システムエンジニアが使うターミナルソフトの定番はTeratermです。
もちろん、Teraterm自体も使いやすいですが、今回はRLoginを紹介していきます。
多機能が故に、全てを使いこなせる人はまだいないのではないでしょうか。
私が使っている機能などご紹介していきます。
標準設定
接続先情報の保存
Teratermでは自動ログインマクロを作ってダブルクリックで接続するのがメジャーになっていると思いますが、RLoginでは接続先の設定を保存できるので、コーディングが要りません。
マクロを作って自動ログインも可能だと思いますが、基本的な使い方として紹介します。
接続先一覧から【編集】、インストール直後は設定はないので、【新規】を押下します。
設定の入力画面が出てきますので、それぞれ入力します。
見てのとおり、検証用に構築したOracleRACのノードへの接続情報を入力しています。
あとは【OK】を押下すれば設定が保存されます。
RLoginのオプション機能
画面分割
Puttyでもお馴染みですがもちろん使用できます。
使い方は画面上部の文字コードの右にある縦分割・横分割・閉分割をクリックすると分割が出来ます。
ちなみに、画面が透けて裏のOracle Virtual Boxのコンソール画面が見えているのは後でご紹介します。
選択コピー&右クリックペースト
Teratermでこの使い方をしている人が多いのではないでしょうか。
RLoginのデフォルト設定では、選択しただけではコピー出来ないので設定を変更しましょう。
ちなみに、接続先単位の設定になるのでサーバや接続機器ごとに合わせて変更しましょう。
画面上部の【ウィンドウ】から【オプション設定】で設定画面を開いたら【クリップボード】を選択します。
その中の【左クリックの範囲指定だけでクリップボードにコピーする】【コピー時に選択指定を解除しない】にチェックを入れて、【右クリックでペースト】を選択します。
そうすると、Teraterm同様に選択文字列を右クリック1回でペースト出来ます。
画面透過
画面が透ける事で感じるメリットは、コマンドラインの資料やサイトを透かしてコマンドを打てたり、裏のドキュメントを見ながらキーボードを打ち込めることです。
Ctrl+Altで画面を切り替えなくてもそのまま見えるので個人的には便利に感じています。
画面上部の【ウィンドウ】から【オプション設定】で設定画面を開いたら【カラー】を選択します。
設定画面、右側の【透明化】のバーを動かします。
左に動かせば動かすほど、透明度が増します。
環境に合わせて調整してもらえればと思います。
背景色も変更できますが、調整が中々難しいので私は黒のままにしておいています。
スクリプトと遊び機能
おさかなを飼う
RLogin標準の機能です。
開発者の遊び心ですね。さっそく使ってみます。
画面上部の【ウィンドウ】から【おさかなを飼う】を選択。
すると…
おさかなが出現!!
仕事中でも少しは癒されたいですよね。
スクリプト
RLoginではサーバ設定ごとにスクリプトを仕込めます。
がしかし、使い方、コーディングなどはきちんと検証していないので公式ページのアナログ時計の追加をします。
設定画面の【スクリプト】を選択します。
画面にあるスクロール出来るエリアへ公式サイトのプログラムを貼り付けます。
設定の反映に接続は一度リセットする必要があります。
画面上部の【表示】から【アナログ時計】を選択します。
見づらいですが、時計が表示されるようになりました。
実際はしっかり動いています。
おさかなと一緒に動かすとそこそこおしゃれです。(ターミナルソフトでおしゃれ気にするなら)
最後に
いかがでしたか。
私はTeratermからRLoginに切り替えて、職場でも自宅でも使用しています。
これらの機能をフルフル使うとそれなりに満足出来るのではないかと思っています。
フリーソフトですので、ぜひ使ってみてください。