自宅のプライベートクラウド環境ですが、記事を小分けに出していた事もあり、実はクラウド環境もOracle RAC環境も構築が完了しています。
その手順をこの記事でまとめていきたいと思います。
- 環境を構成したHWについてはこちら
- NUCのキッティングの様子はこちら
それでは今回の環境構築、ESXiのインストールが完了している状態での仮想マシン作成からリンクしていきます。
ESXiのインストールは別途仮想マシンへインストールしながら紹介したいと思います。
インストール環境の整備
仮想マシン作成
こちらの記事で仮想マシンの作成手順を載せています。
Web Clientを使用しています。
基本的な設定のみ書いてありますが、必要な数のNICやVLANを使用するなら設定しておきましょう。
今回は、パブリック1本、プライベート(インターコネクト)2本です。
OSインストール
Oracle Linux 7.3を使用してインストールしています。
基本的なインストール作業です。
仮想マシンのコピー
こちらでは、コマンドラインでの仮想マシンのコピー手順を記載しています。
GUIでは遅いのでコマンドで実行していきます。
共有ディスクの作成
共有ディスクの作成でエラーや困った点を記事にしていました。
コマンドが失敗した記事の方に正しいコマンドの実行の仕方を記載しております。
マルチライターの共有設定は必須なので要注意です。
サーバの構築
dnsmasqを使用して簡易的なDNSサーバを構築しています。
Oracle RAC環境を構築するにあたり、必要なOS側の設定を載せています。
node02はnode01のコピーを実施しているので割愛しております。
Oracle RAC環境の構築
インストール前のパッケージインストール作業
Grid Infrastractureの圧縮ファイルを解凍した後に、ノード全てにインストールする必要のあるパッケージをインストールします。
手順は単純ですが、忘れるとRACの構成に失敗するので別で記事を出しました。
Grid Infrastractureのインストール作業
こちらでGrid Infrastractureのインストール作業をGUIから実施しています。
失敗する場合は、こちらの記事を参考に再インストールしてみましょう。
ディスクグループ作成作業
DBのインストール前にASMディスクを作成しておきます。
ASMCAを用いた作成手順を記載しています。
DBインストール作業
Oracle Databaseのインストール作業を実施しています。
ソフトウェアのインストールのみで、後でDBを作成していきます。
DB作成
ポリシー管理型でDBを作成していきます。
高速リカバリ領域は使用していません。
また、12cの新機能であるプラガブルデータベースも構成しています。
最後に
環境構築までは、リンクした記事で構築が可能です。
(多少書いていない作業があるかもです)
次回、④の記事ではいよいよFlex Clusterの動きを確認できるようにまずはFlex ASMの環境を用意していきたいと思います。