派遣先の業務経験を書いていくPart3

派遣社員時代の就業先3つ目の現場について書いていきたいと思います。

前回はISP企業での就業経験について書きました。

今回は3社目である大手メーカー系SIer②という事で、派遣1社目と同業種の別企業になります。

しかしながら、働き方と立場が全然違いますので、これまた新しい経験となりました。

そして、こちらでは人生で最も長い1年半働きました。

同じ会社で最長1年半しか働けないのもどうかと思いますが、先に書いてしまうとがっつりインフラエンジニアとして仕事が出来た1年半でした。

当時は嫌々で仕方なかったのですが、転職して一番スキル活きている経験値はこの案件で身についたもののような気がします。

それでは書いていきたいと思います。

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その3 大手メーカー系SIer②

1社目とは違い客先常駐

1社目との最大の違いは、客先常駐だったことです。

今までは派遣社員としてお客様先にいましたが、今回は派遣先企業の取引先であるエンドユーザ内への常駐でした。

エンドユーザは大手製造業企業でITとは無関係の企業です。

そのため、立場としては社内SEになります。

インフラエンジニアとして基盤に関わる設計構築からユーザアカウント管理、PC周りの対応、社内システムインテグレーションなど幅広く業務をこなす必要がありました。

即戦力として採用された

派遣前に、事情を聞くと前任者が色々トラブルをかかえていたため、短期で契約解除になったとのこと。

それにより、エンドユーザ常駐ですので、お客様からの評価が下がる事を懸念しており、信頼できるスペックのエンジニアを求めていたようです。

そういう意味では、大手メーカー系の企業のプロパーではなく私を選択したという事は、ある程度認められたという所で嬉しい部分もありました。

もちろん、実力云々ではなく派遣ですのでタイミングの問題もあります。

契約解除する際には、「求めていた以上の能力で活躍してくれたので、非常に感謝している」というお言葉を頂き、本来は3年ほどの長期を前提にしていたようでしたが責めずに見送ってくれたのは良い思い出です。

キャリアの中ではネガティブな業務内容だった

一番長く働いたものの、どちらかと言えば我慢の毎日でした。

それも、業務内容が自分が最も得意とする分野の業務量が少なく、逆にやりたくないと思っていた分野での業務が多かったためです。

少しだけ書くと、私はUnix/LinuxこそがサーバOSであると思っているので、Windowsアレルギーが尋常じゃないタイプのエンジニアです。

(2018年現在はMicrosofot製品を一番扱っています)

技術者として働いていれば分かっていただけるかと思いますが、資格などの知識もそうですが業務経験がものを言う職種です。

同じ職種でも扱っている製品やプロジェクトの規模などでキャリアに優劣が付きます。

私の中で、当時はWindows関連性はGUI依存の技術力が必要ないプロダクトの認識でした。

そんな私はやりたくない事で経験を積んで、本来得意でやりたい業務から遠ざかるのを懸念しました。

実際に、次の派遣先の打診があった時は、ストレージ・SAN、AWS、Linux、AD・Exchange、OracleDBの案件と分野がバラバラなたくさんの打診がありました。

もちろん、経験値があるからと言ってやりたいわけではないですよ、と断りを入れました。

今ではADだろうがなんだろうがやっているので結果的には良い経験になりました。

嫌だったのに1年半つづけた理由

これについては、最大の理由として通いやすかったから、に尽きます。

自宅からDoor to Doorで25分だったし、乗り換えもなし。

終電を逃しても5000円もあればタクシーで帰ってこれます。

やはり、プライベートと仕事の両立っていうのは大事でした。

21時まで残業しても21時半には家につくので、生活リズムも乱れませんし、残業が多かったので年収は上がりました。

また、エンドユーザも派遣先企業も勤怠については、あまり厳しい管理ではなかったため、仕事の調整や残業の調整もしやすかったので、なんとなく続けていました。

ただし、自分のキャリアビジョンを考えると、やはり今の業務内容を続けていく気にはならなかったので、契約を解除しました。

民間企業の情シスについて学んだ

今回は常駐SEとして、エンドユーザ内で仕事をした上で色々な経験をしました。

まず、製造業の企業だったのですが、福利厚生が全然違いましたね。

社食などもそうですが、イベントの内容が太っ腹でさすが金持っている法人だなと思いました。

しかしながら、肝心のITスキルはかなり低めです。

優秀なエンジニアが全然いないです。

それでも全くいないわけではないが、派遣2社目の優秀なエンジニア達と比較すると程遠い人たちだと思います。

むしろ、中途半端なレベルのエンジニアがベンチャーのようなやり方で、新しい技術や製品を取り入れるような働き方でした。

もちろん、それゆえにトラブルを多く抱えており、また基礎レベルでは技術力が低いので推進力もイマイチだったので、ハイスキルな集団が事業推進している伸び盛りなベンチャーと比べると能力や企画力では100%劣っています

勝っているのは、圧倒的安定度と知名度ですね。

ただ、そういった環境だからこそ重宝してもらえましたし、頼ってもらうような事が多く様々な経験ができました。

システムエンジニアは、基本的に仕事は出来て当たり前だと思われている中で、誰かのためにエンジニアをやりたい、感謝されたいと思えればやりがいがあるのではないかと思います。

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まとめ

一番長く、そして一番つらい現場でした。

今思えば、元々興味のなかった分野の業務を経験して、本当にやりたくないし楽しくもないと感じたのが一番の良い経験かと思います(笑)

やってみたら意外と好きになるかも?みたいな可能性は当時は無かったです。

今更ながら2017年から再度、Windows関連の仕事をしていますが、それは意識の変化によるものです。

あまりにMicrosoftが好き放題するので、何とか変えていきたいと思うようになりました。

Microsoftを理解してより適切なソリューションを技術力で提供したいと思い、今に至ります。

という事で、次回は派遣4社目の大手SIer子会社について書きたいと思います。

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