しつこいエンジニアは嫌われる!技術に詳しくても程々にしないと敬遠される

システムエンジニアとして活動していると、どうしても「しつこい人」に出くわすことがあります。

どんな仕事でも執拗な人もいますが、技術職では尚多いと思います。

「しつこい」というのは「執着心」の表れであり、仕事だけではなく恋愛においても他者に距離を取られてしまう原因になる理由の一つです。

技術の世界において「執着心」は決して悪いものではありません

むしろ、技術に対しては「執着」した方が、より技術力が向上していく必要な要素です。

技術の大枠よりも詳細を知っている方がエンジニアとしては優秀です。

TCPというプロトコルだけではなくて、パケットの中身まで見れる方が優秀であるのは明白です。

問題なのは他人に対して技術に関して執拗になる事です。

知識があるが故の行動ではありますが、程々にしないといけません。

詳しい知識だからこそ、適切に使わないとせっかくの知識が台無しです。

今回は、システムエンジニアとして他人に「しつこく」する人の心理とデメリットを書いていきたいと思います。

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技術にしつこい人の心理

100%納得したい

これも悪い事ではないのですが、モノと機会はきちんと選ぶべきです。

詳細な設定や挙動が業務に直結し、生産性を低下させる恐れがあるのであれば納得するまで確認すべきです。

何かあった時に詳細な分析を求められるのであれば、「仕様」だけではなく「仕組み」を理解する必要があります。

しかし、不必要なまでに「確認」するのは自己満足でしかありません。

本人は技術に興味があって、きちんと納得できるまで確認したいと思っていても、相手からすると話すのが面倒になってしまう事もあります。

知識があるからこそ、確認するべき内容については線引きであるようにすべきですね。

価値観が決まっている

「○○は▲▲であるべき」のように、主観や経験則から価値観が固まっている人がいます。

こういった人は、自分の価値観と違う方法や仕組みについては口を出したがる傾向があります。

言い方を変えると「視野が狭い」のです。

1か0かはっきり決まっているものであれば、価値観は関係ないのですがプログラミングの世界にも言える事ですが人によって考え方や仕事の仕方が異なります。

それは、すべての人が同じ経験で同じ会社で働いてきたわけでもないので、違いがあって当然です。

しかし、この手のタイプは価値観の違いを認めずに相手が納得するまで追いかけてきます。

難しいのですが、これが相手の為だと思ってやっている行為でもあるので不思議です。

価値観の押しつけは他の業種でもあると思いますが、エンジニアという技術の世界では特に多いと思います。

自分の価値観や経験が全てではないと認識する事が大切です。

真面目である

ネガティブな事を書いてきましたが、根は誰よりも真面目であると言えます。

彼らの行動原理としては、間違っていると思う事を放っておかずに、正しいあり方へ導こうとしています。

ただ、それがあまりに執拗で言葉遣いもどこか棘がある事が多いです。

実際にこのような人の知識で救われている技術者や現場があるのも事実です。

今回の記事タイトルのように、嫌われやすいだけで正しい知識と高い技術を持っているので、技術者の世界では貢献していけるでしょう。

「しつこい」のが問題であって、「真面目」であるのは良い事です。

つまり「しつこさ」を捨てられれば単純に良い技術者になるのです。

クセの多い技術者も多々見かけることもありますが、特殊な人ほど高い技術を持っている事も多いです。

また、技術に真面目であるため必要以上に他の技術者にコミュニケーションを求めてしまう事もあるのでしょう。

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「しつこい」デメリット

話したいと思わなくなる

これは単純に「面倒くさい」と思われるのが原因です。

少しの質問で、どんどん会話が重なり最終的には元の質問とはかけ離れた会話になる事もあるでしょう。

また、自分の聞きたい事を優先してしまい相手の質問ではなく自分の時間にしてしまう事もあります。

残念ながら技術に関係なくこういった人との会話は「面倒くさくて話しにくい人」になってしまいます。

技術力があるのに給料が上がらない人、技術力があるのにモテない人、技術力があるのにトラブルが起きるまで相談されない人はこのタイプです。

事前に相談出来れば嬉しいほどのスキルがあるのに、人間関係の問題で話しにくい人は一定数居ます。

また、本人は気にしていなくても周囲は気にしていることにも気づいてません。

価値観の押しつけは嫌われる最大要因

「自分のやり方、考え方が絶対的に正しい」と思うのは他人を遠ざける最大の理由になります。

特に技術者の場合は、それまでの実績や成功事例から一番安全で確実な手段を取りたいと思っています。

それは、自分にも価値観があるのと同等ですが、先ほど述べたように当然の事です。

それを相手の考えを否定して無理やり価値観を押し付けるのは嫌われて当然です。

せめて考え方について話し合ったり、何がメリットで何がデメリットかは感情論抜きで話し合うべきでしょう。

納得できないまま作業をするのはストレスであり、トラブルのもとにもなりがちです。

一方的に自分の価値観を押し付けて執拗に理解させようとするのは善い行いでないのは当然です。

あたかも「理解しない相手が悪い」と他人のせいにしているような印象を受けます。

相手が反発しても冷静に理由を述べて、どこに認識の差があるのかを確認してから考えていく事が必要ですし、それこそ価値観を改めた方が良い場合もあります。

技術力があるのに評価されない

詳しいが故に、「しつこく」なってしまう心理については理解できることもありますが、やはり時と場所、モノを弁えないと評価に大きく影響します。

例えば、自分が顧客を抱えていて、顧客にとっては技術に詳しく専門性が高いエンジニアだと思われていても「余計な事」が多いと評価は変わってしまいます。

必要以上に理詰めに会話し相手を試すような行為は反感を買います。

技術者にありがちですが、話す言葉や考え方を語る事で相手の技術力を探ることがあります。

顧客の例で言えば、相手のリテラシーが低いほど専門性の高さがメリットになりつつも、必要以上に詳細の話をすると「見下されている」感覚に陥る事もあります。

知識を必要以上に広げる必要なく価値観も押し付けるものではありません。

相手にとって必要な情報を適切に提供する事が本来のあり方です。

考え方を押し付けて相手に嫌な思いをさせる事がないように配慮すべきで、技術者同士の会話でも出来るなら目線が同じエンジニアと考え方をすり合わせた方が不要な人間関係のトラブルを避けられます。

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最後に

「しつこい」エンジニアについて書いてきました。

技術が自分の全てであるような人もいる業界なので、こだわりや価値観が大きく出やすい仕事が多いです。

しかし、何度も書いていますが必要以上に固執する必要はありません。

自分の知識や経験を伝えるために、相手の精神や感情をすり減らすような行為は技術者以前に、人間として問題があると捉えられる事もあります。

もしこういった行動をしている人は、きちんと相手や場を弁えて受け答えするようにしましょう。

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