今回は就活生に向けて、IT業界の企業を受ける際の志望動機についてアドバイスを書いていきたいと思います。
私自身、IT業界で仕事をしておりますし、面接を実施したこともあります。
志望動機は本当の事を書いていたり書いていなかったり、悩んだ末に作り上げた建前である事の方が多いです。
もちろん、素直にその会社の良いところや入社したい理由があればその気持ちを率直に書くのが1番良いです。
しかしながら、素直な理由を述べたからと言って印象が良いとは限らないのが就職活動です。
そこで、志望動機に悩んでいる就活生に向けて志望動機に含めると良いポイントを書いていきたいと思います。
これらのうち、いずれかの考え方持っている、もしくは一番自分に合いそうな考え方に合わせて内容を考えていって頂ければと思います。
IT業界に向いている考え方と自分の気持ちを上手く融合させるとよりオリジナリティも出てきます。
企業側は学生の能力を図る事が出来ないため、気持ちや姿勢を重視します。
そこで今回は志望動機に悩む学生の方に向けてアドバイス出来ればと思っております。
志望動機におススメの考え方
ITの力で社会貢献したい
大手の企業であれば、官公庁・公共案件など社会のインフラを支えるシステムの構築などをたくさん行っています。
大手企業の内定を目指す場合は、大手だからこそ出来る仕事がしたいという意思表示が大事です。
単にシステムの構築がしたいのであれば、中小クラスのSIerでも可能です。
しかし会社の規模や信用によって扱える案件には限りがあります。
ISP企業なども国民の生活の上では必要な企業なので、社会の基盤と言ってよいです。
大手SIerでは国家規模のプロジェクトを主導していますし、大手独立系も顧客数が多く仕事の幅も広いです。
また、特定の業務を専門にしているSIerもあり会社によって出来る仕事は様々です。
こういった動機を先に持ってきて、その会社の良いところを持っていく事で、自分はどうなりたくて、なぜその会社で仕事がしたいかを伝えられるはずです。
自分のやりたい事を実現するために、重要な案件を多く抱える会社で働きたい事、複数の大手企業の中でなぜその会社を選んだかを書くと良いでしょう。
新しい事にチャレンジしていきたい
チャレンジ精神というものは、基本的にはどんな業界でも大切にされている精神論です。
しかしながら、IT業界というのは目まぐるしい技術の進化に常についていかなければいけません。
古いの技術ではすぐに競争力を失ってしまうため、一定数の最新技術を扱える技術者が常に必要になります。
ここ数年で言えば、クラウドという言葉がものすごく普及しました。
2017年時点では、その5年前には今ほど聞いていなかったと思います。
入りたい会社がどういう会社かによっては、チャレンジしたい技術や分野は異なると思いますが、IT業界に入って最新技術を身に着けて一流のエンジニアになりたい、という理由は非常に魅力的です。
具体的にどういった分野に興味があるかは調べてみても良いでしょう。
この志望動機の良いところは、技術力が遅れている会社にとっては新しい風として、常に最新技術を追っている会社にとっては必要な人材だからです。
IT業界の知識が無い人も、IT業界にチャレンジしてみたいという意思表示が出来るので、積極的に資格も取得したいような話も出来れば良いと思います。
新しい仕組みを作りたい
所謂、モノ作りがしたいという理由です。
IT業界でのシステムの提案、設計、構築は言ってしまえば新しい仕組みを作っていく事です。
時代の経過とともに、様々なシステムが誕生しています。
その設計をするという事は新しい仕組みを生み出す事に携わるという事です。
プログラマのようにアプリケーションを開発する仕事に関しては、特にこの志望動機がマッチします。
技術を学んで、新しいシステムやアプリケーションを作っていけるようになりたいと言う理由もポジティブな印象があります。
ピンとこないかもしれませんが、自分が携わったシステムが世の中でたくさんの人に利用されるというのは、やりがいがあったりします。
この動機ですと、メーカーであれば○○という製品に関わりたい、SIerであれば開発がしたいと書けるはずです。
製品開発もシステム開発も世の中を便利にするための目的で事業が行われています。
新しい仕組みや製品など作っていく事がIT業界で生き残るための手段です。
最期に
IT業界を目指して就職活動をしている人にとって少しでも参考になればと思います。
個人的には、2番目の動機だと一番好印象です。
私も常に最先端を追っているわけではなく、むしろ追いつけなくなってきました。
若い人で、新しい事がやりたい、やらせて欲しいという姿勢を見せてくれると非常に好印象です。
モノづくりに関しても、具体的な話が出来れば尚良しなのですが、なかなか難しいと思うので、具体的な製品名をいくつか覚えておくのが良いと思います。
何にしろ、志望動機に悩んでいる方にとって良いきっかけになってくれればと思います。
自分に向いていそうな考え方と自分自身の素直な気持ちを掛け合わせてみて頂ければと思います。