東京の会社から内定を貰った人、派遣社員として東京で仕事をしようと思っている方も多いと思います。
東京は既に10年以上、人口に関しては転入が転出を超過しています。
しかし、東京に行くというだけでも不安のある方もいると思います。
「東京23区なんてどんなところか分からない…」
「家賃高そう…」
「派遣で生活していけるのかな…」
当然ながら地方や田舎と比べると、物価も家賃も高いです。
何より電車通勤が当たり前の都内では、利便性を求めると家賃はどんどん上がってしまいます。
そして派遣社員の場合は勤務が固定されるか分かりません。
そこで今回は元派遣社員から派遣として都内で住む場所について紹介したいと思います。
もし住む場所に悩んでいたら参考にして頂ければと思います。
東京でも少し我慢すれば比較的安く便利に住むことが出来ます。
目次
都内で働く際のお給料について
最低でも手取り17万
まず、真っ先に気になるのはお給料です。
私見ですが、最低限の手取りについては17万円だと思います。
都内でも安く住める物件は実はたくさんあります。
しかし、安いというのは何かを引き換えにしているのです。
私の場合、ユニットバスは受け付けません。
間取りも出来れば1DKがいいです。
住めればばどこでもいい人なら、15万円が限度かなと思います。
各種税金が引かれる事を前提にすると、額面のお給料は21万円以上のお給料が無ければ何かを我慢する事を想定しておきましょう。
家賃を手取り給料の1/3と考えると、17万円あれば6万円くらいの物件に住めます。
借上げ社宅が使えるなら使おう
借上げ社宅という制度は、簡単に説明すると給料から家賃を天引きしてくれる制度です。
これが何のメリットになるかというと、家賃が所得税の対象になりません。
効果が出るのは翌年以降からになりますが、普通に手当の支給や給与から家賃を支払うと、それは支給された給料から支払っているので所得税の対象になります。
また、マンションなどでは保証会社の利用が必須の所が多いです。
保証会社とは、借主が家賃を滞納した際などに支払いを代行する会社です。
もちろん、年収などの審査と保証会社への支払いがあります。
借上げ社宅の場合は、会社という法人が契約するため審査が通りやすく保証会社への支払いがありません。
残業は適度に出来る会社を
派遣社員としてバリバリ活躍できる即戦力が無い人は、お小遣い程度に残業できる現場を選びましょう。
残業自体は個人的には反対派ではありますが、日本社会の現状は残業代がないと生活に困る人が多い社会です。
基本給が見直されるまでは少しでも稼いでおいて良いと思います。
近年の残業規制で、「残業なんてさせてくれないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、現実としては、正規雇用およびプロパー(派遣先の社員)の規制が多く、派遣社員は該当しない事が多いです。
要は、派遣や業務委託はこき使うけど社員は順守しなさいね、という事です。
これはデメリットのようであり、残業が出来るというメリットでもあります。
会社によって違うので、残業が全くない会社よりは、月の稼働が170時間~180時間程度の稼働の現場であれば給料が低くても生活は楽になると思います。
都内の家賃と住む場所について
平均は8万円台半ば
都内の家賃平均は8万円台で書かれることが多いです。
地方からするとものすごく高く感じます。
ただ、タワーマンションや高級マンション、家族向けの1LDK以上の家賃が異常に高いため、10万円以下になるのは、ほかにものすごく安い物件も多いためです。
探せば4万円台などもあります。
このくらいで田舎のアパートと同じ水準ですが設備は全然違います。
家賃相場ですが、23区内でも全然違います。
ただ、単純に平均が安い=治安が悪いではありませんよ。
なぜなら、安くても人通りの多い場所や駅に近い場合は犯罪は発生しにくいですし、むしろお買い得だったりしますからね。
理想の家賃
手取りが20万未満の人は、家賃7万以下の物件にしましょう。
なぜ7万円かと言えば、お給料の所で書いたように最低限の手取り17万円で普通の生活を送るためです。
例ですが、生活費については以下のような形かなと思います。
家賃:70,000
食費:40,000
電気代:3,000
ガス代:4,000
水道代:2,000
交際費:20,000
携帯代:10,000
ネット代:5,000
貯金(お小遣い):16,000
合計:170,000
一応、女性を想定して書いています。
正直、書いていても思いますが結構ギリギリの生活だと思います。
ただ、この生活を守れるのであれば、1年間で20万円程度の貯金が出来ますし、残業が出来れば普通に生活が出来ます。
立地や間取りなど、優先したいことは人によって様々ですが、手取りが20万以上無いのであれば、7万円以下にすることをおすすめします。
個人的には6万円前半が良いと思います。
住居の条件
先ほど、家賃は7万円以下がお勧めと書きました。
7万円以下であれば十分に良いところに住めますので、7万円以下で住める地域でお勧めのところを書いていきます。
まず、7万円以下で以下の条件を設定します。
- バス・トイレ別
- 駅から徒歩10分以内
- 1Kか1DKかワンルーム
- 山手線まで15分以内
どうでしょう。
これだけの条件がクリアされて7万円以下なら安いと思います。
安いのと、仕事や遊びに行ったりするのにも比較的便利ですし、バストイレ別などは女性などにとっては嬉しいですよね。
逆に言えば、この条件をクリアしなくても良いなら5万でも4万でも安い物件を選んでくださいという事です。
あくまで、快適な生活をするためについて私としては書いていきたいと思っています。
お勧めの地域
ずばり、大田区です。
大田区というと、蒲田などは治安が悪いと言われますが、実際にはそうでもないと思います。
今回、私がお勧めするのは大田区の大森周辺です。
JRの大森駅はちょっと難しいのですが、京急線方面と多摩川線方面であれば家賃7万円以下で先ほど書いた条件がクリアできる物件があります。
京急線は各駅停車の、大森海岸・大森町・梅屋敷だと7万円以下が相場のアパートが非常に多いです。
電車は各駅停車しか止まらないので、途中で急行や特急に乗り換えが必要ですが品川まで15分程度です。
※乗り換えしない場合は、特急電車の通過待ちをするので20分ほどかかったりします。
基本的に、JR以外の路線沿いは相場がぐっと下がります。
大田区を勧める理由ですが、個人的には新宿方面は平日祝日問わず混雑している事や、埼玉方面の場合、職場に遠くなる事が多いからです。
派遣社員の場合、勤務地が変わる事があるので、出来るだけ都内に住むことをお勧めします。
アパートではなくマンションに住みたい人
都内のアパートとマンションでは同じ間取りで2万円ほど違うと思います。
それほどマンションの方が快適な生活が送れるという事なので当然、良い物件は多少高くてもすぐに入居者が見つかります。
オートロックやインターホン、3階以上などよりセキュリティ面の充実を求めると7万円は超えてしまいます。
今回、大田区を紹介したのは都内でお勧めであるという理由なのでどうしてもマンションじゃないと安心できない人は都内は諦めましょう。
家賃7万以下でオートロック、バストイレ別などを安価に借りれる場合は、間取りが非常に小さい部屋か自己物件などです。
ただし、横浜や松戸、柏、浦和といった近隣県の有名どころの場合は、電車のアクセスも良いので都内と同程度の家賃になってしまうので、通勤時間などは少し妥協していく必要があります。
まとめ
派遣社員でも新卒でも転職でも東京に単身で来るのは不安だと思います。
少なくとも大田区であれば上記の家賃と設備、立地は実現できると思います。
私は給料が増えてからは山手線沿いに引っ越していますが、派遣社員の時は数回引っ越していました。
千葉も埼玉も住んでいたこともあります。
そんな経験を少しでも役に立てたいと思っていたので、悩んでいる方の参考になればと思います。