PCA:Google Professional Cloud Architect合格のための勉強方法。遠隔監視(オンライン)受験でトラブルもあり

先日、Google Cloudの試験であるGoogle Professional Cloud Architect(PCA)を受験し無事に1回で合格することが出来ました。

これで最大クラウド呼ばれるAWS、Azure、そしてこのGoogle CloudのAssociate以上の資格を取得することが出来ました。

市場規模としてはAWSとAzureにかなり差を広げられていますが、実際のところ利用している会社も多く存在します。

PCAを取得することで得られる知識はクラウドのインフラストラクチャーとGoogle Cloudのサービスに対するベストプラクティスです。

資格名称の通りでアーキテクトな試験となっています。

ちなみに、Google Cloudの試験としては下位にCloud Degital Leader(CDL)とAssociate Cloud Engineer(ACE)がありますが、私はPCAから受けました。

クラウド自体が初めての人は、まずは下位資格から取得する方がいいかもしれません。

そこで今回はPCAの勉強方法と受験について紹介していきたいと思います。

実際の試験ですが、後術しますが戸惑うところもありました。

まずはPCAを受験した背景と勉強方法について紹介していきたいと思います。

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PCA(Google Professional Cloud Architect)の受験理由

まず最初に、なぜPCAを受験したのかという点と背景を書いていきたいと思います。

私自身はオンプレ時代からインフラエンジニアとして働いており、近年は主にAzureをメインにしたクラウドアーキテクトのような仕事をしております。

Google Cloudについても業務で1割~2割くらいと少ないですが触れる機会や考える機会がありました。

Azure AZ-104やAWS SAAは取得していたのでGoogle Cloudの資格も取っておこうと思ったのが大きな理由です。

また、AZ-305やSAPのようにAssociateレベルの資格を保有していないと上位資格が認定されない資格も多いですが、PCAに関しては下位資格を受験しなくても認定されるので挑戦がしやすかったです。

ただ、段階を踏んだ方が知識の蓄積としては良いのかもしれませんがPCAより低い資格だと認定グッズがもらえないというデメリットもあり、結果を出すためのモチベーションとして特典のあるPCAを選びました。

PCAの勉強方法

実際にPCAの勉強方法について紹介していきます。

学習期間としては、平日のみ1日2時間の学習で3週間程度、つまり30時間ほどの学習で無事に合格することが出来ました。

ただし、私の場合は実務経験がある、他のクラウドのAssociateレベルの資格を保有済みであるという点で、ゼロから学習する方よりアドバンテージがあった点はご了承ください。

概ね、勉強に集中できれば1か月くらいで取得できるレベルとは思います。

Udemyを集中的に行えば問題なし

試験に合格することだけが目的であれば、Udemyの模擬試験で十分合格が可能と思います。

もちろん、確実とは言えないので理解できる範囲でサービスなどについての理解は深めておくべきです。

【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Cloud Architect 模擬問題集

Google Cloudの理解を深めることを目的とする場合は模擬試験以外の書籍や公式ドキュメントなどを読むとよいでしょう。

また、試験はケーススタディで出題される問題も多くあるので先に目を通しておきましょう。

Udemyでも同様の記載がありますので、ご確認ください。

Udemyの問題集のデメリットは正解以外の解説がないことや、翻訳がおかしいところがあるので気になるところは自分で調べるようにしましょう。

AnthosやPrometheus、Interconnectの種類や冗長構成については調べておくといいかもしれません。

実際にGoogle Cloudを触っておく

個人的にはIAM関係についてはこちらの方が大切だと感じました。

実際にコンソールから何が見えるのか見ておくことで、経験のない質問が出てきてもある程度創造する力が付きます。

アカウントを作るのが億劫な人は座学だけでもいいとは思いますが、クラウドで仕事をしたい人や実務で必要になりそうな人は実物を見ておいた方がいいでしょう。

個人的にはAzure、AWSと比較してもGoogle Cloudがいまいちわかりにくかったりしました。

あとは実務レベルはBigQueryを使っているユーザも多いので、こちらも触っておくと尚よいかと思います。

インフラはAWSだけどDWHはBigQueryという企業もあります。

そのくらいBigQueryはGoogle Cloudで重要なサービスだと言えるので、当然試験でも出題されます。

時間がある人はハンズオンしたりしましょう。

下位資格の模擬試験もやっておく

今回はPCAを受験しましたが、一応試験の学習ではACEの模擬試験もやってみました。

ACEの方が細かい機能を聞かれる気がするので、知識としてはACEの方がよりGoogle Cloudのことが理解できるようになると思います。

PCAは機能などよりもインフラアーキテクチャの考え方や概念を問われているような問題が多い気がします。

どう設計するべきか、どう考えるべきかという点を抑えているのがPCAのように感じました。

なので、主観ですが純粋なGoogle Cloudの知識はACEの方が問われると思います。

【GCP認定資格】Google Cloud Platform Associate Cloud Engineer模擬問題集

何度も記載してしまいますが、試験に合格するだけであれば最初に紹介したUdemyで十分と思います。

ただ、知識としてきちんと身に着けたい場合はプラスアルファが必要で、ACEの学習もおすすめというところです。

実際のPCA試験(オンライン・遠隔監視)

最後に実際の試験について紹介していきたいと思います。

PCAは日本語受験が可能ですので、試験自体は日本語で予約が出来ます。

また、私の時の試験官はおそらく翻訳ソフトを使っていますが一応日本語で会話が出来ました。

なので冷静に対応することが出来れば何かあっても問題はなさそうです(ですが色々トラブルがありました・・・)

試験の開始時間10分前にログイン

試験の10分前になると、試験予約ページから「開始」というボタンが押せるようになります。

開始を押すと、動画リンクと試験に挑む前のチェックボックスが出てきますがこの動画がまず再生できなかったです。

試験の簡易的なガイダンスなのでしょうが、再生できないので無視してチェックボックスをチェックしていき(机の周りはキレイか、腕時計は外したか等)テスト開始を押します。

ここからが問題なのですが、テスト開始ボタンを押すと事前インストールをしておいたセキュアブラウザアプリが起動するのですが試験が起動できずに画面が消えてしまいました。

何度かやってみるも、ことごとく上手く動かず非常に焦ります。

5回目くらいでしょうか、セキュアブラウザの「Quick of Application」を押して何とか試験のポリシーチェック画面が操作できるようになりました。

これ、非常に精神的に良くないのですがそもそも試験10分前にしか開始出来ず、アプリの動作が上手くいかないせいで5分以上経過したのでめちゃくちゃ焦ります。

何とか起動できましたが同じように試験を何回開始してもうまくロックダウンブラウザが動作しなくて焦った人も多いのではないでしょうか・・・(試験会場に行けばこんなことないのでしょうが)

2週間後にProfessional Data Engineerも受験するので要注意です。

試験は日本語だがガイダンスはすべて英語

PCAの試験そのものは日本語ですが、試験開始までのガイダンスがすべて英語でした。

身分証の提示なども、英語の案内というよりはガイダンスに載っている図とかを参考に進めました。

はっきり言って何も分からなくて何か指摘されたら考えよう、くらいの気持ちで進めちゃいました。

このあたり、ピアソンで受験できるAzureやAWSはとても受験が楽なのが身に染みてわかりました。

ちょっとGoogle Cloudの試験は試験にたどり着くまでのストレスがあります。

試験官は日本語でチャット。受験環境は細かくみられる

オンライン試験の際に部屋を映すなりするのはピアソンでも同じです。

ただ、今回のPCAでは結構色々突っ込まれました。

ピアソン試験ですとディスプレイやテレビなどは布をかけるなどして見えないようにしたり指示があるので今回も同じようにしていたのですが「その布がかかっているものは何ですか?」と聞かれました。

普通に布をめくって「本棚です」と返信して、一応他の布で覆っているものもチラ見せしました。

隠していることよりも何が置かれているのかが気になったのでしょうか・・・

もちろん、試験の際は机には何も置かず、足元も電源コードのみ露出している状態です。

部屋の中も細かく見られたり気にされることもあるかもしれません。

試験開始までくれば問題なし

ここまで来るのが長かった気がしますが、試験が開始されればもう何も問題ありません。

他の試験と一緒で選択肢を選んで進めていくのみです。

問題数も50問と比較的少ない方なので試験そのものは30分弱で完了しました。

試験結果はすぐ出るが審査あり

試験結果自体はすぐに出ますので、合格か不合格かはすぐにわかります。

ただし、審査があり正式な合否は7営業~10営業後に連絡が来るとのことでした。

結構長いのですが、不正がなかったかきちんとチェックしているということですね。

よっぽどおかしなことをしなければ問題ないと思います。

(カメラの範囲から出たり変に手を動かしたりしないことをお勧めします)

最後に

Google Professional Cloud Architect(PCA)の勉強方法と受験について紹介してきました。

初めてのGoogle Cloudの試験でしたが試験に辿り着くまでが冷や冷やでした。

試験の開始が上手くいかず、色々なチェックも入り試験以外の時間を結構費やした気がします。

次回の試験の良い教訓になったのですが、次もアプリの動作が怪しかったら正直諦めます・・・

ということでProfessional Data Engineerの方も合格出来たら記事で紹介していこうと思います。

まずはPCAを受験される方の参考になれば幸いです。

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