会社員として仕事をしていると年齢によって任される仕事や立場が変わる事が多いです。
歳下や新人が基礎的な仕事や、雑用を行う事もあれば、先輩社員であれば若手のフォローや管理的な立場を求められます。
また、一定の年齢になると本人の意思とは関係なしに役職を与えられる事もあるでしょう。
しかしシステムエンジニアの仕事には年齢は関係ないと思います。
既に年功序列は崩壊しつつある日本社会ですが、こういった年齢や勤続年数などによる人間関係や仕事のあり方を決めつける人も多く存在します。
社会が変わろうと人が変わらなければ、時代から置いてけぼりになってしまいます。
システムエンジニアの仕事は経験と知識、そして技術力が重要な仕事です。
年齢など関係なくもっと仕事に幅を持たせていかないといけないと個人的には思っています。
その理由について、私見ではありますが書いていきたいと思います。
システムエンジニアに年齢は関係ない
技術力が全て
システムエンジニアは技術力が全てと言っても過言ではありません。
性格が悪い、身だしなみが良くない、コミュニケーション能力が低いなどデメリットになる事があっても技術力さえあればお金を稼いでいく事が出来ます。
ただし、こういった基本的なヒューマンスキルに欠けている場合は尚特出した技術力が必要ではあります。
例え髪がボサボサで性格が悪くても要件を全うできるような技術があれば十分です。
むしろ、どんなにまじめに取り組んでも技術で特許を取れるレベルの人間なんて多くいません。
ほんの一握りの人間だけで、単純な技術スキルだけではなく発想力やセンスも必要でしょう。
しかし、それらを持っていれば他は不問にもなるくらい技術力というのはIT業界での影響力が強いです。
年齢に限らず技術力さえあれば人とは違っていてもお金を稼いでいける世界です。
若くても年収1000万以上も稼げる可能性もあれば、40代でも間違いのない実績とスキルがあれば転職も出来ます。
これはシステムエンジニアだからこそだと言えます。
50代でもフリーランスを続けている人もいるので技術力は手に職をつける素晴らしい仕事だと思います。
歳上だろうが出来ない事は出来ない
システムエンジニアは経験と正しい知識によって出来る仕事が変わります。
いくら年齢を重ねようと、設計業務をした経験が無い人は設計業務は出来ません。
逆に、若手でも経験があれば出来ることが多いです。
経験値が無い事は年齢に関係なく出来ないですし分かりません。
年功序列の考え方の現場では常々、この点が問題となります。
経験値が無いのにもかかわらず若手が知っている技術に関して知ったかぶりしたり、余計な要求をしたりする人もいます。
しかし、出来ない事は出来ない事であり、出来る人間が任せてもらえるのが技術です。
年齢と経験値は比例しないので若くても技術力が高ければ出来ることも多いです。
歳上であっても若手に負けず現場レベルのスキルを身につけ続ければ、若手に負けないベテランエンジニアとして活躍していけるでしょう。
また、一定以上の年齢層はプロジェクトマネジメントなどに特化した方がより望ましく、若い時の経験と年齢が活きると思います。
実績の有無で仕事が決まる
極端な話ではありますが、40代になっても下っ端エンジニアを続ければそれ相応の実績しか残せません。
逆に若いうちに多くのプロジェクトで成果を上げたエンジニアはよりステップアップが早いです。
これまで書いてきている通り、年齢と経験値は必ずしも比例しません。
エンジニアの世界ではどのような実績を残したかによって大きくキャリアが異なります。
例え、年齢が上のエンジニアが多くの実績を抱えてプロジェクトマネージャをしていても、それ以上の実績があれば抜擢されることも多いです。
それだけ経験値や実績によって信頼度や実際にプロジェクトの進捗状況などが変化します。
転職活動でも顕著ですが他社での実績などは特に評価されやすいです。
なぜなら転職先の企業では得られない経験値や実績を持っていると、当然自社にも取り込みたいと思うからです。
転職市場では若い人間が有利な傾向にありますが、間違いのない実績があれば若手に引けを取る事もありません。
このように、実績があれば年齢の垣根を超えて仕事をしていく事が出来ます。
最後に
システムエンジニアの仕事に年齢が関係ない事についてご紹介しました。
年齢によって、仕事に制限をされたりする職場は「モラハラ」である可能性があります。
本来は紹介した通り、技術力や経験と実績によって適材適所で仕事をさせるべきです。
しかし、年齢という壁でシステムエンジニアとしての仕事に支障をきたすような会社は退職を考えてみて良いでしょう。
逆に、年齢関係なく技術力を評価して仕事を任せてくれる会社があれば高いモチベーションで技術の仕事と学習に取り組めるでしょう。
確かな技術と知識と実績があれば年齢に関係なく活躍できるのがシステムエンジニアの良い所です。
若くても歳を食っても技術をきちんと磨けば仕事に困る事はないでしょう。