社内SEへの転職を成功させるポイント5つ

社内SEへの転職を希望している方、転職したいと思っているシステムエンジニアの方々は多いのではないでしょうか。

もしくは、社内SEになりたいくてこの記事へたどり着いた方もいると思います。

私は2017年10月時点で社内SEとして仕事をしています。

私は前回の転職の際に、社内SEを中心に転職活動をしていました。

その結果として望み通りに社内SEへ転職が成功していおります。

今回は、同じ社内SEになりたい人に向けて、社内SEへ転職するためのポイントを5つ紹介したいと思います。

社内SEは全てが幸せなわけではありませんが、もし社内SEになりたいと思っている人には少しでも参考になればと思っています。

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技術力は広く浅い方が有利

サーバかネットワークの知識が必須

部署にもよりますが、社内SEはインフラ周りの世話が多いです。

社内システムのアプリケーション運用などもありますが、アプリケーションはERPなどを使用している場合はほとんどが外注です。

半面、サーバとネットワークは構成をまず把握できないといけません。

セキュリティ対策や新規のネットワーク接続など社内のシステム接続やネットワーク・セキュリティの管理が必須と言えます。

この点で、アプリケーション専門のプログラマの人にとっては参入が難しいと言えます。

逆にネットワークに詳しい人は有利だと思います。

私の場合、得意分野はサーバではありましたが、サーバサイドのネットワーク知識があるとネットワークも何となくではありますが、対応可能との判断でした。

タグVLANやルーティング、Wiresharkのパケット解析などは経験があったので弱点を補う事が出来ました。

今はOSPFの設定やACLなどの設定作業もしております。

スクリプトの作成が出来る

スクリプトが書けるというのはシステムエンジニアとして仕事していく点では、社内SEだろうが保守員だろうが関係なく必要な知識です。

社内SEはフルスタック気味な働き方ですので、プログラミング言語も書けた方が良いです。

私の場合はPHPが扱えます。

スクリプトですが、意外と書けない情報システム部門は多かったりします。

書けないというより、書けるもの以外は書けないですね。

バッチやVBAは書けてもシェルが書けない人、PHPは書けるのにバッチが書けない人など、異動によって人が入れ替わっていると様々な種類のスクリプトがあります。

言語の種類はありますが、一定数の人は何かしらでスクリプトを組んでいます。

新しく参入するのであれば、もちろん何か書ける必要があります。

ちなみに、PowerShellは書けてもあまりメリットにならないので、少なくともシェルスクリプトは書けるようにしましょう。

Active Directoryの運用経験

社員数にもよりますが、ほとんどの企業がADでユーザを管理していると思います。

社内SEは社内のアカウントの管理者になるため、Active Directoryの操作経験は優遇されます。

Exchange Serverも扱えると尚良いです。

社内SEになるのであれば、ドメインコントローラ、Active Directory、Exchange Server、DNSといった製品を扱えるとかなり内定を貰える可能性が高いです。

もちろん、私も経験があったので職務経歴書に細かく何をしていたかを書きました。

ADを理解していると、Windowsファイルサーバの扱い方、構築も出来るはずです。

セキュリティグループや、権限の上位継承、VSSといったファイルサーバの機能も理解していた方が有利です。

社内ファイルサーバの管理は当然、情報システム部門の業務です。

また誤ってファイルを消してしまったりストレージの移行だったりファイルサーバにまつわる作業はたくさんあります。

ここの経験が無い方は、経験がある人より一歩後ろにいることを意識してほしいです。

理由は、私もゼロから教えるより知っている人が中途で来てくれた方が助かるからです。

またファイルサーバ自体はそれほど難しい知識が必要なわけではありません。

パソコン周りの世話が出来る

情報システム部門では社員のパソコンを管理します。

所謂、マスター作成などを行います。

正直、この業務経験は無くても全然問題ありません

理由は、パソコン相手の仕事なので、システム相手より敷居が低いからです。

ただし、社内のパソコン含めてIT資産の管理経験があれば優遇されます。

インストール物の管理やセキュリティの管理など、管理する内容は多岐にわたりますが、社内SEで一番仕事量が多いのはこの分野だと思います。

また、社内システムの接続などパソコン側の設定やネットワークなども社員が困らないように管理していく必要があります。

折衝能力

情報システム部門では、外部とのやりとりが非常に多いため、折衝能力が活きます。

理由としては、基本的にSIerであったり商社の顧客に位置づけられるため、製品やサービスの提案を受ける立場であり、その提案を検討する役割を担っているからです。

基本的に、社内SEの求人では、設計構築スキルが求められるケースが大半です。

設計構築を経験している人は、ベンダー折衝の経験などもあると思います。

ですので、下流工程しか経験していない場合は、いきなり社内SEになるのは難しいです。

予算や稟議なども扱うため、こういった折衝の能力があった方が即しており、かつ外部業者を適切にコントロールして業務を推進していく事が多いので必須の能力と言えます。

折衝だけではなく、ライセンスの管理なども出来ると良いです。

システムの設計・構築経験があれば、社内システムのリプレースの際に、見積もりによっては外注、自前で構築など判断が出来ます。

この金額であれば、外部に発注した方がお得、高すぎるのであれば交渉し、ダメなら自前で構築が出来ます。

設計・構築が出来ないエンジニアだと迷わず外注になってしまいますが、経験がある事で折衝が出来ますし、コントロールが出来ますよね。

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社内SE専門の求人サイトを利用してみよう

時代の流れと共に、様々な転職サービスが生まれてきており、社内SE専門の転職サービスもあります。

どうしても社内SEになりたいと思っているのであれば、社内SEになりやすい転職活動をすることが大切です。

顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】

こういったサービスを利用する事で、先ほどは下流工程からはいきなり転職できないと書きましたが、可能性を生み出すことは出来ると思います。

実際、求人と言うのは応募が無いと採用できないので、上手い事枠に入ってしまえば採用されることもあります。

社内SEを目指している人は、社内SE専門の転職サービスを利用するのもアリです。

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まとめ

社内SEへ転職を考えているあなたは上記のポイントに対して、どの程度当てはまりましたでしょうか。

少なくともすべて満たせている人は、社内SEの求人に積極的に応募すれば内定が貰えると思います。

その他、コンサルティングファーム出身の方なども社内SEに有利ではありますが、経営部門の部署を希望した方がより確率が高いと思います。

社内のシステム構築・運用をしていく上で、幅広い知識と能力が求められるため、広く浅く設計構築しているのがベストです。

広く浅くは難しいと思いますが、スペシャリストより平均点の高い人が社内SEに向いています。

転職を考えている方は参考にして頂ければと思います。

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