最終面接の結果が中々来なくて不安。時間がかかる会社にも理由がある

新卒の就職活動や転職活動で最終面接の結果が中々来なくて不安な人もいるでしょう。

結果について連絡の早い会社であれば1日で返事が来ることもあります。

しかし、3日や一週間ほど経ってようやく結果の連絡が来ることがあると思います。

結果の連絡が来る前はずっと「ダメだったのかな…」と不安が付き纏う人もいると思います。

最終面接や最終選考は1次面接や2次面接とは異なります。

つまり、ある程度の日数は待つのが普通でしょう。

面接に手ごたえを感じているのであれば、1日~1週間くらいはそこまで不安になる必要はありません。

また企業も良い人材は出来るだけ早く確保しておきたいので早く内定を出したいと思っています。

つまり、企業側は最善を尽くしていても遅くなってしまう事があります。

そこで今回は最終面接や最終選考後に時間がある程度かかってしまう理由などを紹介したいと思います。

最終面接や選考を終えて、1日や2日、3日程度経っても連絡が来ず不安になっている人は参考にして頂ければと思います。

また、今回の記事に書いている内容以外にも企業側の都合は他にもあるので、あくまで一例と捉えてもらえればと思います。

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最終面接の結果が遅くなる理由

1次面接や2次面接とは違う

最終面接は採用の可否を決定する機会なので、1次面接や2次面接とは大きく異なります。

1次面接や2次面接はあくまで「採用調査」に等しいです。

実際に募集している職種の現場担当者など、実務に即している性格や能力であるかを重視して、求職者の確認をしています。

なので現場や人事が採用したいと思えば合格できるのが1次面接や2次面接です。

選考結果については、この段階ではお金や書類などは大きく動かず、求職者の人格やスキルだけで合格不合格が決まります。

また求人に応募した段階で、募集要件を満たしていれば面接はほぼ「本人か確認」するレベルの場合もあります。

つまり1次面接や2次面接は経営者が直接雇用の可否を判断しないので連絡もスムーズです。

1次面接や2次面接では、面接直後や1日後には連絡が来るケースが大半です。

それだけスピーディーに判断できるのは、まだ経営者レベルに到達していなかったり、人事権を持っている最上位の人が選考に絡んでこないからです。

採用には稟議が伴う

採用について、まず内定を出すには「社内稟議」が必要です。

社長が最終面接に出てくる企業は、社長が直接求職者を確認しているのでスムーズに進むかもしれません。

つまり、このような人事権を持つトップの人材の許可が無ければ正式に採用を決定できません。

大きな会社であればあるほどこの「稟議」の承認までの手続きには時間がかかります。

採用予算を割いて、内定を提示して社員を獲得する以上は稟議は必須とも言えます。

派遣社員や契約社員が契約してすぐに働けるのは「契約」であるからで、正社員のように会社として法的な責任や予算が伴う場合は、証跡を残すために稟議にすることが多いでしょう。

稟議の最終承認者がいない場合や出張などで連絡を取らなければいけないなど事情があればあるほど時間はかかります。

小規模、中規模な会社であれば稟議が早く承認されることもあるでしょう。

しかし採用にはコストがかかっています。

新卒採用でも中途採用でも、内定を出すには企業も稟議など社内の難しい手続きをしていることを覚えておきましょう。

人事の決定権を持つ人の判断が必要

大企業であれば、よほどの事が無ければ社長と最終面接をすることはないでしょう。

先ほど書いた通り、現場や人事レベルで「採用したい」と思っても最終的な決定権は人事の決定権を持つ人になります。

もしその人が採用に対して、求職者の事を良く知らなかったとします。

その場合は採用に対して何か疑問などを感じたら確認する必要があります。

つまり、その会社の人事権を持った人以外全員に好かれていても、権力を持っている人だけに嫌われたら落ちてしまう事もあります。

こいうった事情は非常に悲しいですが、現実としては多くないので心配する必要はありません。

あくまで人事の決定権のある人物が要因で遅くなることもあるという事です。

筆者も経験がありますが面接官には好印象に映っても内部の決定権のある人からは評価されずに3週間も結果待ちになったこともあります。

2週間ほど経過して、さすがに落ちたと思い、内定の有無について問い合わせたところ「人事担当の方が上司を頑張って説得している」と担当の転職エージェントから回答がありました。

このように実際に、面接官や現場の人間、人事権のある人材によって評価は異なります。

このように好印象に受け取ってもらっても、内部の事情で上手く行かない事も実際にはありますが、面接担当者が「どうしても採用したい」と思ってくれたのは良かったと思います。

他の採用予定者との比較

稟議の場面でも書きましたが、採用には「予算」があります。

採用する人の能力によって、サラリーは大きく異なります。

特別なスキルの人を年収1000万で雇用するか、程々のスキルの人を年収500万で2人採用するかなど、予算の中で内定を出す相手を決めなければいけません。

当然、最終選考に到達した人が多ければ多いほど予算は逼迫していきます。

中途採用では、その期の予算を消化するために12月あたりから採用に積極的になり2月~3月は予算が尽きる頃です。

予算以上に選考が進んでしまうと、内定は出す相手を選ばなければいけません。

また内定を選ぶだけではなく、誰に内定を出すか決めてから稟議を出す必要があります。

競争相手の多い会社は当たり前の話ですが相応の時間がかかるようになります。

会社によっては2週間ほど、時間がかかることもあります。

さすがに1ヵ月も時間がかかることはそれほどないとは思いますが、数週間くらいは「完全に落ちた」訳ではないかもしれません。

少なくとも数日くらいは一般的ですので、そこまで不安にならなくても良いでしょう。

また、人によって採用に関する「決定打」も違うので、他の人が「翌日」であっても他の人が3日後や一週間後に通知が来ることもあるので必要以上に不安にならなくても良いでしょう。

たとえ本当に落ちてしまったとしても、他の選考でも同じであることを覚えておいて良いでしょう。

採用というのは会社として大きな「予算」であるので、時間がかかってしまうのは仕方のない事だと言えます。

むしろ落ちた時の方が連絡が早い

ここまで、面接結果が「内定」の場合を前提として紹介してきました。

ご紹介した通り、正社員として人を採用するのには時間がかかることも多いです。

特に内定は「稟議」など社内手続きが必要な事が多いです。

ですが採用しない場合は稟議をあげる必要がありません

稟議をあげて「非承認」で内定が出ない場合は時間がかかることもあるでしょう。

しかし、予算の関係などで内定が出せなくなった場合は、稟議をあげることが無駄な時間になってしまいます。

つまり落ちる人には早めに通知して採用を打ち切る方が手間が少ないです。

何度も書いておりますが、1日や3日程度では結果は分かりません。

むしろ内定通知のために時間がかかっているか、想定以上に採用する求職者の決定に時間がかかっているのかもしれません。

ですが単純に「不合格」だった場合はそこまで時間をかけて議論をしないためお祈りのご連絡が早く来ることが多いでしょう。

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最後に

内定の通知が遅くなる理由について紹介してきました。

正社員の採用というのは、企業にとっては重要な業務でもあります。

大きなお金が動くため、面接して問題が無ければ「すぐ内定」が出るわけではありません。

会社内での適切な処理が終了してから初めて求職者に通知することが出来ます。

数日たっても連絡がないのは、企業内での業務処理が追いつかないくらい忙しいことが理由であることもあるでしょう。

手ごたえのあった面接結果が遅くても、必要以上に不安にならなくても良いと言えます。

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