もううんざり!システムエンジニアが疲弊して辞める時

システムエンジニアをしていると、どうしても理不尽な場面に遭遇します。

炎上案件に限らず、うんざりしてしまうことは比較的誰にでもあるでしょう。

頑張って対応していても、ある日突然「もういいや」と思ってしまった経験もあるのではないでしょうか。

あまりにも苦労が続き疲弊してしまうと当然退職や転職をするでしょう。

IT業界は転職に対しても寛容な業界です。

今の時代では、それなりの経歴があれば転職自体はすぐに出来る人も多いでしょう。

疲弊している状況から脱するのは悪いことではありません。

もしあなたエンジニアで疲弊しているなら辞めてしまってもいいのです。

逆にやめて欲しくない側は、会社のエンジニアがどういう状況にいるか考えてみましょう。

またシステムエンジニアが辞めやすい会社も現状を考えた方がいいと言えます。

疲弊しやすい環境ではどうしても人の入れ替わりが激しくなります。

そこで今回はエンジニアが「もううんざり!」と思う例を紹介します。

人によって感覚も違うので、あくまで一部の事例でしょう。

それでは紹介していきたいと思います。

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システムエンジニアがうんざりしてしまう例

無茶ぶりのオンパレード

時には対応しないといけない無茶ぶりもあり、何とかこなすエンジニアも多いでしょう。

たまにであればいいものの、立て続けに続くとさすがに疲弊してしまいます。

それこそ、便利屋のように扱われている感覚になってしまいます。

「自分に言えば何でもやってくれると思っている」と感じてしまうとうんざりしてしまいます。

うんざりしやすい環境では、周囲の人は大して無茶ぶりされていないことが多いです。

優秀な人材や優しい人ほど、無茶な要求をされやすく疲弊していきます。

無茶な仕事をみんなで対応するならまだモチベーションは下がらないかもしれません。

特定のエンジニアだけに無茶ぶりが重なるといずれ疲弊してしまいます。

「君にしか出来ない仕事だ」と無茶ぶりしても、最終的にはその「君」がいなくなってしまいます。

その後の仕事が非常に心配な職場になってしまいます。

設計書やドキュメントがない

これもあるあるですが、システムリプレースの際に設計書やドキュメントがない場合があります。

現存システムの設計思想を設定値から追うのは限界があります。

このケースは大抵、設計構築や導入に携わった人が既に退職などでいないことが多いです。

生きているシステムをゼロから調べて無理矢理対応するのにはエネルギーを使います。

過去の無責任な人たちのせいで、新しい世代のエンジニアが苦しめられる良い例と言えるでしょう。

ドキュメント整備、引継ぎなどをきちんとしていればこのような事態になることはありません。

システムの更新で、ドキュメントを探すところからスタートするのは大変で非効率です。

過去の担当者が既にいない状態で設計の根拠なども分からない案件は非常に危険も伴います。

これで何かトラブルに見舞われると「うんざり」な状態になってしまいます。

早く逃げ出したい気持ちでいっぱいのエンジニアも多いのではないでしょうか。

勝手に担当者にされる

炎上案件や大型案件に多いのですが、知らない間に担当者にされてしまうケースがあります。

本人は事前の打ち合わせなどに参加していないのに、参加した人達で勝手に担当者を割り振るケースです。

もちろん、本人不在で担当に割り振ること自体に問題はない場合もあります。

問題なのは本人に対応できるか確認せずに「やってもらう前提」で進めてしまうことです。

そして、実際の対応が発生すると本人からすると「何のこと?」となってしまいます。

本人に唐突に大きな仕事を任せたりすると、当然驚きますし理由も分からなければ困惑します。

時にはこれも「無茶ぶり」となります。

本人の知らない間に「やってもらう前提」で対応を振ってしまいがちだと「うんざり」します。

関わる可能性があるならせめて事前に共有しておくのが当たり前であってトラブルを回避するための手段です。

いくら人事権が上司にあるとは言え、勝手に担当者にされるとそれ自体にうんざりして辞めてしまいます。

一人で何でもやらされる

頼りになるが故なのか、なんでも任されていっぱいいっぱいになってしまうエンジニアもいます。

本来、得意分野でもないのに対応せざる負えないことなどもたまにあるでしょう。

しかし、あれもこれも対応では疲弊するのは目に見えています。

得意なことも不得意なことも何でも任せっぱなしは疲弊する原因になります。

疲弊するエンジニアの多くは対応能力が高い人間です。

きちんと対応するがゆえに、信頼されるので次々に仕事が舞い込みます。

親切心や責任感から、完遂させてしまうのですが本人の思いとは裏腹に周囲は頼りにしやすくなってしまい仕事が押し寄せてくることもあります。

その結果、いくら出来る人で優しくても心のキャパシティがいっぱいになります。

「もういいや」と突然、燃え尽きたようにやる気を失ってしっまうことがあります。

いくら信頼している人でも過度に頼りすぎてはいけません。

言っていることがコロコロ変わる

SIerにいるとありがちですが、顧客やPMの言うことがコロコロ変わると振り回されて大変です。

突然の仕様変更、作業の指示や撤回、提出した資料が不要になるなどうんざりすることは多いです。

そういうものだと思えば大丈夫だったりしますが、耐えられない人がいてもおかしくありません。

日本はお客様至上主義のため理不尽を被りやすいです。

IT業界ではその典型例がSIerの仕事でしょう。

特にトラブル時などは「今すぐ復旧させろ」を言わんばかりに滅茶苦茶な状況に陥ります。

緊急の駆けつけ、電話、謝罪などのオンパレードです。

さらに子会社や下請けはさらに悲惨なことも多いでしょう。

政治的に断れない場合や、契約がある以上何とかしないといけないことも多いです。

この手の理不尽は一回で嫌になりIT業界から去る人もいるレベルです。

無責任な人のせいで迷惑を被る

システムエンジニアでとても無責任な人もいます。

そういった人が原因で起きた揉め事やトラブルに巻き込まれるとうんざりします。

「この人のせいで迷惑ばかり」と感じると、ほとほと疲れてしまいます。

誰にも言わずにシステム変更をしたり感情的になってその場を壊す人も多くいます。

その結果、フォローする時間ばかりが増えて労働時間が長くなります。

残業自体はある程度仕方ない部分があるにしろ、無くていい残業を生んでもデメリットしかありません。

自分のミスを自分で対処しないエンジニアと一緒にいるのは工数発生の原因になります。

他人のミスのフォローばかりではさすがに疲弊してきます。

他社のミスで案件のレビューが増えたりすることもあるあるかもしれません。

ミスなく円滑に物事を進めるのは思いのほか大変です。

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最後に

エンジニアが「うんざり」して辞めてしまう事例を紹介しました。

これらに該当するのはシステムエンジニアだけではないと思いますが、技術という分野での疲弊は結構辛いものです。

専門職ゆえに何でも押し付けられがちな部分もやはり多いと言えます。

燃え尽き症候群にもなりやすく、頑張りすぎも働かせすぎもほどほどがいいでしょう。

疲弊して「もううんざり」だと思ったら退職なり転職なりリフレッシュするのは仕方のないことだと言えるでしょう。

うんざりするまで頑張った自分を褒めてあげましょう。

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