PDE:Google Professional Data Engineer合格のための勉強方法。二週間でも合格可能

先日、Google Cloudの試験であるGoogle Professional Data Engineer(以降PDE)を受験し無事に一回で合格することが出来ました。

前回受験したPCA(Google Professional Cloud Architect)に続き、Google Cloudで2つ目の資格取得が出来ました。

PCAを受験した後、2週間ほどで受験に臨み何とか合格することが出来ました。

PDEの難易度としてはPCAよりも少し難しいくらいという感覚でした。

PCA試験学習で広くインフラ領域の知識は身についているので、あとは資格名称の通りでデータを取り扱うサービスや利用方法に関する知識を学習することで比較的楽に合格することが出来ると思います。

やはり同一ベンダーの資格は連続で受験した方が知識が身についているので合格しやすいと実感します。

何事も忘れないうちにやっておくことが大事です。

そこで今回はPDE合格のための勉強方法や受験した理由について紹介していきたいと思います。

可能であればいきなりPDEではなくてPCAやACEを事前に取得しておくとスムーズと思います。

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PDE(Google Professional Data Engineer)の受験理由

今回、PDEを受験した理由について紹介したいと思います。

まず、Google CloudのProfessional試験はまだ英語の試験も多く本試験は日本語で受験が可能だったため候補にしておりました。

もしGoogle CloudのProfessional試験を受ける方は日本語受験が可能か、英語でも合格する自信がある試験か確認しておきましょう。

また、PDEに関してはUdemyでの受験対策も比較的しやすかったため、2週間で合格することを目標にしていたので対策のしやすい試験を選びました。

データベース系については得意分野であったため、その知識はアドバンテージになるかなと思っておりましたが実際に試験においても役に立ちました。

また、直近で取得したPCAの知識も活かして受験が出来そうだったということも受験の理由です。

PDEの勉強方法

実際にPDEの勉強方法について紹介していきます。

学習期間としては、平日のみ1日2時間の学習で2週間程度、つまり20時間ほどの学習で無事に合格することが出来ました。

ただし、私の場合はPCAでGoogle Cloudのインフラの基礎を抑えており、データベースなどを専門としているエンジニアなので一定の分野に関してはアドバンテージがありました。

試験のレベル的にはそこを差し引いても勉強に集中できれば1か月くらいで取得できるレベルとは思います。

Udemyを集中的に行えば問題なし

試験に合格することだけが目的であれば、Udemyの模擬試験で十分合格が可能と思います。

PCAなど他のGoogle Cloudの試験と同様ですね。

参考書などはあまり出回っていませんがUdemyには問題集があります。

【最短攻略】Google Cloud 認定 Professional Data Engineer 模擬問題集

Google Cloudの理解を深めることを目的とする場合は模擬試験以外の書籍や公式ドキュメントなどを読むとよいでしょう。

PCAのような長文のケーススタディはありませんが、データの扱いに関して幅広く知識を問われます。

データベース、ETL、パイプライン、データ分析、ストレージ、機械学習やディープラーニングの基礎知識をキャッチアップしていく必要があります。

Pub/SubやApache Beam、Dataprocは個別に調べること

個人的にはPub/SubとApache Beamには馴染みがなく、模擬試験だけでは仕組みが理解できなかったため個別で調べました。

やはり自身に馴染みのないサービスは深堀したりフォローしておく方が万全です。

Pub/SubはIoTのアーキテクチャやBigQueryとの連携の定番構成となるため、メッセージングサービスとはどういったものか理解しておくとよいと思います。

Apache Beamに関してはほぼ初めて知る知識だったので、色々なサイトを参考にさせて頂きました。

Pipelineの流れとTransformで出来ること、サイドインプットが必要なケースとサイドアウトプットが必要なケースは調べておくことをお勧めします。

Google DataflowはこのApache Beamの使い方で各サービスと接続できるので、Dataflow=Apache Beamの知識と思っていいでしょう。

最後はDataprocですね。

まず、ビッグデータ分析と分散フレームワークの違いが分からない人はその点から抑えていきましょう。

でないと、BigQueryを選択するシーンとDataprocを選択するシーンの区別がつかないと思います。

Dataprocの利用方法についてもプロファイルを分けたり、ストレージをマウントしてコストを最適化するなど細かい仕様を問われる可能性もあります。

ML(機械学習)とディープラーニング

Google CloudにはProfessional ML Engineerという別の専門資格もありますが、PDEでも機械学習とディープラーニングについては基礎的な知識は求められます。

試験対策のUdemyではありませんが、以下のような講座で機械学習とディープラーニングついて抑えておくといいでしょう。

【G検定の一部対策に】 DX推進者に不可欠なAI・機械学習の基礎と精度の測り方をコンパクトに学ぼう!

AI関連の分野は今非常にホットな市場で需要も高いので試験関係なく抑えておくことをお勧めします。

MLは教師あり学習、教師なし学習については考え方を理解し、ディープラーニングは画像処理のメカニズムなど基本的なユースケースを覚えておきましょう。

チューニングなどを行うハイパーパラメータなども、試験では出題されるかわかりませんが筆者が実務でOpen AIやChatGPTに関わっている範囲ではよく聞きますし利用します。

トレンドの技術を抑えておくことで試験に役に立ち需要に応じた知識を得るということもメリットになると思います。

実際のPCA試験(オンライン・遠隔監視)

最後に実際の試験について紹介していきたいと思います。

PDEは日本語受験が可能ですので、試験自体は日本語で予約が出来ます。

また、私の時の試験官はおそらく翻訳ソフトを使っていますが一応日本語で会話が出来ました。

今回はPCA受験時よりも試験開始に大幅に時間を要したので簡単ですが紹介していきます。

試験の開始時間10分前にログイン

PCA受験時と同様に試験の10分前になると、試験予約ページから「開始」というボタンが押せるようになり、動画リンクと試験に挑む前のチェックボックスが出てきますがやはりこの動画が再生できなかったです。

そのままチェックボックスをチェックしていき(机の周りはキレイか、腕時計は外したか等)テスト開始を押します。

前回発生したセキュアブラウザが上手く動作しない問題も今回も同じで何度かトライして3回目くらいに正常に試験が起動します。

もはやデフォルトで上手く動かない仕様なのではと思ってしまいますが、一度経験しているので焦らずに対応することが出来ました。

試験官は日本語でチャット。今回はおかしいくらい部屋を見られる

前回の試験でも試験環境についてはそこそこ細かく見られましたが今回はありえないことをさせられた気がします。

まず、身分証の確認からですが文字が読めないのか何のかわかりませんが前回と同様に免許証をカメラに10分ほど向け続けても「見えない、読めない」ばかり。

スマホで写真をとって拡大して欲しいと言われてやりましたが照明がスマホの画面に反射して逆に見にくいうえに画像が荒くなって逆効果でした。

結局、写真は止めて一文字ずつゆっくりカメラに映して何とか通過しましたが多分ここだけで20分くらい時間使いました。

その後、使ったスマホはデスクから離れたところに置いて欲しいと言われて席を立って置きに行きましたが「どこに置きに行ったの?」や「どこに置いたのか見せてほしい?」と。

面倒だったのですがPCを持って置いた場所を移したのですが「どこにあるの?」としつこく聞かれて置いたのに結局、手に持ってスマホを見せて「ここに置きます」とチャットして置きました。

この時点で試験のチェックインからすでに30分でしょうか。。

その後部屋の確認になりましたが色々割愛しますが何度壁を見せたり足元を見ても「ゆっくり見せて」を延々と言われ続けました。

あげくには高いところから机を見せてほしいと言われて頭の上からカメラで映しましたが「まだ見えない」と言われて全力で背伸びしながらPCを持ち上げてグルグル机の周りを回るという奇行をやらせれることになりました。

また、いつも試験時にデスクの余計なものを隠すためにかけている布に対して「これは枕ですか?」と聞かれました。

なんで机の下に枕おかないといけないでしょうか。

ここは「布です」と返して終わり、ようやく試験環境の確認が終了です。

身分証チェックから部屋のチェックまでで1時間ほどかかったかもしれません。

試験結果はすぐ出る

試験結果自体はすぐに出ますので、合格か不合格かはすぐにわかります。

審査結果についても今回は早く3日ほどでメール通知が来ました。

試験そのものはUdemyベースの学習などで対策出来ていれば十分、対応可能な内容だったと思います。

冷静に消去法を行うことで、初見の問題もクリアしていけたような気がします。

どの程度、点数を取れたか分かりませんが感覚的には8割以上はわかる問題だったと思います。

最後に

Google Professional Data Engineer(PDE)の勉強方法と受験について紹介してきました。

2回目のGoogle Cloud試験でしたが、試験そのものよりも遠隔試験のチェックの方が大変な気がします。

試験自体はしっかり対策すれば1回で合格できます。

今後はGoogle Cloudの試験は受ける予定はないですが、もし受験する場合はこの経験は肝に銘じておきたいと思います。

更新は2年おきになりますが2年後に更新するかは微妙なところです(実務では使わないので)

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