっている事が多いです。

属人化の原因にもなりますし、人の流動性も少なくなり、退職の原因にもなり、組織にとって悪い事ばかり引き起こしてしまう可能性があるので、人事の方などは異動の対応も検討した方が良いでしょう。

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