転職を考えている人や転職活動中の人でIT業界への挑戦を考えている人もいるのではないでしょうか。
システムエンジニアは技術職ですので、未経験の人にとっては少しハードルを感じる事が多い気がします。
しかし、実際は未経験や他業種から転職してIT業界で活躍している人もたくさんいます。
IT業界は挑戦しやすい業界であるのが実態です。
未経験からシステムエンジニアになり活躍している人や、他業界からIT業界に転職してきて活躍している人もたくさん知っています。
そんな方々と仕事をしてきた経験から未経験でIT業界に挑戦する際に、知っておくべきポイントを書いていきたいと思います。
SEって難しそう
こんな言葉をよく知り合いから言われたりしますが、そもそもみんな最初は知らない事ばかりですし、システムエンジニアに限った話ではありません。
では未経験でIT業界に挑戦する人のために、参考になればと思う情報を書いていきたいと思います。
実際に未経験でIT業界へ転職した人
飲食業から転職したDBエンジニア
知り合いのデータベースエンジニアは元々飲食店で働いていました。
飲食業界は激務で有名なように、当時は月に300時間以上働いていたようです。
昔はIT業界でもこんな光景があったようですが、私が社会人になってからそういった経験は一度もありません。
その方が言うには、飲食業は命を削って働いていたそうです。
IT業界に転職した後に彼はこう思ったようです。
普通の生活が出来るようになった。
普通の生活の定義が人それぞれですが、月に300時間働くのは普通ではないです。
そもそも、仕事をすることで普通の生活が送れなくなるって異常です。
彼に関しては、IT業界へ転職して安定した生活が送れるようになりました。
いわゆる、ワークライフバランスというものですね。
彼も最初はITの知識は無かったですが、会社から資格取得の支援や研修を受けて現場に配属されて今に至ります。
分からない事は分からないですから、しっかり知識の基礎固めをしてくれる会社はたくさんあります。
似たように高稼働が原因で退職を検討している人は、実はIT業界に転職した方が良い結果になる事もあります。
美容関係からエンジニアに転職した人
こちらは女性のエンジニアになります。
元々、エステや美容関係の仕事をしていて転職してエンジニアになりました。
業界は全然違うので、なぜIT業界に転職したのか疑問ですよね。
本人曰く、前職に不満があって転職し派遣されたのがIT企業だったとの事。
なので、IT業界へ転職しようと思って転職したわけではなく、派遣事業がメインの会社へ転職した結果、エンジニアになったようです。
しかし、そんな彼女に聞いてみました。
IT業界は難しい言葉も多いから、大変じゃないかと。
すると、休みがきちんとあるからやっていけそう、との事。
飲食業の彼もそうですが、やはりワークライフバランスであったり休日を楽しめる事は働くことにおいて大切な事のようです。
もちろん私もそうです。
難しい事も多いけれど、ストレスを発散する機会があれば続けていく事が出来ますよね。
家電量販店からエンジニアに転職した人
彼の場合、元々電気電子系の学校を卒業していた経歴があり基本情報技術者なども取得していました。
最初は家電量販店へ勤務していましたが、休みはあったものの給料が安く転職しました。
地元企業でしたが、エンジニアへ転職するにあたり上京し、今はネットワークエンジニアとして設計業務をしています。
今では給料が当時の2倍以上だそうです。
彼とは長い付き合いがあり、今でもお互いに技術的なトラブルがあるとプライベートで相談し合っています。
元々、未経験でありましたが、3年ほどでネットワークの専門家になりました。
ここで知って欲しいのは、3年もあれば技術力は目まぐるしく上昇するという事です。
基本情報の資格自体は採用においては有利になるステータスです。
しかし、基本情報技術者を持っているからと言って、ネットワーク技術の基礎知識があるかと聞かれると「うーん」というのが答えです。
実際は様々な種類の機械と、それらで異なる仕様などを把握しないと技術力は身に尽きません。
彼は未経験から3年で元の仕事の2倍以上稼げるようになったのです。
ある程度、長く働いてそのメリット享受したければIT業界に転職してみるのも良いかもしれません。
やっていけるか自信がない人へ
結局は他の仕事と同じ
IT業界は技術力が評価される世界なので、IT業界へ転職すると多かれすかなかれ技術について学ぶ必要があります。
エンジニアだけではなく営業の方も多少知っておく必要があります。
技術と言うのは正確に行使できなければいけません。
他の仕事も一緒ですが、研修やOJTでしっかり教えてもらわないと仕事が出来ません。
これは別にIT業界に限った話ではなく、覚える内容の違いでハードルが上がっています。
確かに、たくさんの横文字や仕組み、製品名を覚えないといけません。
得意不得意もあると思いますが、結局それも他の仕事と一緒です。
事務よりエンジニアに向いている人がいれば、エンジニアより接客業の方が向いている人もいます。
そこまで難しいと構える必要はなく、頑張って覚えていこう!とポジティブに考えていく方が良いですし、やる気のある人ほど成長が早いですよ。
給料が不安
IT業界の給料格差は会社の規模と技術力で大きく違うと思います。
私個人ですが、私も転職した際は手取り16万くらいしかなく、こんな給料でやってられるか!!と思っていました。
しかし、今は正社員で手取り25万以上あります。
技術力の向上と実績が増えたことで基本給が3年で10万以上上がりました。
これ、嘘でもなく紛れもない事実です。
フリーランスの時は、月税込60万で契約していたので、手取りは40万前後でした。
最初は給料が安くても自分の実力で報酬は上がります。
逆に楽に給料をもらいたいのであればお勧めしない業界です。
しかし、やりがいを探していたり、自分の技術が上がるまでは我慢できる人は数年後に絶大な効果があると思います。
給料が良く未経験でIT業界に参入できるのは一番良いケースかなと思います。
文系も理系も関係ない
システムエンジニアやIT業界に就職する事に関して、よく文系は会わないとか理系が向いているとか言います。
しかし、実際は関係ありません。
どんな仕事にも相性や慣れもありますが、文系か理系かで出来る出来ないは決まらないと思っています。
性格的に向く向かないはあっても勉強してきたことで差が出るとは思えません。
エンジニアにならずに経理やマーケティングの仕事もIT業界にはあります。
IT業界という一つの括りの中で、この職種は文系、この職種は理系なんて無いと思います。
仕事とは基本的に好きになれるかどうかがすべてだと思います。
なので、文系だから向いていないと思うのは違うと思っています。
興味はあるけど自信がないという人は、理系の人だって相性が悪ければ合わないので、あまり考える必要はないと思います。