技術系の派遣会社や、派遣事業の許可を取得している会社は派遣契約でお客様先へエンジニア常駐させて利益を上げています。
派遣契約と言うのは、お互いに非常に都合よく人員の増強が出来ます。
派遣会社といっても、後者のような会社は基本的に正社員で派遣をしているので、社会的な信用もしっかりとあり、一般的な派遣社員と比べて生活は安定しています。
旧特定派遣制度がこういった仕組みです。
今では一般派遣と区別はなくなりましたが、実態が変わっていない事から未だに特定派遣という呼び方も使います。
正社員の派遣会社が特に該当します。
しかしながら、フリーランスとして独立しても派遣契約で仕事をする機会も多いです。
理由についても書いていきたいと思いますが、正社員派遣エンジニアとして活躍している人にとってフリーランス化がどのようなメリットがあるか書いていきたいと思います。
個人的な経験則ですが参考になればと思います。
フリーランスでも派遣契約の理由
日本では個人事業主の信頼が底辺
日本と言う国では、まだ個人事業主への信頼度がかなり低いです。
一定の規模の会社や有名企業、重要な機関はまず間違いなく取引をしてくれません。
契約を行う場合、法人が前提になっている会社が多いです。
もちろん、すべての会社ではないので、直接契約が絶対に不可能と言う事はありません。
あとは、人脈であったり特別なルートから受注すれば権力のある人などに協力してもらい成約すると思います。
正規ルートではまず直接契約はしません。
企業のリスク管理規定において、必ず基本契約などを締結する前に相手や企業の情報を精査します。
そして、取引条件をクリアしている場合のみ取引が可能になります。
需要があるからといって必ず取引できるわけではありません。
これは、派遣やフリーランスだけではなく法人間の取引でも同じですので、まだフリーランスに厳しい規定が多い事を理解しておきましょう。
法人経由でオファーがある
先ほど書いた通り、取引条件をクリアできなければ契約が出来ないと書いた通り、法人間での取引でないと契約が出来ない事が多いです。
そこで本記事で書きたかった本題に入ります。
フリーランスとして大手企業で就業する場合は、殆どがフリーランス支援サービスを提供している会社の契約社員になってお客様と派遣契約をするのです。
フリーランス案件なのに契約社員として一回契約します。
それは厳密にいうとフリーランスでも個人事業主でもないのですが、正直あまり変わりません。
後程、この点についてメリットも書いていきますが、派遣エンジニアから独立してフリーランスに転身しても働き方の実態は変わらなかったりします。
必要な人材なのに取引が出来ない、となれば取引できるようにすれば良いだけなのです。
実態としては派遣エンジニアですが、正社員ではなく有期雇用の契約で更新が必要なのでフリーランスとほぼほぼ変わりません。
取引条件の厳しい会社が多いですが、こういった取引可能にすることで案件に参画していく事が出来ます。
派遣エンジニアからフリーランスに転身するメリット
難しい事を覚えなくても出来る
先ほど派遣契約について書いていきました。
そこで、フリーランスとして活動する上で、契約社員となり派遣契約を締結して就業するメリットがあります。
それは源泉徴収されるという事です。
完全なフリーランスになるためには、確定申告を含めた請求書や開業届の知識などが必要になります。
しかし、契約社員である場合は原則、給料として源泉徴収して支払いがあるので正社員時代とほとんど変わりません。
なので、派遣契約で就業できる案件であればいつでも独立出来ます。
そして、源泉徴収されている間にそれらを勉強すれば良いです。
おそらく、こういった簿記や会計知識が面倒でフリーランスを選択しない方も多いと思いますが、独立した後でも十分準備が出来ますし、フリーランスエンジニアの支援をしている企業に相談すれば色々教えてくれるので、独立後でも大丈夫だと思います。
副業しようが自由
正社員派遣でも一般的な派遣であっても基本的には副業可だと思います。
しかし、水商売であったり企業イメージを悪くする可能性のある仕事に関しては制約があったりします。
しかし、フリーランスは何をしても自由です。
自由と言っても契約を破棄されてしまうような副業の仕方はもちろん良くないですが、投資などは隠す必要もなく自由にチャレンジできます。
何やら政府も副業を推進していく法案に前向きのようですので、将来的には一般企業でも副業が解禁されるかもしれません。
ただし、2017年時点では多くの企業が社員の副業に制約をかけています。
本来、会社での就業時間以外に拘束する理由なんてないと思っています、私個人としてですが。
私もフリーランス時代に会社の事を気にすることなく色々やってみたりしました。
やはり良心や引け目が無い方が、ストレスフリーに作業が出来たので気持ち的に楽だったことを覚えています。
基本的に正社員派遣とフリーランスは変わらない
派遣契約をするという案件であれば、特別正社員であろうとなかとうろ関係がありません。
関係があるとすると、住宅ローンを組んだり不動産投資をしたり、マンションを契約するときくらいです。
こういった、金融機関など収入や会社名を気にする契約に関してはネガティブになります。
でも住宅ローンを組みたいと思っていなければ無問題です。
しいてアドバイスするとすると、良いマンションに住みたければ独立前の正社員の時に引っ越しをしておくことをお勧めします。
入居審査の時は正社員で、引っ越し後に独立し家賃さえきちんと払っていれば大丈夫です。
※報告義務があるかは賃貸契約時に確認しましょう。
働き方に関しては変化がないので、気に入らない案件であれば契約を更新しなければ良いですし、新しい案件に興味があれば積極的に取りに行きましょう。
報酬が上がり、働き方は変わらないのは個人的にはメリットでした。
私の場合、色々な家庭の事情もあり正社員に戻っていますがフリーランスの方が気が楽だったのが本音です。
マージン率がめちゃくちゃ優しい
派遣会社は、マージン率の公開を実施している会社も多いですが、はっきり言ってあの数字になんの信用もありません。
実際にねつ造しているかどうかは知りませんが、私は本当の数字ではないと思います。
高い単価も出ていないのに高い給料をもらっている技術者としては価値のないエンジニアによって平均マージン率がおかしくなっているからです。
本当に実力のあるエンジニアからマージン50%を取り、勤続年数しか取り柄のないエンジニアからはマージン20%であれば、平均35%です。
おかしいですよね(笑)
こんな事を公然とするから辞めてしまうんですよ。
しかし、フリーランス案件サービス経由の契約社員では、マージン率がめちゃくちゃ優しいです。
少なくとも35%以下ですし、私の場合は30%以下でした。
そうすると、前述の派遣会社より全然マシですし月単価が低くなっても手元に残るおお金が増えます。
私も派遣からフリーランスになりましたが、このマージン率の変化は非常に驚きでした。
社会的信用が気にならないなら一緒
フリーランスは社会的な信用が底辺であることを書きました。
しかし、そもそも信用度で比較したら派遣会社で正社員をしている人と、大手有名企業で正社員の人とでは全くもって異なります。
公務員と比べても、派遣会社の社会的信用は一応あるもの、という程度です。
社員数が1000名以上で中の下、5000人以上で普通くらいで中小ですと明らかに劣ります。
実際に、大手系列の方々の住宅ローンを組む金融機関と金利を、派遣会社の正社員の人と比べても良いのですが、サンプルがないので割愛します。
社会的信用が欲しければ圧倒的に大手企業への転職を優先する事です。
しかし、個人のスキルで高い報酬が得られる大手企業は少ないです。
外資系であれば実現可能でしょうが、フリーランスのように好きな案件でお金も働く時間も場所も自分でコントロールする事は諦めましょう。
大手に酷使されるのも嫌で、特別ローンや投資に興味が無ければフリーランスとして活動する事で報酬だけはUPさせる事ができます。
フリーランスエンジニアの案件を探そう
フリーランス支援サービスとして、実際に私が登録したサービスをご紹介します。
まぁ有名ですので皆さん既に知っているかもしれせんが、有名であるからこそやはり登録する事ににメリットを感じます。
転職活動も同じですが、複数のエージェントを使うように、複数のサービスを利用することをお勧めします。
重複する案件もあるのですが、中には片方しか取引していない案件もあります。
より自分に見合った案件を選んでいく事で継続して収入が得られます。
登録は無料なので、フリーランスを検討している方はぜひ面談して不安なことなど相談してみてください!!
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最後に
私も出来ればフリーランスに戻りたいのが本音です。
個人の実力のみでお金を稼ぐという事は、自分の自信にもなりますし自然と自己研鑽もするようになります。
報酬が高ければ高いほど、高額なベンダー研修に自分で行ってみたりしました。
もちろん、経費として精算できるので節税できるのでフリーランスならではのメリットです。
会社員でも費用計上すれば出来ますが、会社のルールに縛られずにフリーで行動できるのは働き方としては物凄く気が楽です。
フリーランスに興味がある人はぜひ登録してみて考えてみるのも良いと思います。