昨今は副業について社会的に解禁する方向に動いています。
これまでもいわゆるダブルワークの形で正社員の仕事を抱えつつ、個人でビジネスを行ってきた人もいるでしょう。
今までは「副業=違反」のように会社員をしているとやってはいけない認識が強くあったでしょう。
しかし今現在は副業を推進する会社も増えてきています。
個人でビジネスに取り組むことでビジネスインテリジェンスが養われるので、本業の会社員の仕事へ還元できるような考え方もあります。
副業が順調になることで、退職して独立することで競合になってしまったり人材の流出を懸念する声も確かあります。
ですが副業禁止の会社より副業可の会社の方が社員は働きやすいと言えます。
就業規則で必要以上に社員を縛り付ける事が生産性の向上につながるとは思えません。
仕事であっても勉強であってもモチベーションが全てです。
そういった背景から副業が正式に可能な社会になりつつあります。
システムエンジニアにとって副業解禁は大きなメリットであると思います。
「手に職を持つ」のがシステムエンジニアで技術さえあればたくさんお金を稼ぐことが出来ます。
そこで今回はシステムエンジニアが出来る副業について紹介したいと思います。
プログラマはかなりやりやすい
開発かWeb系が多い
リモートで副業する前提ですが、やはりインフラよりも開発系の案件が多いです。
小さなモジュールやツール作成から本格的な案件まで幅広く案件を請け負う事が出来ます。
また、プログラマであってもフロントエンドなどに特化していればWeb系の案件もいけるでしょう。
本格的なプログラミング言語からインタプリタ型など幅広く案件があるので手を出しやすいです。
むしろJavaやC#よりもPythonやRuby on Railsの方が案件が多くあるかもしれません。
Web系もサイト運営者などが結構発注しているので、WEBデザイナーなども案件が見つかりやすいでしょう。
バッチやVBA、シェルスクリプトも僅かにある
本格的なプログラミング言語やインタプリタ、HTML+CSSだけではなく、サーバサイドのスクリプトを扱う案件もたまにあります。
一番多いのはVBAで、これはOfficeを利用しているユーザ、企業が非常に多く簡単にマクロなどが組めるためです。
前回こちらの記事でも紹介してみました。
詳細は記事に書いてありますが、Office系は専門で扱うSIerなどは存在せず、個人で簡易的に作成できるためトラブルになりがちです。
ここはクラウドで仕事をするにも副業するにもメリットです。
またバッチやシェルスクリプトもたまに案件があります。
あまり多くは無く、特にバッチはあまり優秀ではないので困る事もあるかもしれません。
インフラ系のエンジニアであってもこれらのサーバスクリプトを作成できる人は案件が見つかるかもしれません。
パブリッククラウドが使えればさらに良い
クラウド経由での案件で、開発系もインフラ系もパブリッククラウドが多いです。
プラットフォームがクラウド上にあるからこそ、在宅での副業が可能な側面もあるので、パブリッククラウドの知識はあった方が良いです。
少なくとも以下の二つは軽くでも触ってみて、可能であればアプリをデプロイするくらいはやっておいて良いでしょう。
- Microsoft Azure
- Amazon Web Service(AWS)
ここで言うまでもなくパブリッククラウドを代表するサービスなので、名前は知っている人も多いでしょう。
現在、開発業務でパブリッククラウド上で実行するアプリケーションを開発している人はかなり副業がしやすいと言えます。
OSSを扱えるとさらに良い
開発系の人でも現場や人によっては大きく知識に差があるのがOSSです。
Apache Webserverの設定やチューニングが出来る人もいれば、インフラエンジニアが担当していて経験がない人もいます。
出来ればApacheとNgixなど有名なWeb・APサーバは設定できる方がさらに良いでしょう。
ここら辺は、ミドルウェアのチューニングだけでも案件を自分で創出できる可能性があります。
インフラエンジニアもミドルウェアの知識があれば開発経験がなくても仕事が見つかりやすいです。
ミドルウェアはその名の通り、中間層なので現場や会社によって、ミドル専門部隊があったりインフラエンジニアが対応していたりアプリ担当が対応していたりと様々です。
実務で触れる機会があれば積極的に触ってみる事をおすすめしたいです。
開発系以外にはどんな事が出来る?
記事の作成・ライター
クラウド上の仕事で最も多いのがライターもしくは記事の作成です。
サイトを運営している人はたくさん記事を自営のサイトに掲載したいので、自分で書ききれない部分は発注します。
これは1文字○円であったり、一記事○円であったり発注者によって報酬は様々です。
ライターや記事作成のメリットは信頼度が上がると単価が上がる事です。
システムエンジニアであっても、ネットワークエンジニアのようにクラウド上で案件がないような職種の人は記事作成などであれば出来ると思います。
そして、記事の質や納期の順守など、成果や振る舞いが信用に値するものであればリピートされ、単価も上がります。
正しい文章で魅力的な内容を書けるのも技術の一つでしょう。
ただし、すぐにお金が欲しい時以外はあまりお勧めはしません。
理由は自分でサイト運営して記事書いた方が将来的には成果になるからです。
しかし、短期間で少しでも稼ぎたい人は記事作成が良いでしょう。
技術知識の解説・コーチング
意外と多いのが技術知識の解説やコーチングです。
ネット上でのプログラミングスクールもたくさん出てきている事もあり、クラウド経由で講師などを募集している会社もあります。
これは、案件を引き受けるよりも知識を他人に教えるだけなのでリスクも少ないです。
リスクは少ないですが副業として取り組むには工数は多めです。
しかし、フリーランスエンジニアなどであれば積極的にやってみると良いでしょう。
逆に講師をしている事が実績になるので、フリーランスエンジニアとしての活動も楽になっていくと思います。
また、素人でシステム構築をしている人も多いのでそういった人に協力して報酬を得られる事もあります。
起業家など儲かるビジネスを確立させて、いざシステム化しようとしたときに正規のSIerを使うとどんでもない見積もりが来るのでクラウドを利用することの方が多いです。
クラウド上で仕事をするには
今回システムエンジニアであればたくさんの案件があることを紹介してきました。
ここまで書いた内容は今回紹介するクラウドワークスで実際に私が確認した案件が多いです。
クラウドワークス自体既に有名なので名前だけ知っている人も多いかもしれません。
クラウド上での仕事が気になる人はとりあえず無料で登録して案件を見てみると実際に出来そうな案件があるかどうか分かります。
実際に本格的に副業をするとなると確定申告など税金も考える必要がありますが、年間20万円もしくは赤字で20万円を下回っていれば確定申告は不要です。
もし副業を始めようと思っているのであれば、税金面より先にまず仕事があるかどうかを確認してから考えた方が、先に不安を抱えて何も出来ない時間を効率的に使えます。
実際に登録して案件を見てみると、思っている以上に様々な案件があります。
私は主にツール開発系で半日作業なら5万円程度で想定してみています。
システムエンジニアであれば技術力を活かして様々な仕事をすることが出来るので、副業を考えている人はまずは案件を見て考えてみてはいかがでしょうか。