転職を考えていたり、実際に大手子会社の選考に参加して内定を貰っている人もいるでしょう。
転職活動では、応募したい求人を探している時と、内定が出た時に最もその会社について考える事が多いと思います。
求人を探している段階では、そもそも入りたいか、やっていける職種であるかを考えて企業リサーチをします。
内定が出た場合は、本当に入社するべきかを考えると思います。
大手子会社は本当に考え方が難しいです。
大手企業の100%子会社であれば社会的な安定は保証されますが、どうしても子会社という事実があります。
また、グループ系の企業のように大手の看板を持って一部上場している企業もあります。
IT業界では日立ソリューションズやソフトバンクテクノロジーなどがそうですね。
系列ですが完全子会社ではなく上場企業です。
そこで今回は、大手子会社やグループ企業への転職について書いていきたいと思います。
私の就業経験や転職活動の結果から、経験則でしかないですが個人的な感覚を書いていきたいと思います。
コンプレックスが無ければ良い
グループの本体に憧れない
先ほどの日立やソフトバンクの会社にも言えますが、あくまでグループ会社であり大本の企業に所属するわけではありません。
完全子会社の場合は、親会社がいます。
社会的な立ち位置で言えば、その会社の方が社会的な基盤も信頼度も上になります。
決して子会社だからと見下されたりはしませんがコンプレックスに思う人もいます。
何ならそういった親会社から仕事を受注する事も多いので、基本的には指示を受ける側です。
また、政治力が違いますので多少無理のある仕事を依頼されることもあります。
こういった一つ下の立ち位置で仕事をする事にコンプレックスを感じるのであればお勧めしません。
逆に内部からアピールして本体に転職を狙っているのであれば良いでしょう。
派遣社員の正社員化にも言えるのですが、転職活動で正規ルートから超大手に入るより内部で評価を得た方が確実な人の方が多いと思います。
システムエンジニアであれば尚更ですね。
経歴がどれだけ悪くても技術力という実力を表明するための武器があります。
優秀な人間が親会社やグループ企業の中核にヘッドハンティングされたり転籍するのは比較的あることです。
子会社と割り切らない
子会社やグループ企業にいると内政での仕事は基本的に多いです。
これは先ほども述べた通りです。
そして、こいった場面に直面すると親会社などが嫌いになる人が多いです。
それは仕方のない事かもしれません。
親会社も何か困っていて、他の外注が使えない状況では関連会社にある程度頑張ってもらうしかありません。
そして、仕事を振る側というのは基本的に主体的ではなく管理面の業務に従事します。
現場で働くのは子会社やグループ企業の社員で本体の社員は現場作業はしないので不満が出やすいです。
しかし、仕事は仕事だと割り切って出来るのであれば子会社系でもやっていけると思います。
○○の子会社と割り切ってしまうとコンプレックスではなかったのが、段々とコンプレックスに代わってしまいます。
親会社の業務であっても真摯にこれが私の仕事と思って仕事が出来ないと精神的にはストレスになりやすいです。
なので子会社だとは思わずに一つの独立した企業であると思う事が出来れば問題ないです。
組織自体は別々なので、親会社を顧客と認識すればまだやっていけそうですね。
大手子会社へ転職するには?
ハードルはそこまで高くない
しっかりと外へアピール出来る実績や能力を兼ね備えている自信があればハードルはそこまで高くありません。
むしろ、新卒よりも入社しやすいと思います。
システムエンジニアであれば専門性の高い分野で設計構築スキルや経験があれば意外とすんなり決まる事もあるでしょう。
理由としては、大手系は基本的に仕事が多いからです。
大手は看板があるので仕事を受注しやすいですし、元々多くの顧客を抱えています。
能力の低い人は問答無用で門前払いではありますが、能力がある程度ある人間は何人いても良いのです。
また予算が取れやすいので優秀な人材にきちんとサラリーを払います。
ただし、外資系やベンチャー系の完璧な成果主義と比べると能力に対して見合っていない年収の場合もあるので注意です。
予算が多くある事で子会社系は中途採用も多く実施しています。
大手系列だからこそ、仕事が多く、また新規の案件なども発生しがちですので、良い人材であれば比較的簡単に内定を貰えますよ。
転職活動は転職エージェントで
先ほどは大手子会社への転職のハードルについて書きました。
私が2回目で転職した時は、大手系子会社4社から内定を頂きました。
これは私が特別なスキルがあるわけではないです。
もちろん、自信を持ってアピールできる業務経験と資格、プロジェクト実績もありました。
ですが、私より輝かしい実績を持っている人も多いでしょう。
あとは転職エージェント経由で他の会社の選考状況を開示していた事も影響していたと思います。
これは心理戦でしかないのですが、仮に選考中の企業が大して私に魅力を感じていなくても、他の大手系で選考が進むことでだんだんと気になってしまう事もあると思います。
また、採用を急いでいる会社では短期間で採用すべきスキルをもった人材を見定めなければいけません。
ちなみに面接は3回と言われていたのに、2回目で最終面接になった会社もあります。
どう考えても急いでいます。
理由は他の内定によって流れてしまうのを嫌ったかもしれません。
他社の選考状況は面接でよく聞かれますが、本人が本当のことを言っているかウソをついているかは分かりません。
転職エージェントを使えば企業側も確実な情報が手に入ります。
そして、転職エージェントの支援もあるので円滑に給料交渉なども進めていけます。
日程調整なども含めてメリットがありますが、エージェント経由で選考を有利に出来るのも実際に転職して感じたメリットですね。
転職エージェントサービスは無料で登録できるので、転職したいと思う人はまずは相談だけでもしてみると良いですよ。