先日、ピアソンのオンライン試験でトラブルに直面しました。
おそらく同じ状況の人もいるかと思いますが、参考までに共有しておきたいと思います。
テストセンターに行けば確実に受験できるのでしょうが、私の場合はテストセンターには簡単に行けない場所に住んでおります。
オンライン試験で受験したい、オンライン受験が生活環境に適している人も多くいると思います。
IT系のベンダー試験ではピアソンはお馴染みですので、今まではテストセンターで受けていた人もオンライン受験が出来るように切り替えてみてもいいでしょう。
慣れてしまえばどうってことはないです。
ただし、今回のようなトラブルには要注意です。
そこで今回はピアソンのオンライン試験で直面したトラブルと状況、その後について紹介していきたいと思います。
同じ状況になった人、オンライン試験が不安な人は参考にしていただければと思います。
この記事を書いている数日前の出来事ですのでできるだけ細かく紹介していきます。
ピアソン(Pearson)のオンライン試験でトラブル
今回、私が受験をしたのがSAA-C03: AWS Certified Solutions Architect – Associateです。
こちらを受験する2か月前にCLFを受験して合格、そのさらに3週間前にAZ-104 Azure Administrator Associateをオンライン試験で受験し合格しております。
AZ-104受験時にはサクサク試験アプリが動いていたのですが、CLF受験時は動作がかなり重かったです。
そんな不安が残りつつ今回の試験を迎えたところ見事にOnVUEアプリが動作不良で受験失敗しました。
原因は何となくわかっているのでこれから紹介していきたいと思います。
受験時の利用は以下となります。
- MacBook 12インチモデル 2017
- Mac OS Ventura
- メモリ8GB
OnVUEアプリのシステムテストは問題なし
試験予約をすると、事前のシステムテスト実施を勧められます。
こちらですが全くもって問題がありませんでした。
アプリをダウンロードし、画面に従い音声入力、スピーカー、カメラのテストを行い配信テストでチェック項目をチェックして終了するという簡単なもの。
はっきり言うとこれが全然事前テストになっていないことも問題のような気もします。
とはいえ、こちらでどうこうできるものでもありません。
試験日より前にテストはきちんとやっておきましょう。
試験開始前の環境チェックも問題なし
試験にチェックインする際に、試験を受けるデスク周辺や顔写真を確認してオンライン試験が受験できる環境かチェックが入ります。
きちんと部屋や机を整理していないと恥ずかしいので、これはこれで部屋を片付けるのは良いことだと思っています。
チェックイン時の対応、各アプリの動作も問題がありませんでした。
カメラON、試験官とのチャット開始で問題がトラブルが発生
ネットで同じ事態に直面した人の多くも試験官とのチャットが起動されてからアプリの動作が重くなっている傾向があるようです。
試験配信前の試験同意の画面で、Macが急激に重くなりチャットのメッセージが来ても内容は見れますが、マウス操作のすべてが虹色のグルグル状態になりました。
おまけにカメラが見えなくなった、音声が聞こえなくなった等の連絡が次々と決ます。
OnVUEアプリの再起動指示があり再起動してみるとカメラとチャットが起動するまでは全く問題ないのにこの二つが動作すると一切操作できなくなりました。
おそらくチャットの方に問題がある気がします。
カメラだけなら問題ないような動きです。
試験同意画面から進めず時間切れで受験失敗
試験同意の画面ですが、5分以内にチェックをしなければ受験はキャンセルとなるようです。
悲報ですがOnVUEアプリの再起動中も時間は刻々と減り続けていました。
つまり、一回同意画面まで辿り着いたらその時点から5分が制限時間となるようです。
結果、まったくPCが操作できなくなり「本日は試験を受けることが出来ません」のような表示でアプリを終了するしかありませんでした。
気分的に最悪です。
この日のために前日まで脳内を試験に調整してきたので一気に冷めてしまいました。
ピアソンから電話が来る
終了画面のまま待っていると、チャットで「コールします」と連絡が来てスマホに着信があり取って会話します。
会話した内容を要約すると以下となります。
- 試験に同意されなかったためキャンセルとなる
- 3日以内に再受験の連絡をする
- 今回使ったバウチャーについても連絡する
もはや成すすべもないので、そのまま電話は終了します。
気持ちが萎えてしまいましたがとりえあず連絡を待つしかなさそうです。
トラブル発生の事後について
私は試験日を土曜日にしていたので、休日などの関係が週明けまで連絡が来ませんでした。
調べてみると試験がキャンセルとなった日にすぐ再受験バウチャーが届いた人もいるようです。
一応、ピアソンの問い合わせフォームからも念のため「直近で再受験は問題ないよね?」と連絡を入れておきました。
キャンセル完了メールと返金処理の連絡が来る
後日、試験のキャンセルメールと返金処理に関する連絡が来ました。
一応、試験をすっぽかしたわけでもなくシステムテストやチェックインが出来ていたので、返金対象となったようです。
おそらくですが、チェックインすらせずに試験を受けなかった場合は返金不可だと思います。
クレジット支払いだったので、そちらに返金処理を行うとのことで、試験は新たに予約を入れました。
私の場合は実際の試験中のトラブルではなくその前の同意画面までしか行っていなかったので直近の日程で予約が可能でした。
試験までいっている場合はおそらく再受験14日ポリシーにかかり、最短でも2週間後にしか受験できなかったと思います。
AWS試験は同一試験を再受験する場合は上記の制限があるのです。
そもそもの原因は何だったのか
原因としてはっきりわかっていることがいくつかあります。
まず一つ目は、Macを利用していることです。
ネット上でもピアソンのオンライン試験でトラブルになっている人のほぼ100%がMac利用者です。
Windowsの人でトラブルになっている口コミはほぼありません。
2つ目に、Mac OSのバージョンの問題です。
3か月前に受験したAZ-104はOnVUEアプリは問題なく動作していて、2か月前のCLF受験時はアプリが重く今回は全くダメだった原因として、心当たりがあるのはOSバージョンです。
AZ-104を受験した後にMac OSをVenturaに上げてからOnVUEアプリが動作が遅くなっておりMontereyで受験した時は問題がありませんでした。
もちろん、すべてのVentura利用者でトラブルが起きているわけではないと思うので、おそらくメモリ不足などもあると思っています。
メモリ8GBあってもVenturaの場合はもっと必要なのかもしれません。
あとはOnVUEのチャットアプリの問題も実際にはあるものと認識しています。
実際、チャットが起動する前はサクサク動いており、チャットが起動してから動作が遅くなったと報告している利用者が多いです。
おそらくVenturaにまだ対応しておらず、メモリリークなのかわかりませんがMacのリソースを枯渇させている気がします。
複合的な要因と思いますが、次回の試験ではMacを使わずWindowsのデスクトップPCを使おうと思います。
Windows 10での受験はどうだったか
OnVUEアプリのトラブルのあと、一週間後に試験を予約して今度はWindows 10 22H2で受験してみました。
WindowsはデスクトップPCしかもっていなかったので持っていた外部カメラを接続して使用しました。
もちろんテストもチェックインも問題なし。
Windows PCでOnVUEアプリを利用するとすべてがスムーズに動き一切ストレスがありません。
メモリを32GB積んでいるので高性能ではありますが、それでもメモリを使っている気配もありません。
やはり一部の人が考えていた通り、OnVUEアプリ自体はWindows向けに最適化されているのかもしれません。
結論としてはPearsonでオンライン試験を受験するときはWindowsマシンの方が動作は確実だと感じました。
そのさらに一週間後もオンライン試験を受けましたが、一切トラブルがなくストレスが無かったです。
MacでOnVUEアプリが上手く動作しない人は試験会場に行くか、Windowsマシンを購入することを検討してみてもいいかもしれません。
せっかく自宅で受験できる仕組みがあるのに使えないのは勿体ないと思います。
最後に
Pearsonのオンライン試験でのトラブルについて紹介してきました。
あのチャットアプリの仕組みが良くない気もしますし、それ以上にMacとの相性が悪いような気もします。
何にしろWindowsを利用することがベストであるということは間違いなさそうです。
Mac利用時の試験で動作が遅いと試験の解答時間も短くなり、見直しするときもストレスになるので試験そのものの負荷が高くなり結果に悪影響を及ぼしそうです。
一応、Pearsonには二回Venturaで動作がおかしいと報告しているのですが改善、改修してくれるのかは微妙なところですね。