仕事を教えない人は非効率的で古い人間である

新人として入社した人や中途で新しい環境に入った時の教育係は大切な存在です。

仕事の仕方もそうですが会社の文化やよくやり取りをする相手など、仕事以外の情報も吸収しないといけません。

教育係の人に対してどんな印象を持つかで会社に対するイメージが変わる人もいるでしょう。

そこで一定数いるのが「仕事を教えない人」です。

いわゆる仕事は「やって覚えろ」というタイプの人間ですね。

確かに経験したり苦労したりすることで得られる力もあるのは間違いありません。

あえて試練を与えて悩み苦しむことで成長すると考えている人もいます。

そもそもあえて教えずにやらせることは残念ながら教育ではありません。

「教育」の定義を見てみましょう。

Wikipediaから引用します。

教育(きょういく、英語: education)は、教え育てることであり、ある人間を望ましい状態にさせるために、心と体の両面に、意図的に働きかけることである

この通りです。

一行目の最初を読めば一目瞭然です。

教え育てるのが教育であって丸投げするのは教育ではありません

つまりこのスタイルでOJTや新人教育している人は教育スキルがゼロです。
教育という言葉の定義も満たせていません。

例え優秀な人間になったとしてもそれは相手が「育った」だけです。

母親がいない赤ちゃんが自力で命をつないだ状態です。

そして仕事を教えない人は非効率で古い考え方です。

なぜ非効率で古いか私見ですが紹介していきたいと思います。

このような理不尽な人がいない世の中になれば良いなと思います。

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仕事を教えない人は非効率で古い考え方

教えない理由がない

まず仕事ですが教えない理由の方が少ないです。

丁寧に教えて親切に接すれば相手も覚えやすいでしょう。

また、尊敬されたり目標となる人になれれば人望も得られます。

これだけのメリットがあるのに教えないのは非効率です。

おそらく「何でも教えてしまうと主体的にならない」と思っているのでしょう。

ただし、冒頭で述べた通り仮に仕事を教えずに相手が一人前になるのは相手が「勝手に育った」からで、教育を放棄した人の功績でもなんでもありません。

そう、何一つ自慢できることはないのです。

仕事を教えないと出来ない事の方が多いのにも関わらずあえて教えないのは非効率以外の何物でもありません。

考える力が大切なのはわかります。

しかし、それは仕事を教えない方法だけで身に着けさせるものではありません。

早く仕事が出来るようになった方が楽になる

新人教育ですが、当然早く仕事が出来るようになってくれた方が自分も楽になります。

教育が面倒だったり向かない人は上手く出来ない事も多いでしょう。

しかし、徹底的に教えてあげれば少なくとも少しずつ出来るようになるでしょう。

なぜ自分の仕事が楽になるように早く育つようにしないのでしょうか。

理不尽な仕事の振り方や、要求をしてストレスだけ溜めて誰が得するのでしょう。

最悪、こういった仕事を教えない人のせいで仕事が無く社内ニートになってしまったり、ストレスで退職してしまうこともあるでしょう。

やっていることは自分の仕事が楽になるどころか、問題社員として認識される可能性もあります。

相手の立場になる事が出来ない

基本的に、仕事を教えない人は相手の立場になって考えることが出来ません。

そもそもなぜ仕事は必要以上に教えないようになってしまったのでしょうか。

それは簡単な話です。

その多くが本人が過去に同じように育てられたからです。

理不尽でも無茶苦茶でも、そうやってきたので「教育」の概念がおかしくなっています。

部活動の暴力問題や飲み会の話もそうですが、「先輩にそうされたから」自分もそうするとなってしまっています。

本来は現代社会のように必要以上の理不尽は許容するべきではありません。

彼らの多くは自分が経験した苦しみをそのまま相手に押し付けようとしているのです。

本来は、理不尽で辛いと感じたら「同じ思いを相手にさせない」ために優しくなる人も多いと思います。

悪いと感じた事、嫌だと感じた事、理不尽だと感じた事から他人に同じことはしていけないと学ぶのが教育です。

しかし、彼らは上級生のしきたりに従い同じことを繰り返すしか考えられません。

つまり考え方が時代と共に変わらない時代遅れの古い人間となっています。

もう誰も辛い思いをしないようにと手を取り合う人の障害になる人たちです。

人が育たなかったり辞めてしまったりする上に、頑固なレガシー人間となってしまっています。

自己中心である

仕事を教えない人は先ほど述べたように相手の立場に立って物事を考える力がありません。

そうすると、自己中心になっている状態です。

自分の経験則だけが仕事の全てで、相手が受け入れないと激怒するでしょう。

古い考え方の人間ほど古い考え方を否定されると激怒します。

理に叶った指摘を受けて、感情的に怒り出す人は自己中心です。

事実よりも感情の方が早く動いてしまうため、周囲も好意的には見ていない事が多いです。

頑固なおじさんやおばさんが自己中心な振る舞いをする光景は誰しも見たことがあるかもしれません。

考え方が古い人ほど自己中心で頑固です。

歩きタバコをする、暴言を吐く、暴力を振るう。

今の時代では控えるべき行動はたくあんありますが止めることが出来ないのは考え方が古いからです。

変わる事が出来ない人は他人から愛想を尽かされるでしょう。

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最後に

仕事を教えない人について書いてきました。

私も一度、こういった人と仕事をしなければいけない機会がありましたが、苦痛以外の何物でもありませんでした。

そもそも何を聞いても「考えてやって欲しい」と言われても、困ってしまう人の方が多いでしょう。

冒頭で述べた通り、教育とは「教え育てる」ことです。

相手に壁や障害ばかり与えるだけの人間は教育者でも何でもない迷惑な人間です。

決して相手に「考えて」と言うなと言う訳ではありません。

しかし、逆に「仕事はやって覚えろ」と考えている人はもう時代遅れの人間であることは自覚しておきましょう。

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