新卒や転職の内定で承諾すべきか悩んでいる人はどんどん増えていると思います。
内定ブルーという言葉も、近年生まれた言葉です。
本来は、内定が貰えるというのは認められた証でもあり、嬉しいものであります。
しかし、将来への不安があればあるほど悩みになってしまいます。
この会社に入って将来大丈夫だろうか
この会社で自分のやりたいことが出来るだろうか
この会社に入る事が自分にとって正しい選択だろうか
自分はこの会社に本当に入りたいのだろうか
他にもっと良い会社があるのではないだろうか
等々、人によって内定ブルーに陥る理由は様々です。
もちろん私も内定ブルーを経験しています。
働ける会社は基本的には一つなので悩むのは当然です。
ですが、思い詰めてしまって精神状態が不安定になってしまえば、いざ働き出してから本来の力を発揮できずにさらに悪循環に陥る事もあります。
記事のタイトル通りですが、個人的には今得ている内定が全てではないと思っているのでその理由を書いていきたいと思います。
あくまで主観ですが、内定ブルーに陥っている人を救えたらなと思って書いていきたいと思います。
内定はあくまで貰っただけ
会社が全てではない
新卒においても転職においても、新卒での就職の経歴ですべてが左右されるわけではありません。
新卒で大手企業に就職したからと言っても、SHARPや東芝のような事態に直面する事もあります。
優秀であれば、ほかでも活躍していけるでしょう。
新卒で就職した会社名などよりも、就職してから何が出来るようになったかの方がよっぽど重要です。
会社に入って身につくスキルは入ってみないと分かりません。
どういった部署で仕事をするのかにも依存します。
無名企業でも高スキルな人材であれば後から大手に就職する事が出来ます。
なので、新卒で入る会社や転職する際に経験年数や会社名などはあまり気にしなくても大丈夫だと思います。
むしろ、その会社に入る事でキャリアの停滞を感じているのであれば新天地を求めるのもありです。
大手企業に入社したからといって全員が業界を引っ張っていくようなスキルがあるわけではありません。
もちろん企業名はブランドですので、経歴に大手の名前がある事でメリットもたくさんあります。
しかし、能力さえあれば後からでも目指せる会社です。
転職に優しい時代に変化している
転職回数や転職そのものが経歴としてネガティブになる事もありましたが、今の時代は転職はどちらかとポジティブなものへ変化しています。
最初から辞めるつもりで会社に入る人もいます。
個人のスキルアップなどを目的に入社して、そこから本来の目標に向かっていく人も多いです。
なので、入ってみて違うと感じるのであればまた働ける会社を探せばよいと思います。
転職回数が多くなってしまう人もいますが、転職回数が多くても働けているという事です。
つまり、今いる会社やこれから入る会社に不安を感じていてもタイミングを見て辞めるという選択もありますし、入ってみて自分に合っていればそのまま続ければよいでしょう。
今得ている内定が全てではありません。
個人の能力さえしっかり伸ばしていけば、希望の会社に入れる可能性はあります。
もし希望していない会社からしか内定が貰えていなくても、今からまた希望の企業を目指すのも良いですが、一回腰を下ろしてスキルを上げてまた目指すのも良いと思います。
楽しさややりがいが一番大切
会社のための人生ではない
内定が貰えたからといって、会社に尽くし続ける事が人生ではありません。
今の決断によって65歳までの仕事やキャリアが決定するわけではありません。
今決めることが人生に分岐点にはなりますが、人生が決まるわけではありません。
嫌になったら辞めれば良いのです。
最初は転職と言うのは勇気がいりますし、転職経験者も転職直後にまた転職の願望が出てきても中々行動するまでにはいきません。
ですが、それは気持ちの問題であって現実としては辞める事は出来ます。
今決めたことで、後々後悔したとしてもやり直せます。
もちろん、経験値や職歴が付くことで0からスタートというのは難しいですし、ある程度の壁を乗り越える必要もあります。
ですが、一生働ける会社を内定だけで決めるのは不可能です。
働いてもいないのに決めようがないと思います。
先ほど書いた通り、大手だからといってすべてが上手くいく事もないかもしれません。
志望度の低い会社の方が実は自分に合った働き方が出来るかもしれません。
個人的には自分に合った会社を見つけたいのであれば何度転職しても良いと思いますし、目指している会社があるのであればスキルを上げていく向上心が大切だと思います。
何も今入る会社は全てではないですし、個人の能力こそが全てだと思います。
納得しきれない内定であっても入ってみないと何も分かりません。
そして、内定の承諾によって人生が決まるわけではないので、思い詰めないようにしてほしいと思います。
仕事はモチベーションが命
他の記事でも何度も書いていますが、仕事はモチベーションが全てです。
モチベーションがない状態で仕事をしていても、生産性も上がらず向上心も無くただ給料をもらうだけのために会社に行く事になります。
仕事は楽しくないものという事を前提にしている人は多いですが、楽しくできる仕事だってあります。
私だって激務でしたが、官公庁関係のプロジェクトで設計という上流の仕事を任せてもらった時はやりがいを感じていました。
自分の設計したシステムが国民の生活や管理に直結しているという感覚はプレッシャーでもあり、責任感でもありました。
何より私は技術を学ぶのが大好きです。
仕事なんて楽しくないし、我慢するのが当たり前と思っている人に言ってやりたいです。
私はシステムエンジニアをしていて楽しいし、最初は嫌いな仕事だったけど今は大好きです。
あくまで私は仕事が楽しいですし、嫌々仕事はしたくないです。
こんな風に楽しく仕事が出来ていれば自然とモチベーションは上がっていきます。
長く働ける会社を探すより、モチベーションが維持できる仕事を見つけていけるようにしていくと、必然的に長く勤められる会社が見つかると思います。
それが見つかるまでであれば、何度転職しても私は良いと思います。
最後に
一生働ける会社を見つけるのは簡単でもあり難しいです。
就職できる事に満足感がある人は悩むことなく働き続けると思います。
また、転職願望が一切ない人もいるので、そういった人にはそもそも迷いがないのである意味羨ましいです。
将来に悩むというのは、自分の気持ちときちんと向き合っているからこそで、悩む人ほど真面目だと思います。
しかし、やはり何事もやってみないと分からないですし、やってみて考え方が変わる事もあります。
内定に悩んでいる人は、参考にして頂ければと思います。