VMware ESX 6.5上で共有ディスク作成の注意点[LookupAndOpen[file]]

VMware vSphere ESXi 6.5上で共有ディスクを作成した際にハマった点について書いていきます。
目的としては、Oracle RAC用のディスクを作成して追加しましたが、エラーで片方のノードが起動できず。
以下で解決しました。

マルチライターの共有

SCSIコントローラは新規で追加し、共有を【物理】に設定。
ディスクモードは【独立型:通常】。
VMDKファイルは当然、シックプロビジョニングで作成しています。

ここまでは他のサイトと一緒です。

しかし、その下の項目【共有】を【マルチライターの共有】を指定するまで書いていない事が多いです。
Oracle RACではASMディスクとして同時に書き込みが発生するため、この設定が必要です。
複数ノードを構成する場合は、すべてのノードでこの設定を忘れずに実施しましょう。

実施しない場合は、LockAndOpen[file]エラーで仮想マシンの起動に失敗します。
起動後の確認は以下の通り。

[root@node01 ~]# lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 40G 0 disk
├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot
└─sda2 8:2 0 39.5G 0 part
├─ol-root 251:0 0 32G 0 lvm /
└─ol-swap 251:1 0 7.5G 0 lvm [SWAP]
sdb 8:16 0 40G 0 disk
└─sdb1 8:17 0 40G 0 part
sdc 8:32 0 40G 0 disk
└─sdc1 8:33 0 40G 0 part
sdd 8:48 0 20G 0 disk
└─sdd1 8:49 0 20G 0 part
sde 8:64 0 20G 0 disk
└─sde1 8:65 0 20G 0 part
sdf 8:80 0 20G 0 disk
└─sdf1 8:81 0 20G 0 part
sdg 8:96 0 20G 0 disk
└─sdg1 8:97 0 20G 0 part
sr0 11:0 1 1024M 0 rom
[root@node01 ~]#
[root@node02 ~]# lsblk
NAME        MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda           8:0    0   40G  0 disk 
├─sda1        8:1    0  512M  0 part /boot
└─sda2        8:2    0 39.5G  0 part 
  ├─ol-root 251:0    0   32G  0 lvm  /
  └─ol-swap 251:1    0  7.5G  0 lvm  [SWAP]
sdb           8:16   0   40G  0 disk 
└─sdb1        8:17   0   40G  0 part 
sdc           8:32   0   40G  0 disk 
└─sdc1        8:33   0   40G  0 part 
sdd           8:48   0   20G  0 disk 
└─sdd1        8:49   0   20G  0 part 
sde           8:64   0   20G  0 disk 
└─sde1        8:65   0   20G  0 part 
sdf           8:80   0   20G  0 disk 
└─sdf1        8:81   0   20G  0 part 
sdg           8:96   0   20G  0 disk 
└─sdg1        8:97   0   20G  0 part 
sr0          11:0    1 1024M  0 rom  
[root@node02 ~]# 

上記の通り、両ノードで起動後にディスクとパーティションが等しく見えています。
後は、パーミッションやオーナーを確認して、両方から正常に書き込みが出来ように確認していきましょう。

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