今回はWindows Server 2019をインストールしていきます。
オンプレでインストールすので評価版(Evaluation)でISOをダウンロードしてきます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/cloud-platform/windows-server-trial
Windows Server 2019をインストールして基本設定を実施した後は、SQL Server 2017をインストールする予定です。
今回はその手順を載せていきたいと思います。
手順はVMware ESXi 6.5の環境です。
また、今回利用する環境ですがESXi6.5はWindows Server 2019をサポートしていません。
Windows Server 2016では、NICでVMware準仮想化やVMNET3を利用するのにドライバが必須でした。
非サポート環境ではどうなるのかも確認してきました。
本番環境でWindows Server2019を利用する場合は、互換性のあるドライバと環境を用意しましょう。
Windows Server 2019のインストール
VMRCでISOメディアをマウントしてインストール
仮想マシンの設定は適当なリソースで構成し、BIOSオプションで「次回起動時に強制的にBIOSセットアップ画面に入る」を選択しておきます。
そこで、ISOメディアとVMtoolsのメディアをマウントしておきます。
NICのドライバはVMtoolsのメディアを参照して追加していきます。
CD-ROMを仮想マシンに追加して、データストアブラウザからメディアを選択しておきます。
オンラインでも可能なので、実施すると即時でメディアがマウントされた状態になります。
インストール開始
メディアからブートすると正常にインストール画面に遷移します。
それぞれ画面を操作していきます。
特に選択肢がないので進みます。
インストール時は「デスクトップエクスペリエンス」を選択します。
通常のWindows Serverはこちらになります。
利用規約に承諾して進みます。
次は「カスタムインストール」を選択します。
ドライバをインストールする場合はカスタムからドライバを読み込みます。
パーティションの画面で「ドライバの読み込み」をクリックします。
画面が移動すると「参照」と出てくるので参照からVMwareToolsのメディアを参照して以下のフォルダを指定します。
しかし、残念ながら互換性がないようでドライバは表示されませんでした。
一旦、ドライバを入れずにインストールします。
パーティションの画面に戻り、インストールを選択してインストールを開始します。
正常にインストールが完了すると、ビルトインAdministratorのパスワードの設定画面になります。
設定すると正常にサーバにログオン可能になります。
ちなみに、仮想NICに「VMNET3」を選択していましたが案の定NICは見えていません。
ドライバを入れて再インストールしてみました。
互換性のないドライバを入れてみる
互換性がないので、おそらくダメだろうと思っていましたがその通りでした。
ドライバを入れていきます。
ドライバのインストールではエラーは発生せず正常にインストールが可能でした。
しかし、起動後はやはりNICは認識されませんでした。
ということで、非サポート環境ですので「E1000」へ変更して設定を実施していきます。
Windows Serverの設定
基本的な設定
基本的な設定を実施します。
まずはホスト名を設定します。
全てサーバマネージャから設定していきます。
ホスト名修正後に再起動し、次はネットワークを設定します。
ネットワークはそれぞれの仮想環境に合わせた設定です。
NICのプロパティから設定します。
NAT経由でインターネットに接続できれば「ライセンス認証」が正常になります。
また、リモートデスクトップの接続も許可します。
最後に、VMwareToolsをインストールします。
メディアをマウントして「標準」インストールを実施します。
標準を選択してそのままインストールします。
インストール後に再起動を実施します。
RDPで接続確認
最後は正常にネットワークとRDPが接続できるかを確認します。
パソコンなどがドメインに参加している場合は、ローカルドメインを利用するためユーザアカウント名の前に「¥」を付けます。
正常に接続が出来れば基本設定は完了です。
概ね、Windows Server 2016とは違いはありませんでした。
最後に
Windows Server 2019のインストールと基本設定をしました。
手順はWindows Server 2016と本当に一切変わりません。
次はSQL Server 2017を入れていきたいと思います。
VMwareを利用する場合、VMware準仮想化かVMNET3を利用する場合はきちんとサポート環境を用意した方が良いですね。