システムエンジニアがモチベーションを失ってしまう理由

ある日突然、真面目だと思っていた人や仕事の出来る人が辞めてしまうことがあると思います。

転職したり退職する理由には様々ありますが、中にはモチベーションを失って退職してしまう人がいます。

何がきっかけでモチベーションを失うかも様々だと思います。

モチベーションを失った人が取る行動は退職・転職・手抜きなどです。

仕事に取り組むにはモチベーションが必要です。

やる気がわかなければ取り掛かるのに時間がかかったり成果も低いです。

最初からモチベーションの低い人もいますが、高かったモチベーションが下がる原因はなんでしょうか。

今回はシステムエンジニアがモチベーションを失ってしまう理由を紹介したいと思います。

実際の転職理由や自身の経験から紹介したいと思います。

システムエンジニア特有の理由だけではありませんが、仕事に対してモチベーションを失ってしまった人の参考になればと思います。

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システムエンジニアがモチベーションを失う理由

感謝されにくい仕事

システムエンジニアですがどこの会社や現場でも本当に悪い風潮があります。

それは技術職は「出来て当たり前」と思われていることが多い事です。

もちろん、迅速な対応や丁寧な対応をすることで感謝されることはあります。

しかし、システムを構築して納品したりして感謝されることはほとんどありません

感謝の言葉を貰うのはどちらかと言えば営業職です。

「御社のおかげで助かました」なんて言われることもあるでしょう。

現場のエンジニアは納期に追われて必死になって仕事をしているかもしれません。

感謝されないのが悲しくなりモチベーションが無くなってしまう人もいます。

頑張るからには誰かに喜んでもらったり認めてもらえた方が良いのは事実です。

自己満足だけは限界という人もいるでしょう。

何のために頑張っているか理由が欲しい人は感謝されない事でモチベーションを低下させてしまいます。

評価されない

エンジニアにも様々な働き方があります。

プリセールスのように営業も技術も両方やる人、客先常駐でクライアントのIT環境に関する業務をする人、社内SEとして自社に勤める人など様々です。

当然、職種ごとに評価すべき項目も違うので同じ評価基準で判断は出来ません。

しかし問題なのは実績を残しているのに評価されない場合です。

売り上げを伸ばした、成果が上がった、工数削減やプロジェクトの完遂など様々な実績があります。

数字に出来ない仕事だとしても、クライアントに評価されていることもあります。

もちろん全てを絶対評価出来ないと思いますが、「評価を全くしない」というのは悪意すら感じることも

頑張ってアピールできるような実績を作っても評価されなければ誰でもモチベーションが下がります。

おそらく転職する人が多いのがこのパターンです。

転職活動の場でそういった実績を評価してくれる会社に行ってしまうのは当然の帰結です。

また手を抜き始めるのもこのような理由でしょう。

頑張っても頑張らなくても給料が変わらないのは不平不満にしかなりません。

多くの会社に言いたいのですが、多くの優秀なエンジニアに対してこういった評価の仕方をしていると人材は流出し続けます。

「評価してもらえない」=「この会社にいる意味がない」に繋がりやすいです。

燃え尽き症候群

システムエンジニアだけに言えることではないですが、最も注意すべきは「燃え尽き症候群」です。

仕事の難易度は別にしろ、やりがいにしていたプロジェクトや仕事を終えてしまうと「目的意識」が無くなってしまうことがあります。

目的意識は人生においても仕事においてもモチベーションを高める大切な意識だと言えます。

起業家なども「起業」するまではモチベーションも高く仕事をバリバリこなす人も多いです。

しかし気持ちが切れてしまうと一向にやる気も出なければモチベーションも上がりません。

そして一番厄介なのが「本人の意思」だけでは変えることが出来ない事です。

燃え尽き症候群とは病気に等しい症状です。

「頑張ろう」「何とかしないと」と自覚していても気持ちがついてきません。

鬱状態や抑うつ気分にもなる事があります。

あまりに頑張りすぎてしまうとある日突然気持ちが切れてしまうこともあります。

仕事一筋で頑張るのは大変良い事ですが、もう少し力を抜いてみても良いと思います。

完璧を求めて達成感を味わうのがやりがいかもしれませんが、ほどほどで良い事もあります。

燃え尽き症候群になると楽しかった仕事も苦痛になってしまうので、普段から仕事以外の息抜きが大切です。

くだらないと感じる

仕事自体が「くだらない」と感じてしまえばモチベーションは上がりません。

仕事に関して要求ばかり多く苦痛に感じてくると「くだらない」と感じることがあります。

会社員としての仕事は協調性が大切ではありますが一方的な関係はお互いに消耗するだけです。

気持ちが疲弊してしまうと仕事に対して意味を感じなくなってしまいます。

「誰のために頑張っているのだろう」と感じたり「何で自分でなければいけないのだろう」と思ってしまうこともあります。

残念ながら、相手はあなたが期待に応えることでどんどん仕事をお願いしてしまうのです。

期待に応えることが「どうでもいい」と感じてしまう原因かもしれません。

仕事の指示や要求ばかりされて自分が苦しい思いしかしていなければ本当にやる意味はないのです。

「どうでもいい」と思うことは実は正しいこともあります。

要求ばかりで、ミスした時には文句を言われたり我儘を言われたり、「くだらない」と思うのは当然です。

仕事は人生において決して「必須」なものではないので「くだらない」と感じても何ら問題ありません。

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最後に

システムエンジニアがモチベーションを失ってしまう理由を紹介しました。

結論から言うと、どの職種に同じことが言えるのですが仕事の性質上、紹介したような場面に直面する機会が多いです。

大きなプロジェクトにやりがいを感じていたりする人もたくさんいるでしょう。

また、要求される仕事に関してもレベルの高い仕事が苦しかったり無理難題を言われたり、挙句感謝もされないと精神的には苦しいです。

また、IT業界はピラミッド構造のため下請け企業だと尚、理不尽を被りやすいのも一因かもしれません。

最後に伝えたいことは、モチベーションが無ければ我慢しなくて良いと思います。

極論ですが、苦しみながらエンジニアをするよりも別の仕事についても私は本人が幸福を得られるならそれで良いと思います。

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