ASMCAを使用したディスクグループの作成手順

Grid Infrastractureのインストール完了後に、データベースをインストールする前にASMCAを使ってディスクグループを作成していきます。

コマンドラインでも作成可能ですが、ASMCAを使うと簡単に設定が出来ます。

作成したディスクグループは、後程リバランスなどの動作検証に使ってみたいと思います。

今回はFLEXで20GBの仮想ディスク4本を使っていきます。

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ASMCAを使用したディスクグループ作成手順

最初にコマンドラインからasmcaを実行します。

gridユーザへスイッチして実行します。

環境変数でパスを通しておくと楽ですね。

[grid@node01 ~]$ 
[grid@node01 ~]$ asmca
[grid@node01 ~]$ 

コマンドが正常に実行できる以下のようにアシスタントが起動します。

左のペインからディスクグループを展開していきます。

Grid Infrastractureのインストール時に作成したDATA01ディスクグループが見えています。

ここで作成ボタンをクリックします。

事前に作成して、2ノードに共有ディスクとして追加しておいたディスク4本が見えています。

見えてこない場合は、パーティションを切っているか、権限設定が合っているか確認しましょう。

必要なディスクにチェックを入れて、OKをクリックします。

作成は1分程度で完了します。

ちなみに、I/O性能が悪い検証環境だとデータベースをインストールした後に重くなるので注意しましょう。

作成が完了すると、ディスクグループの一覧に表示されます。

今回は、冗長性FLEXで構成しました。

これで作業は完了です。

コマンドラインで扱えるのは技術者として良い事ですが、この程度はGUIの方が早かったります。(人によって)

終了をクリックして、ポップアップが出たら【はい】を押すとアシスタントを終了できます。

最後にコマンドラインで確認していきます。

[grid@node01 ~]$ 
[grid@node01 ~]$  asmcmd -p
[grid@node01 ~]$ 
ASMCMD [+] > lsdg
State    Type    Rebal  Sector  Logical_Sector  Block       AU  Total_MB  Free_MB  Req_mir_free_MB  Usable_file_MB  Offline_disks  Voting_files  Name
MOUNTED  NORMAL  N         512             512   4096  4194304    122868    54480            40956            6762              0             Y  DATA01/
MOUNTED  FLEX    N         512             512   4096  4194304     81904    72408                0               0              0             N  FLEX01/
ASMCMD [+] > 
ASMCMD [+] > ls
DATA01/
FLEX01/
ASMCMD [+] > 

問題なくディスクグループが作成されていますね。

時間があるときにディスクグループの構成変更の確認やリバランスの動作のチェックなどしていければと思います。

また、Flex Clusterでメリットになりそうな、ASMインスタンスのみを構成して、従来のASMインスタンス停止による障害の発生などを確認していきたいと思います。

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