エンジニアとして苦しんでいた私が救われた一言

私はシステムエンジニアとして様々な苦しい場面に直面してきました。

自分1人でやっていけると思っていたので、どんなに苦しい場面でも個人の力とメンタリティで困難を乗り切って、誰よりも向上心を持って技術者としてミッションをこなすことをポリシーにしていました。

今はそんなプライドめいた気持ちはありません。

過去の苦しい経験の中で、様々な苦悩がありましたが、そんな苦悩を解消するような言葉を頂いた事があります。

その言葉は今でも私の糧となり自信になっています。

単純に良い話を書こうと思って記事にすることにしました。

一匹狼を好んで個人の技量だけを信じてきた私が救われた一言ですが、言った人はもう覚えていないと思います。

それでは書いていきたいと思います。

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苦悩していた原因

将来の働き方が分からなくなった

システムエンジニアとして、正社員・派遣・フリーランスとすべて経験してきた私ですが、30歳がどんどん近づくにつれて、いったいどの働き方が良いのか分からなくなってしまいました。

自分の実力でお金を稼ぐ事に関しては十分な自信がありましたが、ではどんな会社、働き方が1番良いのか毎日悩みました。

当時は、高稼働な案件を担当していたので、次の案件を探す余裕もなく、気持ち的な余裕もなくなりつつあり、その上働き方が決められない。

私が決められないだけですが、オファーだけはたくさんありました。

ヘッドハンティングなり、フリーの別案件なり、派遣契約のまま別の案件であったり、自分の気持ちとは裏腹に様々仕事の依頼がありました。

オファーがあればあるほど迷ってしまい決められずに毎日を過ごしていました。

将来を考えて正社員に落ち着くべきか、それならどんな会社がいいか、またはまだフリーや派遣で自分のやりたいように仕事をするべきか、働き方という一つしか選べない事柄に対して苦悩していました。

親の定年や病気が気がかり

私は長男です。

地方から上京してきているため、親に何かあった場合は私が何とかしなければいけないという思いは元々少なからずありました。

しかし、実際に親が定年を迎えるとより一層強くなります。

親は言葉では、あまり気にしなくていいと言いますが、それが親の本当の気持ちであるかは分かりません。

本当は地元に帰った方が良いではないかと思いました。

では地元に帰る可能性があるとすれば、と考えてしまうと最初に述べた将来の働き方についての苦悩も交じってきます。

いつでも地元へ帰りやすいフリーランスにするか、という悩みが一番頭をよぎっていました。

そもそも田舎にそんなにSEの仕事なんて無いので、地元で就活するより個人でやった方が仕事がありそうですし、田舎は狭いコミュニティなのでコネで仕事が貰えたりします。

親に何かあった時に自分がどうしたらいいか、と言った事や将来の結婚など今の自分が選択すべき選択肢が分からない状態でした。

正社員での仕事とフリーランスでの仕事の違い

システムエンジニアとして、末端の技術者や設計構築の仕事であれば、正社員でもフリーランスでも出来ます。

この場合、正社員でしか経験できない事を自分はまだやりきっていないのではないか、と感じていました。

予算や稟議・企画書などプロパーでないと出来ない作業もあります。

自分のキャリアを考えた時に、このまま普通のエンジニアとしてやっていくのか、キャリアの差別化を図るべきかも悩み過ぎて苦悩していました。

意識高い系の自覚はありませんが、少なくとも何も考えず与えられた仕事だけをやっていくつもりはなく、自分に足りない経験や知識を求めて仕事を選び取り組んでいたつもりです。

ほぼフリーランスを続けようと思っていましたが、正社員での仕事でやり残している事がないか不安がありました。

というのも、20代で経験出来る範囲です。

能力さえあれば、30代・40代でもフリーランスから正社員で就職できるでしょう。

ただ、20代をどう過ごすかが私にとって大切な事でした。

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救われた言葉とその後

全てが報われた

高稼働の中で、両親の事や将来の事について様々な考えが巡り苦悩していた私ですが、ここまで具体的に相談したわけではないですが、迷っている事は色々な人に軽く話していました。

人によって、フリーランスか正社員かはバラバラでしたので、正直参考になったことはありませんでした。

しかし、こんな一言で救われました。

「私くんならどこでもやっていけるよ」

その言葉を聞いたとき、ハッとしました。

何かに気づいたわけでもないですが、悩み過ぎなんだと思いました。

どこでもやっていけるから、どこでもいいんじゃないかと思うようになりました。

これまで感謝の言葉や褒められる事は、多少ありましたがこの言葉が一番印象的です。

今でも心が折れそうになった時は、自分はどこでもやってけると思うようにしています。

私の目標は元々、どんな仕事であってもどこでも活躍できるエンジニアを目指していました。

一つの会社でしか仕事がないようなエンジニアでもなく、大きな会社や小さな会社、他の業界など関係なくどんな状況にも適応できるのが理想エンジニアでした。

ある意味、この言葉を頂いた事で自分がやってきた事の正しさを証明できた気がします。

所謂、承認欲求が満たせれた状態ですね。

その後どうしたか

正社員で働いています。

理由は、フリーランスでは参入できそうにない求人があったためです。

あとは、派遣やフリーランスって個人的には仕事がしやすくて居心地が良かったのですが、あえて会社員としての苦しみの再確認をしようと思いました。

苦しみに耐えるだけの価値があるかどうかもう一度考えてみたかったのです。

あとは、引っ越しなどは正社員の方が賃貸契約しやすいので、少し良いマンションに引っ越そうと思ったのもあります。

両親にも独立している事には反対されていたりしたので、少なからずその影響もあります。

ただし、自分で決める事なので本当にフリーランスの方がメリットであればフリーランスに戻るつもりです。

その最終確認中ですね。

また、正社員の経験ももう少し持っておいて良いかなと。

なんというか、会社員でいる事に対してデメリットや独立しない人に対してネガティブな事を言う人もいますが、そんなの個人の感覚だけです。

脱サラしたら勝ち組という事ではありません。

楽しく仕事が出来るのが本当の勝ち組です。

私は今楽しくないので負け組です(笑)

ですが、今この辛い経験や楽しくない経験をポジティブに捉えています。

経験しないと分からない、気づけない事も多いのです。

今は修行期間であり独立のための最終確認期間としています。

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最後に

個人を特定されないように色々と情報は伏せています。

ですが、この苦悩の経験と救われた言葉により今の自分があります。

正直、あのまま鬱になって仕事をしなくなっていたかもしれません。

しかし、言葉というのは不思議で、何気ない一言で心が和らぐこともあるんですね。

苦しんでいる他の人にも、そんな言葉を言ってくれる人がいる事を祈ります。

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