プロジェクトから外される人と重宝される人の違い

新規プロジェクトから外されたり途中で外される人もいると思います。

プロジェクトから外されたことにショックを受けたり悲しくなる人もいるでしょう。

逆に、納得できずに怒りがこみ上げてくる人もいると思います。

当然ながらプロジェクトから外される人には理由があります。

逆に本人がプロジェクトから外れたくても周囲は何が何でも引き止めたい人もいます。

炎上しているなら逃げたい人も多いので、本人の意思とは関係のない好意や信頼が逆に辛いかもしれません。

つまり、プロジェクトに残って欲しい人は重宝されている人です。

残念ですが新規プロジェクトにアサインされなかったり大した理由もなく担当を外される人は重宝されていません。

貴重な人材をプロジェクトの終了までに手放したいと思わないのは普通です。

いてくれるだけで他の人が助かるという意味になります。

プロジェクトではなくても社内の業務やプロセスにおいて同じだと言えます。

今回はプロジェクトから外れされる人と残って欲しい人の差について紹介します。

もし担当プロジェクトから外されて悩んでいる人は奮起して欲しいと思います。

また、なぜ外されたかの理由を考えるのも大切です。

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プロジェクトから外される人

実力不足である

まず真っ先に挙げるのは実力不足です。

経歴や語った実績や能力に見合っていない実務能力の場合は、必要な業務が終わったとみなされたらそこで終了です。

期待している活躍と程遠ければ担当は外されて当然です。

自己評価だけが高い人に良くありがちで、本人が思っているより成果が少ないのです。

純粋な実力不足はプロジェクトから外される理由になります。

本人からしたら屈辱かもしれません。

しかし、実務能力に欠けているのであれば精神論では解決しません。

逆に実務量力が追い付いていなくても他の分野の仕事も手伝う姿勢なども大切です。

「自分はこれしかやらない」と決めきって、品質が伴わないのであればコストカットの対象になります。

能力が足りていなくても、他の業務を手伝うことで評価を変えることが出来ます。

判断が適切ではない

プロジェクトの中で、適切な判断が下せない人は邪魔な存在になってしまいます。

なぜなら、いたずらに意見の食い違いや認識違いが起こるからです。

また、議論の論点を増やすことになりプロジェクトの推進に支障が出ます。

適切な判断を下せず他人の意見を聞き入れない人は無駄な議論を増加させます。

判断が悪くても相手の意見の正当性を理解できれば認識合わせが出来ます。

しかし、自分の意見にだけこだわり議論を多くしてしまうと、周囲の疲弊します。

独善的な判断しか下せない人はチームに向きません。

主観や先入観だけで判断を下すタイプはプロジェクトの邪魔になります。

判断力と正当性はプロジェクト遂行するのに重要です。

間違った認識から手戻りが発生することでトラブルになってしまいます。

意思疎通が難しい

コミュニケーションとは、明るく気丈に振る舞うだけではありません。

冷静沈着でも仕事の意思疎通が取れていれば問題ありません。

飲み会に来なくても仕事が適切に遂行出来ていれば信頼は集まります。

しかし、仕事の話も通じず物事が停滞するなら担当から外されます。

能力があっても活かせなければないも同然です。

意思疎通が出来て、自らの仕事を遂行するという当たり前のことが出来ないといけません。

人間関係が悪化している場合は、こういった切られ方をします。

意思疎通が図れない場合は指示者か作業者かどちらかに問題があると言えます。

大抵は、作業者側が担当から外されてしまいます。

程よい距離でコミュニケーションが取れないといけません。

余計なお世話をする人

プロジェクトは進捗率がとても大切です。

出来るだけWBS通りに、計画的に完遂することを目標としています。

誰か一人の都合で遅延や停滞は最も避けるべきです。

余計なお世話で仕事が増えたり人間関係に軋轢が生まれる場合はプロジェクトに混ぜて貰えません。

口出しが多く実作業が出来ないと判断されると、当然敬遠されます。

余計なお世話をする人は、親切心かもしれませんが当事者が困っている場合もあります。

一人の意見でブロジェクトの遂行に支障が出ると想定されるなら、担当者としてアサインしないでしょう。

プロジェクトの遂行には協調性が大切で我儘な人は問題を起こすことの方が多いです。

余計に口を挟む人は頼りにならない場合は邪魔者扱いです。

面倒ごとを増やす人は輪から外されてしまいます。

プライドが高い

これまた迷惑なのでプライドの高い人です。

仕事の能力は評価できても振る舞いがふさわしくない場合があります。

おそらく、こ手の人はプロジェクトから外されてると怒ってしまうタイプです。

そういったプライドの高さや感情表現が悪影響になっています。

プライドが無い方がいいというわけではありませんが、過度にプライドが高いとやっかいです。

何かを否定されたり、意見されたり反論されると感情的になります。

また、自分の成果に自信をもっているので、実際は期待外れでも周囲は咎めにくいです。

プライドの高い人を下手に刺激するよりも関係を断ち切った方が楽なのです。

プロジェクトからの除名とはこういった意味合いを持ちます。

業務命令として、プロジェクトメンバーから関係を断つということです。

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プロジェクトで重宝される人

知識の幅が広い

仕事の能力もそうですが、知識の幅が広い人は重宝されます。

特定分野の担当者だとしても、他のプロダクトや技術知識があると物事が進みやすいです。

他の分野でトラブルがあっても助言出来たりトラブル解決が早くなります。

知恵を借りられる相手がいるのはとても心強いことです。

いざ困った時に「この人に相談」と言う人がいると嬉しいですよね。

知識の幅の広さは、様々な問題の原因を特定することが出来ます。

広く浅いとしても、異なる分野の専門用語を理解できるのはメリットです。

知識に幅があり様々な意見を言える人は存在そのものが貴重です。

時には異なる分野の人同士を繋げることもあるでしょう。

どこかに特化してスペシャルな人もいいですが、幅が利くのもメリットです。

指示も作業も両方できる

プロジェクトでは、社内の人間だけではなくベンダーや他社の人とも協力します。

契約の関係上、直接作業できないこともあります。

そういった場合は指示をする必要があります。

的確に指示を出したり指示通りに物事を動かす必要があります。

指示を出すだけでは解決しない場合もあります。

その場合は自分から能動的に動く必要があります。

可能であれば自分で直接作業したり確認する必要があります。

つまり、指示と作業の両方が出来る人の方が融通が利きます。

指示は出来ても作業が出来なければ、適切な判断が出来ないかもしれません。

外部や取引先をコントロールして、自分も動けるのは臨機応変に対応できるのです。

なんだかんだやってくれる

プロジェクトによっては過酷な現場もあります。

また、他にもストレスになるような事はたくさんあります。

文句を言ってしまったらついイライラしてしまうこともあります。

しかし、最終的なアウトプットが良い人は重宝せざる負えません。

小言を言われても完璧に仕事をこなしたり、人より成果が出ていることがあります。

プロジェクトが炎上していれば絶対に手放せないと言えます。

この手のタイプは不満を募らせていますが実は責任感があります。

人間関係を壊すような人でなけば良いと言えるでしょう。

他の人が到底できないようなことをこなせる人は外せません。

実はプロジェクトから外される人は、これが出来ない人が多いのです。

軋轢を解消できる

仕事の中の人間関係はかなり重要です。

誰と仕事をするか、仕事の環境の快適さはモチベーションに繋がります。

仕事も忙しく人間関係も最悪では誰でも辞めたくなります。

そこで人間関係の軋轢を解消したり円滑にすることが出来る人は人望があります。

意外とこの問題は大きいです。

人間関係のトラブルや軋轢が起こっている最中に、場を収められる人がいないと収拾がつきません。

その人がいることで、揉め事を避けることが出来るなら必要な人材です。

人望があり周囲がついてきたりトラブルメーカーですら納得出来る人がいると非常に職場環境が良くなります。

人間関係のトラブルで仕事が停滞して待っていれば元も子もありません。

人間性が良い人は能力よりも調整力や人間力が長けています。

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最後に

プロジェクトから外される人と重宝される人について紹介しました。

基本的には、連携が取れて自分の役割がこなせれば問題ないでしょう。

しかし、意図的にプロジェクトから外される人には理由があります。

逆にプロジェクトの中で大切にしてもらえるのにも理由があります。

それらを考えずに振る舞うと、自己評価と違った結果となるでしょう。

重要なプロジェクトを担当させてもらうには、普段の振る舞いも重要だと言えるでしょう。

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