新型コロナウィルスで加速したクラウド化。クラウド化だけではなくリテラシーの向上が大切な理由

2020年4月上旬現在、日本国内では新型コロナウィルス感染拡大の影響で緊急事態宣言があと少しで発令されるところです。

そんな中、3月あたりから本格的な在宅勤務が世界各国で実施されるようになりました。

その影響で、リモートワークの環境整備も急ピッチで行っている企業も多くあります。

リモートワーク整備のために各企業にクラウド型のシステムがかなり普及しています。

主にコミュニケーションツールの導入が進んでいます。

Slack、Zoomのような単体で導入できるクラウドアプリケーションの利用者が数倍以上に跳ね上がっているニュースもあります。

元々Microsoft 365やG Suiteを利用していた企業は既に在宅勤務やリモートワークの基盤が出来上がっていたでしょう。

しかし、リモートワークのためのクラウドアプリケーションもリテラシーが伴わないと危険な場合も多いです。

このような災害やパニックに乗じて攻撃や愉快犯的な犯行も増えています。

反抗勢力は大手企業が困っている時ほど、チャンスだと思って行動に移す場合が多いです。

リモートワークが出来る環境は必須な状況ですが、リテラシーもないと普段は気を付けなくてもよいところにリスクが隠れているという事です。

そこで今回はクラウド化が加速してもリテラシーが大切な理由を紹介します。

ただ利用するだけではセキュリティが甘いかもしれません。

それでは紹介して参ります。

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クラウド化にリテラシー向上は必須

注目度が上がれば攻撃も増加

まず、今回の新型コロナウィルスによるパンデミックで利用者数が増加したSlackとZoomです。

その反面、やはり脆弱性などを突いた攻撃が確認されています。

また、アプリケーションの仕様を利用して攻撃するような、不具合やバグとは異なるベーシックな方法も出てきています。

企業や製品は注目度が高くなるほど攻撃の対象となりやすいのです。

ITリテラシーの低い人ほど、知らない間に攻撃に加担してしまっている事も多いのです。

攻撃に加担してしまう場合もあれば自分が攻撃されてしまう可能性があることを知っておきましょう。

基礎的なセキュリティも有効

ZoomやSlack含めてクラウドアプリケーションのほとんどが、インターネットがあれば利用出来ます。

だからこそクラウドと呼べるのですが、一部はVPN接続なども利用したハイブリットクラウド環境で制限を設けている会社もあります。

インターネットからの接続を考えると基礎的なセキュリティの知識でも十分、対応できることも多いです。

パスワードの設定や変更、自由なアクセスを承認制にするなどユーザ自信で実施できるセキュリティも多いです。

ZoomはミーティングIDが漏れてしまう、もしくはブルートフォース(総当たり攻撃)のように会議に外部の人間が参加しようとしたりする事例が報告されています。

これがパスワード設定や承認制にするだけで簡単な攻撃を回避することが出来るのです。

情シスのブラック化を防ぐ

デマやパンデミックで買い占めなどが起こったように、現在はクラウドサービスの需要がとても強いです。

情報システム部門は、コロナ対策の体制や方針、そしてリモートワークの環境整備に追われている会社もあるでしょう。

リテラシーが低いと情シスにかかる負担というのは比例していくと言っても過言ではありません。

クラウドサービスは常に変化し続けるので情シスによる完全管理よりもユーザ自信が理解を深めることが大切です。

少し検索すれば分かる事を質問し続けても生産性は上がりませんし、クラウドはある日突然仕様が変わる事もあります。

情報システム部門でクラウドサービスの仕様はコントロール出来ない部分も多いので自分で理解を深めていく事が大切です。

システムだけ変わるのでは意味がない

クラウドを利用する場合も、新しいシステムを利用する場合もシステムだけが変わるのでは意味がありません。

IT環境を利用する人の考え方が変わらないと、新しい仕組みも便利にならない場合があります。

セキュリティ的により安全で、かつ便利に利用できることがクラウドを利用する場合の最大のポイントです。

リテラシーを身につけて変化に対して保守的ではなく前向きに吸収していく必要があるのです。

Slackのようなチャットに抵抗感があっても時代は必要としているかもしれません。

機密情報を暗号化して取り扱ったり、適切な対処をすればクラウドの利用の幅も広がり健康を危険にさらすことなく仕事をしていけるのようになるのです。

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最後に

新型コロナウィルスの影響で、良くも悪くもリモートワークの環境が徐々に整備されつつあります。

このような状況下であれば、出社しなければいけない仕事以外は全て在宅ワークとさせるのが正しい在り方ではないでしょうか。

その前提で、クラウドベースで仕事をするなら最低限押さえるべきリテラシーを身につけた方が良いのす。

攻撃者はこういったパニックに乗じて攻撃する機会を伺っているのを忘れてはいけません。

出来るだけリテラシーを持つことで、自分自身の知識でクラウドを有効活用出来るかもしれません。

リテラシーを向上させることで、より便利で生産性の高い仕事環境が構築できるのです。

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