本ブログではOracle RACの構築前の作業について色々書いております。
Oracle RAC 12c R2からは/tmpからセットアップが実行できなくなっているので注意です。
以下の通り、構築の準備を進めていきます。
インストール前作業
/u01/app/12.2.0/grid/ディレクトリ配下へ解凍していきます。
unzipコマンドの-dオプションで実行が可能です。
[root@node01 ~]# unzip linuxx64_12201_grid_home.zip -d /u01/app/12.2.0/grid/
cvuqdisk-1.0.10-1.rpmファイルは以下のディレクトリに存在するため移動します。
[root@node01 ~]# cd /u01/app/12.2.0/grid/cv/rpm
rpmコマンドで直接インストールします。
インストールは忘れずに他ノードでも実施しましょう。
インストールしないとGrid Infrastractureの構成に失敗します。
[root@node01 rpm]# rpm -Uvh cvuqdisk-1.0.10-1.rpm 準備しています... ################################# [100%] Using default group oinstall to install package 更新中 / インストール中... 1:cvuqdisk-1.0.10-1 ################################# [100%] [root@node01 rpm]#
セットアップウィザードの確認
gridSetup.shを実行する前に、GUIでOracleユーザでログインします。
ログイン後に、gridユーザへスイッチします。
そしてxhostで許可設定を実施ます。
[oracle@node01 ~]# su - grid [grid@node01 ~]# xhost +
実行後に、ディレクトリを移動してセットアップを実行します。
[grid@node01 ~]# cd /u01/app/12.2.0/grid [grid@node01 ~]# ./gridSetup.sh
正常に起動して来たら完了です。
インストール作業については別の記事で紹介していきたいと思います。