SEは非常識な対応をすると信頼が一気に失墜する。やってはいけないこと5つ

システムエンジニアは信頼は最も重要です。

システムエンジニアは技術をサービスとして提供し、その対価を受け取ります。

その技術力に大して疑問符が付くことは可能な限り避けないといけません。

その信頼を損なわないためにもエンジニアとしての常識は守る必要があります。

顧客を抱えたことがあるエンジニアであれば誰しも守れることも多くあります。

SIerなどで経験を積んだエンジニアであれば愚かな行動も少ないでしょう。

しかし、非常識な行動を取ってしまうエンジニアも少なくないのが事実です。

一般常識はもちろんの事SEとしての常識も知っておかないと損をしてしまうでしょう。

技術が売りのエンジニアの信頼の失墜は、すなわち仕事が無くなるのと同義です。

時にはニュースになるほどの失態を犯してしまうエンジニアもいます。

その多くが、当たり前や常識を守れなかったが故のものも多いです。

そこで今回はシステムエンジニアがやってはいけない非常識な行動について紹介します。

顧客との関係で一番大切なのは、金額ではなく信頼です。

信頼関係なくしてビジネスの繋がりはありません。

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エンジニアがやってはいけない非常識な行動

顧客を先に疑う

まず最初に挙げたいのが「顧客を疑う」という行為です。

システムにはトラブルや障害がつきものですが、その際に真っ先に顧客を疑うエンジニアがいます。

この行動はかなり信頼を失う行為と言えます。

トラブルや障害の原因を調べる場合、真っ先に疑うべきは自分たちです。

そして、身の潔白を証明してから顧客の環境を疑うべきなのです。

自分たちを棚に上げた状態で顧客に疑いをかけるのはかなり不誠実な行為です。

調べる顧客も工数がかかるため、原因が無かった場合はかなり顰蹙を買います。

顧客を疑った後に自分たちに原因があると判明した場合は顛末書レベルの対応となります。

内容によっては損害賠償もあるかもしれません。

他人を疑うのではなくまずは自分たちから疑うのがエンジニアの常識と言えるでしょう。

計画外の作業を実施

他にもトラブルの原因になりがちなのが、計画外の作業を実施することです。

承認を得た手順書にない作業をしたり、隠れてコソコソとシステム設定を変更するのは危険な行いです。

報告していない作業でトラブルが起きると、ほとんどが大騒ぎになります。

計画作業でのミスも叱責されやすいのにも関わらず計画外の作業でトラブルは論外なのです。

この手のトラブルは変に自信を持ちすぎているエンジニアがやってしまいがちです。

自信があるゆえに、手順書や承諾を得ていない作業を実施してしまいます。

その結果、システム障害の原因となったり最悪のケースはログがロストすることもあります。

SIerだろうと情シスだろうと計画外の作業はやってはいけません

必ず相談、報告するのは社会人としても基本です。

隠れてやった作業での障害も顛末書などを書かされることが多いですね。

個人のこだわりを優先する

技術職に結構、多いタイプですが技術に対して好奇心がありすぎて本質を見失う人がいます。

目の前の問題を解決するのが目的なのに対して、アプローチの仕方などに執拗にこだわる人がいます。

復旧優先で暫定対処を決定しようとしても、頑なに根本解決に拘る人も多いです。

目の前の問題を復旧させた後に根本解決を図る方がサービスの停止も短いのです。

この辺りは、業務影響や業務の性質が理解できていない技術者にありがちな行動です。

物事の優先順位が分かず、自分の技術的な知識に拘り過ぎています。

他にも、執拗にあれもこれも疑ってしまう人も多いです。

問題や課題、システムや業務の性質を理解できない技術者は結構迷惑な存在となります。

空気の読めない発言も多くなると当然、非常識だと思われてしまいます。

物事を必要以上に複雑化させてしまうと、プロジェクトからも外されてしまいますよ。

復元が出来ない、バックアッププランを考えていない

エンジニアであれば、何か問題が発生した際に早急に復旧させる必要があります。

冗長構成が取れないシステムでも、システムが壊れてしまった場合に対応する手段はとっておくのが一般的です。

しかし、リストアや復元が出来ないエンジニアもいます。

システム障害やトラブルで毎回再構築などは時間もかかりあり得ない対応です。

非常識なエンジニアや出来ないエンジニアほどこのバックアップをしていません。

バックアッププランのように、障害からの復旧の手段があれば問題がありません。

この手のタイプの多くは問題が発生しないと、何が悪かったのか理解していないケースが多いです。

顧客を抱えるエンジニアなら常識ですがバックアップのない環境ほど危ない環境はありません。

これも損害賠償などに繋がるケースが多いです。

バックアップが無くデータのロストなどが発生しようものなら顛末書では済まない可能性が高いです。

納期を守れない

最後に一般常識ですが、納期を守れないのは最も顧客から信頼を失う行為です。

もちろん、品質も大切ですが納期が最も重要だと言えます。

顧客から無理難題や現実的に不可能な納期を要求されていない限り、担当SEや営業が現実的なスケジュールを引いているはずです。

特にサポート期限や保守契約などの期限を守れない場合はかなり信用を失います。

リプレース対応などは、サポートや保守の契約が切れる前に完遂するのが一般的です。

これを平気で過ぎてしまうのは、あまり褒められたものではありません。

トラブルで遅れてしまうケースもありますが、優秀なエンジニアはトラブルが起きるのを想定して早めに計画するでしょう。

納期が守れない場合や品質が著しく低い場合は債務不履行となる場合もあります。

法人対法人の信用情報も本当の意味で格下げされる場合もあります。

エンジニア個人の問題ではなくなってしまうともはや技術力では解決できないほど深刻な事態を引き起こします。

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最後に

エンジニアがやってはいけない非常識な行動について紹介しました。

他にも他人や顧客から顰蹙を買う行動を数多くあるでしょう。

冒頭にも記載しましたがエンジニアは信頼関係こそが重要です。

顧客に技術力を信頼してもらい、安心して仕事を任せてもらえる関係性が重要です。

技術力に疑念を頂かれてしまった時点で、かなりエンジニアとしての評判は悪いでしょう。

常識的に行動していれば、そこまで信用が失墜することはないですね。

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