30代になってからシステムエンジニアになりたいと思う人もいるでしょう。
一昔前はネガティブなイメージが多かったシステムエンジニアですが現代では働きやすい職種です。
働きやすいと言っても、納期が緩くなったとか稼働が低くなったなどの話とは別でもあります。
ではシステムエンジニアになるメリットとはなんでしょうか。
それは在宅ワークやノマドワークがしやすい職種であることです。
クラウド化が進むことで働く場所を問わなくても仕事が出来る会社が多くなりました。
また技術スキルが身につくことで独立して好きな場所や環境で仕事が出来る人が増えています。
Web系であれば特にその傾向が強いです。
通勤時間が必要ない事や好きな時間や場所で仕事を出来るのは大きなメリットです。
都会に住んでいれば通勤自体がストレスであり無駄な時間です。
もはや会社に出社すること自体に意味を感じていない人もいます。
「朝9時に会社にいる」というのが当たり前だと考えている人は「時代遅れ」であると言ってよいでしょう。
そして今はIT業界の人材不足が加速しているため30代でもシステムエンジニアに転職することが出来ます。
全ての人が上手くいくとは限りません。
しかし最近はSEに転職したいという相談も多く実際に30代半ばでシステムエンジニアに転職できた人もいました。
実際に転職に成功した人の事を踏まえてご紹介していきたいと思います。
30代未経験でもIT業界に転職できる理由
30代前半がラストチャンス
昔の日本社会であれば、新しい職種に挑戦するのであれば20代のような若手でないと厳しい事が多かったです。
しかし現在はその「若手」の年齢が変わってきています。
少子高齢化か問題となっているように若い世代の人数は30代後半~40代以上よりも少ないです。
そのため30代前半でも若手と同様に未経験でも採用されやすくなっています。
しかし、年齢が転職活動でネックになる人もいるのでラストチャンスと言えるでしょう。
また30代前半でも「確実にエンジニアになれる」とは言い切れません。
自分でプログラミングの学習をするなどすれば尚、転職は成功しやすいです。
20代が終わってしまっても諦めない気持ちとチャレンジ精神があれば実際に転職することが可能です。
IT業界は人手不足です。
未経験でも必要だと判断してもらえたらエンジニアに転職することが出来ます。
女性は特に有利
男女差別をするのではなくて、むしろ「男女差別を無くす」ために女性の方が転職に有利なケースもあります。
IT業界はそれまでは男性が多く管理職や役職者は今でもほとんどが男性です。
つまり男性社会になってしまうと「男性有利」な会社になってしまいます。
女性管理職を増やして男女差別や男性有利な会社を減らそうと取り組む会社も多いのです。
元々男性の会社が多いので、女性は歓迎されやすいです。
そして、未経験であっても頑張って仕事が出来るようになって、最終的にある程度責任のある立場を任せたいと期待しているところもあります。
IT業界には大手企業であれば女性の管理職が一定数いたりします。
女性に男性たちと同等の報酬や給料を与える社会の方が良いですよね。
家庭や子育てなど、男性よりも仕事に集中できない事の多い女性ですが、それでも「平等」に評価してきちんとした「男女平等」社会になった方が素晴らしいと思います。
労働環境が昔と変わっている
IT業界の労働環境は昔と大きく変わっています。
「サービス残業」や「過労」など仕事による心身の健康が奪われてしまう悲しい事件が多く報道されるようになったため、無茶な働き方を会社は強いることが出来なくなりました。
労働者にとっては非常に良い事で、炎上プロジェクトなど労働時間が長くなりがちなシステムエンジニアにとっては良い事でしかありません。
しかし仕事量は減らないので残業を規制したら人を増やさないと仕事が回りません。
仕事が減らないのに残業を減らすことは出来ません。
いくら効率化していても、残業が必要になってしまうのであれば人手が必要です。
常に技術やサービスが変化しているIT業界では新しい事を覚えたりやらなければいけなくなることはたくさんあります。
会社がホワイトになろうとすればするほど人手が必要になっていきます。
それだけ昔のエンジニアは労働時間が長かった会社もあります。
つまり、エンジニアに転職する事で、実はブラックだったイメージが逆に残業や過労が減る事もあります。
今でもグレーな働き方をする会社も確かにありますが、世の中の流れとしてはそういった会社は立場が悪くなっていくでしょう。
昨今は技術の進化がとても速い
昨今はIT業界での技術の進化がとても速いです。
クラウドが普及してから競争も激しくなり、クラウドサービス自体も提供している会社で異なる技術や知識も必要です。
また、AI、ロボット、ビッグデータなどトレンド技術も非常に多くの技術的な対応があります。
トレンドに追いつくのも大切ですがこれまでの技術も維持する必要があります。
新しい事にチャレンジしようと思っても、今抱えている顧客や技術を捨ててしまうと成果が減ってしまいます。
マルチタスクで複数の分野をこなすエンジニアが多いですが、それでもトレンド技術の全てを扱うのは難しいです。
また既存の技術知識と新しい知識をハイブリットして扱うケースもあります。
技術が進化していく事で仕事も必然的に増えていきます。
IT業界のビジネスですが、最新技術の提供に関しては案件の争奪戦です。
最初に実績を残した会社は、市場で一つ頭が抜けることが多いでしょう。
つまり技術の進化が激しい昨今は人手不足になりがちです。
30代未経験でシステムエンジニアに転職するには
医療系から転職した人の例
実際に30代未経験でシスエムエンジニアに転職できた人を参考にしてみましょう。
その人は就職してから何度か転職していましたが、業界はずっと同じ医療系でした。
医療系ですが医療事務のため、技術的なスキルも医学的な専門性も本当の専門職と比較すると「特別なスキル」は無いと思って良いでしょう。
しかし、そんな人でも転職することが出来ました。
転職活動が元々上手く行っておらず転職が成功するまでに4ケ月かかっています。
転職する場合は内定を貰うまで1ヵ月~3ヶ月程度が一番多いです。
もちろん中には1年ほどかかる人もいますが、そういったケースは特殊です。
IT技術に関して全く分からない30代の事務員がどのようにしてエンジニアになったのでしょうか。
転職の相談をされた時に転職エージェントを使わずに個人で応募型を使っていたのでエージェントを勧めました。
「早く転職先決めたい…」と漏らしていたので、説教ではありませんが転職エージェントを使った方が早く決められる理由を説明しました。
未経験であれば尚、転職エージェントのように「未経験でも採用されやすい会社」を紹介してくれたり「採用されそうな会社」を教えてくれる方が効率的です。
自分で会社選びをして玉砕を繰り返していて時間がもったいありません。
その結果、1.5ヶ月で無事に内定が2つ出てプログラマとなりました。
転職エージェントは支援できる期間なども決まっているので、言ってしまえば「期限」を設けて本気で転職活動に取り組めるようになるのもメリットだと思います。
また転職エージェントは「無料」なので使わない理由は個人的にはないと思います。
IT業界に未経験で入るのには転職エージェントを使った方が効率的であると言えます。
転職エージェントは無料
転職エージェントですが、初めて転職を考える人には分からないことだらけだと思います。
転職エージェントの利用は無料です。
無料で転職支援を受けられるので、初めての転職であっても2回目であっても利用する方が効率的です。
転職エージェントを利用する事で得られるメリットは以下です。
- 無料で利用できる
- 非公開求人に応募ができる
- カウンセリングをしてくれる
- 書類の手続きを代行してくれる
- 日程調整なども代行してくれる
- 書類の添削をしてくれる
- 面接のフィードバックがもらえる
- 土日でも利用が出来る
これだけのメリットがあります。
最初は面談から入るのでエンジニアになりたい人は「どんなエンジニアになりたい」かを話してみると良いでしょう。
またIT業界に詳しくない人は、分からない事を質問してみても良いでしょう。
面接のフィードバックは個人的には自分を客観視できる一番メリットを感じるメリットです。
お勧め転職エージェント
お勧めの転職エージェントを紹介したいと思います。
先ほど紹介したメリットはどちらに登録しても享受することが出来ます。
ちなみに初めて転職する人はこちらの記事も読んで頂ければと思います。
まず最初に紹介するのは人材サービスを多く手掛けるリクルート社の【リクルートエージェント】です。
大手企業のサービスなので、あえて宣伝する必要もないくらい求人数もエージェントの実績も豊富です。
同じ業界や異なる業界に捉われずに利用できるサービスです。
次のお勧めは【DODA】です。
私が最初にオペレーターから転職した時に利用したのがDODAです。
今回お勧めで紹介しているエージェントはどちらも私が利用したことがあり、今回未経験でも転職できた人が実際に使ったいたからです。
どちらも転職エージェントでは有名大手なサービスですので安心して利用出来ると思います。