世の中では仕事量の割に合わない報酬の会社であったり、残業が非常に多い会社をブラック企業と呼んでいますよね。
ここ数年では、特にブラック企業という言葉に敏感な人も増えたと思います。
私は過去の転職活動で、所謂ブラック企業の面接にいった事があります。
めちゃくちゃブラックで有名な会社です。
ブラックでも有名ですが、社員数もそれなりにいる規模の大きな会社です。
ブラック大手という感じですかね。
そもそもなぜブラック企業の面接に行ったのかと言うと、本当のブラック企業ってどんな感じだろうと思って面接してみることにしました。
もちろん、転職エージェントに勧められたから行った訳ではなく、自分でリサーチしてブラック企業で有名な事を知ったうえで、書類選考も応募しました。
その時の事を書いていきたいと思います。
実際の面接の印象
設備は充実
やはり大手は大手なので、設備はしっかりしていました。
受付嬢もいましたし、電子モニターとかも点在していて自社の製品やサービスを宣伝していました。
受付に人もまぁまぁいたので、やはり取引先も多いようです。
中小企業よりはよほど整った設備だと思います。
見た目も綺麗でしたし、勝手なイメージだと古い雑居ビルの中にオフィスがあるんじゃないかと思っていましたが、逆に大手企業感のある設備でした。
ブラックで名が通っていなければ、もっと魅力的だけにもったいないと思いましたね。
面接官
面接官は2人で、2対1で面接を実施しました。
よくある現場のリーダーと部署の役職者の2名です。
最初に感じたのは、すごく声が薄いというか、気力のない感じでした。
ブラック企業だからみんな気力がないのかなと勘ぐってしまいました(笑)
当時の転職活動の面接では、基本的に元気を前面に出してに挑もうと思っていましたが、雰囲気にのまれてしまい、こちらも普段よりトーンダウンしたテンションで面接を進めていきました。
本当に声が小さくて、こちらが大きな声を出すとテンションにギャップがあり過ぎて耐えられないんですよね。
とりあえず、一番の印象は声が小さくて覇気がない感じでした。
体育会系バリバリなのかと思っていましたが、面接官に関してはその逆でしたね。
面接の内容
当時はデータの集計や分析、マーケティングの仕事を探していたので、その職種での業務内容に適しているかの質疑応答がメインでした。
面接自体は他と何も変わりません。
当たり前ですよね。(笑)
ブラックのイメージを払しょくするためにはネガティブイメージを与えるようなことを全力で避けますし。
変わっているのは前述のとおり、面接の空間自体に一切覇気がないくらいです。(笑)
コミュニケーションに関して言えば、特別感じたことも無ければ、ブラックと知らなければ普通に入りたいと思うかもしれません。
仕事量や稼働について
こちらから質問はしなかったのですが、相手から説明がありました。
この時はやはりブラック企業としてネットで有名になっている事を気にしているのかなーと思いました。
残業が多い会社やある程度想定される会社は、基本的には体力面を考慮して残業について質問されるケースがあります。
多い時は月に残業40Hくらいありますが、大丈夫ですか。
といった質問はよくあります。
面接した会社からは、実際の過渡期と稼働を記載した資料を見せられました。
ここまで用意するのは絶対気にしているんだなと思います。
気にしていない会社は、基本的に求職者が質問するのが大半です。
口にはしませんが、ブラックで有名だけど実際(今)は違うよ!と言いたいのだと思います。
それはそれで良い事だと思います。
ただし、それで安心出来ないのが本音ではあるんですよね…
面接の結果
面接の結果についてですが、
落ちました。(笑)
そもそも、ブラック企業を見てみたいとかと言う理由で面接に行っている時点で、そこから先があっても結局ダメだったと思います。
担当エージェントからフィードバックを聞きましたが、落ちた理由については到底納得できませんでした。
その理由ですが、
元気がないからだそうです。
いやいやいやいや、貴方達も全然なかったですよ!!!
むしろ、テンション低そうだったので、こちらだけ元気に振る舞うと空回りして見えるので合わせたのですが…
元気な人が欲しいのに、現職の人に元気がないのって、元気が吸い取られる会社なんでしょうか?
そう考えたらブラック企業ですね。(笑)
落とされること自体に、何ら感情はありませんが、この理由だけは反論したかったです(笑)
という事で、お互いに元気を感じなかったためのマッチング失敗だったようです。(笑)
最後に
ブラック企業で有名な会社と面接したのは、この会社を含めて2社程度です。
今回、記事にした会社については本当にブラックで有名な会社だったので、良い思い出でもあります。
最後のフィードバックですが、あの理由を聞いてブラックで有名な会社は受けるの止めようと思いました。(笑)
今は正社員の稼働や仕事量、働き方に厳しい世の中になってきているので、過去にブラックと呼ばれていた会社も今は優良かもしれません。
なので、フィーリングの合う人は入社してみても良いかもしれませんよ。(もちろん自己責任ですよ)
本当にブラックで名を轟かせてしまったのがもったいないなと言うのが結論です。